与田竜が、2カード連続の“強いものいじめ”で6連勝だ。中日は首位・巨人に3連勝した勢いそのままに、2位DeNAにも本拠地で3タテに成功。先発・大野雄が完投こそ逃したが9回途中2失点の好投で8勝目を飾れば、打線も4回に京田の好走塁で先取点を奪うと、その後も効果的に追加点を重ねた。
与田監督は「大野雄はブルペンの段階から投球フォームが非常に良く、力みが少ない。ボールが高めに浮かないというか、低めの制球が非常に良かった」とまずは先発左腕を絶賛。6連勝には「巨人戦が地方でのゲームだったし、かなり移動が大変だった。そういう意味では、うまく選手を起用することができた」と胸を張った。
これで60勝に到達し、借金は5。4位の阪神に0・5差に肉薄し、クライマックスシリーズ(CS)圏内の3位・広島を4ゲーム差で追う。「また広島から戦いが始まる。勝つだけ。それだけです」と指揮官。残り16試合、10日からの敵地に乗り込む広島3連戦が大逆転でのCS進出へ向け、最大のヤマ場となりそうだ。