吉川真布
政府は10日、竹島と尖閣諸島を日本が実効支配してきたことを示す資料などを報告書にまとめ公表した。2014年度から国内外で集めた資料をホームページなどで発信しており、5回目となる今回は、竹島で6点、尖閣で8点の資料を新たに示した。
竹島では1951年に調印されたサンフランシスコ平和条約の草案作成段階で、オーストラリアからの質問に対し、米国が「竹島はすべて古くから日本と認識されており、日本によって保持されるであろうと考えられる」と記した豪州外務省作成の文書を公表した。
尖閣では、太平洋戦争中の44年11月に米海軍が作成した地名集で「魚釣島」などが明記され、沖縄本島とともに太枠で囲まれている地図があり、米国が尖閣を沖縄の一部と認識していたことを示すものだとしている。報告書は、国の展示施設「領土・主権展示館」(東京都千代田区)でも配布されている。(吉川真布)
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