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【芸能・社会】

「なつぞら」「かぐや様」の次はドラマ初主演!まさに「波に乗る」池間夏海 「シーサーも振り向く美少女」

2019年9月9日 17時44分

ドラマ「ひなたの佐和ちゃん、波に乗る!」に出演する池間夏海

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 沖縄出身で女優の池間夏海(17)がNHK BSプレミアムのドラマ「ひなたの佐和ちゃん、波に乗る」(11日、午後10時)で同局のドラマ初主演を果たす。宮崎の海でサーフィンにも初挑戦。公開中の映画「かぐや様は告らせたい」(河合勇人監督)にも出演するなど、“波”に乗る注目の若手女優が目指す今と未来とは―。(占部哲也)

 ショートカットから滴が垂れた。日本有数のサーフスポット日向市で波に乗った。今年4月から~5月まで、「今まで一番長かった」という撮影期間だが、沖縄出身の17歳は自宅が恋しくならなかったという。

 「沖縄と気候が似ていて癒やされた。海は大好き。居心地がよかった」

 白い歯がこぼれる。池間が演じるのは進路、人生の選択に悩み、向き合う高3の女子高生の佐和。サーフィンは初体験だったが、1日目で立てるまでに。すぐにハマったが、マネジャーから「肌が焼けるので」と禁止令が出たという。約1カ月半のロケは濃密だった。

 「漁師のおじさんがフレンドリーで、大人とお話をするのが楽しくなった。『(役名の)佐和ちゃん、元気、大丈夫』とか声を掛けてもらって。お魚の話も聞きました。きびなごのお刺し身がおいしかった」

 人の温かさに触れ、成長した。今夏、沖縄に帰省した時に変化を感じた。「(しっかり者の)佐和ちゃんに影響されたのかな。夏休み中ずっとゲームをやっている弟に注意したり、お母さんが仕事に行っている間に片付けをしたり。洗濯機を何回も回しました。実家に帰ってきてるのに何やってるんだろって」。少しはにかんだ。

 ドラマでは軽音部に所属し、歌も披露する。地元の男子高校生と一緒に練習も積んだ。「今までできなかった部活動に参加しているみたいで楽しかった。小学生の頃はフェアリーズさんのダンスをまねたり、HYさんの曲を歌ったりしてましたね」。目に宿る光は輝きを増した。

 17歳。青春真っただ中。CM、ドラマ、映画、グラビアと活躍の幅を広げている。NHK連続テレビ小説「なつぞら」にも出演した。澄んだ目が見据える目標は―。

 「広瀬すずさん。どの作品も全部違う人に見える。ふとしたときの目とか。いいな~って。私も人に響くようなお芝居をしたい。『この役池間じゃないとできない』というオファーが来る女優さんになりたい。遠い夢ですけど、経験を積んでNHK朝ドラのヒロインを務めたい」

 令和元年に波に乗り始めた。ビッグウェーブをつかめるか。「シーサーも振り向くほどの美少女」がお茶の間を振り向かせる日も遠くはないかもしれない。

 ◆池間夏海(いけま・なつみ) 2002(平成14)年7月10日生まれ、沖縄県出身。ご当地アイドル「ロリポップ」で活動し、13年に日本テレビ系のドラマ「斉藤さん2」に子役で出演。「シーサーも振り向くほどの美少女」と話題となる。中学卒業後の18年に上京し、若手登竜門の資生堂「シーブリーズ」のCMに起用される。昨年12月公開の映画「ニセコイ」で本格女優デビュー。身長162センチ。血液型はB。 

 

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