落語家の桂文珍(70)が9日、東京のよみうり大手町ホールで記者会見を開き、芸歴50周年を記念して国立劇場で来年2月28日から20日間の独演会を行うことを正式に発表した。
大劇場で計3万2千人を動員予定で、新作や古典落語など40演目を披露。兄弟子の桂文枝(76)ら総勢20人の豪華ゲストも出演する。文珍は「2020年は東京オリンピック・パラリンピックの年なので、おしゃべりのアスリートとして話芸を楽しんでいただきたい」と意気込んだ。
注目は千秋楽の3月24日に披露する新作「スマホでイタコ」。文珍は「スマホであの世とつながる話で、文枝や米朝、春団治ら4人の師匠があの世でジャニーさんに出会い、グループを組まされレッスンに励む」と見どころを紹介。所属する吉本興業の闇営業問題もネタにしていることを明かし「アプリで反社の人に会うと警報が鳴る」と笑わせた。