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減農薬「コウノトリ米」稲刈り 若狭・小学生ら

老人クラブのメンバーと協力して稲を刈る児童たち=若狭町三田で

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 若狭町鳥羽小学校の五年生二十一人が十日、学校近くの同町三田の学校田で、減農薬で栽培するコシヒカリ「コウノトリ米」を収穫した。

 八年ほど前、同校周辺にコウノトリが飛来したことをきっかけに、コウノトリの餌となるドジョウやタニシなどが生息できる、環境に優しい米作りを開始。コウノトリは五年ほど前から飛来しなくなってしまったが、呼び戻そうと作り続けている。

 五月に苗を植えた児童たちは、地元の老人クラブの二十一人から鎌の持ち方などを教わって、泥だらけになりながら稲を刈った。収穫した約百キロの米は給食用に使うほか、十月の町のイベントで販売する予定。

 市川陽太君(11)は「泥で歩きにくかったけど、稲が切れた時は気持ち良かった」と話した。

 (高野正憲)

 

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