【ロンドン原田公樹】欧州選手権予選J組で8日のアルメニア戦に2―4で敗れ、本戦への出場権獲得が絶望的になった、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のロベルト・プロシネツキ監督(50)が試合後「辞める。就任したときは本戦に出場できると信じていたんだが…」と険しい表情で自ら辞任を発表した。試合直後の辞意表明は極めて異例。
同国はイタリアやギリシャと同組で現時点で2勝1分け3敗の同組4位。残り4戦ながら2戦合計で同3位のアルメニアにも及ばず、3位でのプレーオフ進出も難しい状況となっている。
同監督は現役時代、クロアチア・ザグレブでFW三浦知(横浜FC)らとプレー。ポーツマス(イングランド)ではGK川口の同僚だった。
クロアチア代表では1998年W杯フランス大会1次リーグで日本と対戦し、同国の躍進(3位)に貢献した。愛煙家でも知られ、ユニークな発言などでメディアからも注目された。昨年1月から同国を率いていた。