プロレスラーの蝶野正洋(55)が8日、埼玉・イオンモール川口前川で、自ら企画・発案した書籍「防災減災119」(主婦の友社)のPRイベントに出席。親子で学ぶAED(自動体外式除細動器)講座に参加した。
リングで闘った仲間の死を通じ、救急救命や地域防災を広める活動を展開中の蝶野。この日は、救急隊員によるAEDの使い方を来場した多数の親子連れと見学した。
さらに蝶野ファンのお父さんをはじめその家族に向けて、「旦那さんが倒れたら奥さん、お母さんはどうしたらいいか…」と女性に受講を呼び掛ける一幕も。ただ、妻のマルティナさんは救急救命の講習を受けてくれないそうで、「(自分の)呼吸が止まっても死亡確認するまで待たれるかも」とブラックジョークで笑わせた。
また、書籍については「防災のノウハウが載ってる。ハウツーもので面白くなってる」と手応え十分。熱心な社会貢献活動に取材陣から政界進出の予定を問われると「ないです」と照れ笑いして否定した。