【首都スポ】[大学ラグビー]立正大が単独初V 大学女子7人制交流大会、ルーキー大谷が大暴れ2019年9月10日 紙面から
W杯開幕直前、ラグビーは女子も熱い! 第6回大学女子7人制交流大会が7~8日の2日間、W杯日本大会の開催地のひとつ、埼玉県熊谷市の立正大グラウンドで、全国11チームが参加して行われ、立正大が決勝で昨季覇者の日体大を26-17で破り優勝した。立正大は2014、16年度に東学大との合同チームで優勝を飾っているが、単独チームでは初優勝。MVPは、準決勝と決勝で連続ハットトリックを達成した立正大のルーキー、大谷芽生(めい、1年・石見智翠館)が獲得した。 (文・写真=大友信彦) 台風接近による厳しい残暑の中で行われた大会で、立正大を単独初優勝に導いたのはルーキーの爆走だった。 初日の1次リーグ2試合を計100得点で連勝した立正大は最終日、準決勝で流通経大グレースと対戦。太陽生命シリーズでもほぼ大学生のみで戦う強敵に対し、1年生FW大谷が開始1分に右隅に先制トライを挙げると、3分後にはSO古田主将とクロスして連続トライ。さらに後半3分にも右サイドを豪快に走りきり、チームの3トライ全てを決める活躍で19-0の勝利に貢献すると、昨季覇者・日体大との決勝でも再び爆発。前半2分、昨季のMVPだった日体大の高崎をハンドオフして先制トライを挙げると、同6分にはFW西村のキックを追ってゴール下にトライ決め、1分後に3本目のトライ。準決勝に続く2戦連続ハットトリックで立正大を優勝に導き、見事MVPも獲得した。 「暑かったけど、私たちはいつも暑い熊谷で練習して慣れてた分、有利だったかも」とヒロインは笑った。4月の入学以来、太陽生命シリーズで活躍する上級生を横目にひたすら体作りに励んだというが、そのおかげで「スピードも上がったと言われます」。50メートルのベストは6秒5だったが、6秒台前半に突入している可能性も大だ。 目標はずばり五輪出場だ。「正直、来年の東京は厳しいかな。2024年のパリを目指して頑張ります」。本来はWTBだが、この大会ではFWで活躍したことも武器になりそう。マルチな才能の豪脚娘が熊谷から世界を目指す。 ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。
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