ヤクルトは投壊でクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全消滅した。先発のブキャナンが3イニングを5安打3失点で降板。その後も4投手が失点を重ねた。12球団最速でCS進出がなくなり、小川監督は「それは残念というだけ」とポツリ。言葉少なに悔しさをにじませた。
交流戦前にはリーグワーストタイ記録となる16連敗。昨季のリーグ2位を上回る躍進を目指したシーズンは序盤から迷走を続けた。最下位に低迷する今季を象徴するようなちぐはぐな展開で巨人戦のシーズン負け越しも決定。カード勝ち越しの可能性が残っているのは、11勝12敗で2試合を残す中日戦だけとなった。(小林良二)