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客のカード情報 書き写し・・・ ステーキ店の店員逮捕

　東京・千代田区のステーキ店の店員の男が会計の際に書き写した客のクレジットカード情報を不正に利用し、タクシー料金を支払ったとして警視庁に逮捕されました。

　詐欺などの疑いで逮捕されたのは、フィリピン国籍のトレンティーノ・ニッコ容疑者（２４）です。トレンティーノ容疑者は去年８月、アルバイトをしていた東京・千代田区のステーキ店で会計の際に書き写した客の男性（４７）のクレジットカード情報をタクシー配車アプリに登録し、タクシー料金１２１０円を支払った疑いが持たれています。

　警視庁によりますと、トレンティーノ容疑者は去年３月から今年２月までの間、勤めていた飲食店で客のカード情報の不正入手を繰り返し、高級ホテルの宿泊代金やタクシー料金など９５０万円相当の支払いに使っていたとみられています。取り調べに対し、「客のクレジットカード情報をメモしていたことに間違いない」と容疑を認めているということです。