市長あいさつ

公開日 2019年3月4日

更新日 2019年8月5日

ごあいさつ  臼杵市長 中野 五郎

住み心地一番のまち・臼杵市をめざして

臼杵市は平成17年1月に発足しました。私は平成21年に市長に就任し、これまで2期8年間、市政に携わり、1期目は、自主的に選択した合併を他に負けない合併に仕上げるため、「希望・安心・活力の笑顔でゆきかうふるさとづくり」に全力投球し、平成25年1月からの2期目は、時代の潮流すなわち「人口減少下の少子高齢化」、「成長社会から成熟社会」、「中央集権から地方分権」という3つの波を乗り越えるため、「新時代の5つの基盤づくり」を柱に「市民力で心のかよいあう安心社会」の実現に向けて、各施策に全力で取り組み、一歩一歩着実に実行してきました。

この間、合併10周年の記念すべき年を市民皆さまの融和の中で迎えることができました。また、臼杵の将来像を定めた「第2次総合計画」と、「臼杵市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を先駆けて策定し、少子化対策や移住定住対策に力を注いできました。

先行き不透明で時代の変化が激しく、人口減少時代にありながら、市民目線、市民に寄り添う姿勢で、時代の変化にも臨機応変に対応しながら、新しいことにも積極的にチャレンジし、市民との協働により各種事業を展開してきた結果、市民一人ひとりが「自らの手で、自らのまちを元気にしよう」とする機運の高まりも実感でき、様々な分野で成果を上げることができたと考えております。

人口減少は放置すれば社会の活力を弱め、生活基盤を揺るがせる大問題であり、この問題に全力で立ち向かうことが求められています。
これまでの2期8年間の実績・成果をしっかり踏まえ拡充しつつ、3期目は、豊かなふるさと臼杵の将来のために、脈々と息づく歴史や文化、風土や暮らしを大切にするとともに、臼杵を「住み心地一番のまち」にするため総力を挙げて取り組み、「人口の社会増」を実現することが、何より必要だと考えています。そのためには臼杵の総合力が問われます。官民協働が不可欠で、様々な分野やハード・ソフト両面を連携した取組みを進め、「チーム臼杵」で立ち向かう決意です。

私は、未来へ向けて「うすき創生」のため、次の6項目を「住み心地一番のまちづくり」として掲げ、市政を推進します。

「うすき創生・住み心地一番のまちづくり」

1.少子化対策~安心して子どもを産み、子育てできる環境づくり~

若い世代が、臼杵に住みたい、臼杵で結婚したい、臼杵で子どもを産みたい、臼杵で子どもを育てたいと思えるよう、結婚・妊娠・出産できる環境整備や子育て環境を整えます。また、適齢期の若者が臼杵で結婚し、家族で安心して住んでもらえるよう婚活と相談支援策を強化します。
子どもたちが、希望する高校に進学できるよう「基礎学力」の向上に力を注ぎます。また、10年後を見据えた教育のあり方を検討する「教育長期ビジョン策定委員会(仮称)」を設置します。

2.産業の促進~うすきの資源を活かした産業振興

既存商工業の振興はもとより、臼杵の宝を活かした新たな産業の育成を進めます。これまで進めてきた有機の里づくり、海のほんまもん、うすきブランド開発が6次産業として育つ施策を強化します。
観光が、「業(なりわい)となるためには、城下町である市街中心部が観光の核となり、全市的に広がる仕組みをつくる必要があるため、中心部の観光化対策に注力していきます。野津地域は、野津庁舎の整備に併せ中心部のにぎわい創出が図れるよう取り組みます。
企業誘致を推進し、いつでも対応できるよう「小郡の森」の整備を進めます。
産業振興により、若者を中心とした雇用の場を拡大します。

3.移住・定住の促進~住みよさを発信し「うすき暮らし」を促進~

自然、文化、風土、食、どれをとっても、現在住んでいる市民、特に若い世代が結婚後も住み続けたいと実感するまちづくりを進めます。これにより、移住、UIJターンを考える人々が、「日本の心のふるさと」を実感し、臼杵に住みたいと思える施策に取り組みます。
空き家対策をさらに強化し、中古住宅活用の新たな施策を検討します。また、若者世代のための住宅確保を促進します。

4.防災拠点となる市庁舎の整備

臼杵庁舎のあり方を検討し、抜本対策に取り組みます。野津庁舎旧館を取り壊し、新館を中心にコンパクトに整備します。

5.将来のまちづくりの基盤となる道路網整備の取組み

10年先を見据え、産業振興、交流人口拡大のための基盤となる道路整備に取り組みます。

  • 東九州自動車道(大分以南)の4車線化
  • 防災道路を兼ねた南部環状線の検討
  • 幹線道路臼杵停車場線の拡幅整備
  • 下ノ江港線の計画化

6.未来につなげる「夢」構想に着手

  • 臼杵の史料を「世界記憶遺産」に登録
    今、世界が注目する「マレガ史料」と「臼杵藩政史料」を活かして、日本のキリシタン史を解明し、世界に発信します。
  • 「祈りの回廊(仮称)」構想
    キリシタン大名大友宗麟の風情を残す城下町と仏教文化を代表する国宝臼杵石仏、日本で唯一完全な形で残る下藤キリシタン墓地を「祈り」をキーワードに国内外に発信し、交流人口の拡大に努めます。

平成29年1月                   
臼杵市長 中野 五郎

臼杵庁舎に関する基本的な方針(平成30年6月)

重要案件となっていた「臼杵庁舎」について、これまで各方面からいただいた様々なご意見、ご提言を踏まえ、私の基本的な「方針」を平成30年6月定例市議会において表明しましたので、ホームページ上でもお知らせいたします。

市長表明(臼杵庁舎の方針)[PDF:351KB]

市長プロフィール

  • 中野 五郎(なかの ごろう)臼杵市長

略 歴

  • 昭和21年5月 臼杵市下ノ江に生まれる
  • 昭和48年3月 九州大学大学院修士課程修了
  • 昭和49年3月 旧野津町役場採用
  • 平成13年4月 旧野津町町長
  • 平成17年3月 臼杵市助役(副市長)
  • 平成21年1月 臼杵市長(初)
  • 平成25年1月 臼杵市長(2期)
  • 平成29年1月 臼杵市長(3期)

趣味

  • 読書(好きな作家:藤沢周平)
  • ウォーキング

座右の銘

「燈々無尽」(とうとうむじん)

「私たちの命は1本のろうそくに例えることができます。1本のろうそくの火は燃え尽きてすぐに消えてしまいますが、燃え尽きる前に1つでも2つでも次々に灯りをつけて、懸命に生きた証を周囲に伝え残していくことができれば、尽きることなく何千、何万の明かりとなり、それは永々と時代を超えて灯し続けることができる」という意味です。

施政方針

平成31年度施政方針及び予算編成方針[PDF:1.92MB]

臼杵市および臼杵市長交際費を公開します

目的

臼杵市では、公正で透明性のある市政の発展を目的に市および市長交際費の支出状況を公開します。

交際費とは

市長などが市を代表して対外的に活動する時に、市政を円滑に運営するために支払う経費です。

公表する内容

平成24年4月1日以降に支出した経費について、支出日、件名、区分、金額を公表します。

公表方法

1ヵ月単位で集計し、翌月に情報を更新します。

支出状況

お問合せ

秘書・総合政策課

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  • 臼杵市役所臼杵庁舎TEL:0972-63-1111(代表)
  • 臼杵市役所野津庁舎TEL:0974-32-2220(代表)

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