楽天は大幅な打線組み替えがピタリとはまった。スタメン中5人が今季初めての打順。その一人、1番に座った島内が3、4回と好機で2打席連続適時打を放った。平石監督は「流れを変えたかったので、コーチと話し合って思い切って変えた。島内は見事な働き」と、久々に晴れやかな顔。連敗を4で止め、勝率を5割に戻した。
開幕戦を4番で迎えた島内。その後は2~7番までさまざまな打順を担ってきた。「2番から見ていったら名前がなくて、『今日は出ないのか』と気を抜いてたら、(試合直前メンバー発表の)ビジョンで気付いてすごいびっくり。1番は茂木と思ってるから」。冗談のようなおトボケぶり。
試合に入ると、3回は2死三塁から右前打、4回は2死満塁で左中間二塁打。8月に月間最多安打の球団記録を更新した好調さで、連敗の暗雲からチームを救った。(竹村和佳子)