Food / 2019.07.06
text : Mami Moroi / photo : Tomoyoshi Oshiyama / styling&coordinate : Yumiko Yoshinuma
二十四節気に応じた旬の食材を使った、簡単にできる料理を紹介するこのシリーズ。今回は「小暑」。だんだんと暑さが本格的になってくる、という意が込められていて、今年はちょうど7月7日の七夕から始まります。この時期にいただきたいのが、するめいか。日本近海を1年中回遊していますが、漁獲量が上がる夏が旬とされ、特にこの季節の獲れるものは「夏いか」とも呼ばれ、こぶりでやわらかいのが特徴です。比較的淡白でさっぱりとした旨みと甘みのある味わいは、食欲が落ちてくるこの時期でも食べやすく、夏野菜との相性も抜群。今回は、しょうがとねぎの香りをまとわせた、さらに食欲を刺激するひと皿をご紹介します。
するめいか…小4~5杯(400~500g)
きゅうり…1本
長ねぎ…1本
しょうがのみじん切り…小さじ1(5g)
ごま油…大さじ2
A
鶏がらスープの素…小さじ1
酒…大さじ3
塩…小さじ1/4
片栗粉…小さじ1/3
黒こしょう…適量
①いかは内臓と軟骨を取り除き、開いて皮をむいて食べやすい大きさに切る。熱湯にサッとくぐらせて湯引きし、水けをきる。
表面に斜め格子に切り込みを入れる「松笠切り」にすると、食感よく、見栄えよく仕上がります。
②長ねぎは斜め薄切りにする。きゅうりは食べやすい大きさに切り、塩少々(分量外)をふって軽くもみ、水けをふきとる。
水っぽくならないように、きゅうりの水けをペーパーでよくふいておきます。
③フライパンにごま油を中火で熱し、しょうがと長ねぎを炒める。香りが立ったら②のきゅうりを加えて軽く炒め、①のいかと混ぜ合わせたAを加え、とろみが出るまで炒める。
日本近海に生息する130種以上のいかのなかでも、全国的に親しみがあるするめいか。諸説ありますが、墨を吐き、群れをなすことから「スミムレ」と呼ばれ、それが変化して「スルメ」となったといわれています。特筆すべき栄養成分は、栄養ドリンクでもおなじみのタウリン、そして亜鉛。高タンパクで低脂肪なのもうれしいところです。購入する時には、表皮が褐色で全体的に透明感があるもの、目が黒くて輝きがあるものを選びましょう。
教えてくれたのは...
吉沼弓美子さん
プロフィール:フードコーディネーター・管理栄養士。企業で管理栄養士を務めたのち、イタリア・ボローニャのシミリ料理学校にて、イタリア家庭料理を学ぶ。帰国後、料理研究家のアシスタントを経て、2005年独立。幅広いメディアで活躍中。イタリア料理教室Cucina del Cielo主宰
夏は、涼し気な印象のブルー系のお皿を使うと、爽やかなテーブルが演出できます。トーンの違う取り皿などを組み合わせ、全体的にメリハリをつけるのもポイントです。
やわらかくて甘みのあるいかに瑞々しいきゅうりを合わせた、旬の魅力が詰まったひと皿。おかずはもちろん、ビールや白ワインにもよく合います。自宅でいかの下処理をするのは大変、という場合は、スーパーの鮮魚売場にお願いする手も。この夏の定番にいかがですか?
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