歌手の吉川晃司(54)が8日、千葉・幕張メッセでデビュー35周年ツアーのファイナル公演を行い、1万2000人のファンをパワフルな歌で熱狂させた。
1984年デビュー。2月の日本武道館公演からスタートした今回のツアーは、全国18会場を回り全19公演で合わせて6万5000人を動員した。ステージはデビュー曲の「モニカ」をはじめ、35年の軌跡を振り返る、新旧代表曲で構成した。高い位置にあるシンバルを右脚で蹴り上げる、おなじみの“シンバルキック”も健在。衰え知らずのパフォーマンスで集大成のステージを盛り上げた。
台風15号が迫る中でのライブ。吉川は「とうとうツアーもファイナルの日がやってきてしまいました。台風なんざ、寄せ付けません! 台風あっち行け!と念力も出してきましたから!」などと呼び掛け、ファンの興奮をあおった。来年5月から全国ツアーを行うことも発表した。