福田６試合連続安打＆打点　「春先できなかったことが今はできている」

　やや内寄りの甘めの真っすぐを、イメージ通りはじき返した。１点リードの６回１死一、二塁。追加点が早く欲しい局面だった。好調な福田が、二塁手の頭を越える右中間への２点適時二塁打で期待に応えた。「追い込まれていたので、変化球を意識しながら、真っすぐを近いポイントで打てた。最低限、あそこ（右中間）に打つイメージだった」。価値ある一打にうなずいた選手会長。これで６試合連続安打＆打点と、勢いは全く衰えない。

　４回には無死三塁で一邪飛を打ち上げた。京田が好走塁で生還し打点こそ付いたが、「あれは京田の打点。僕は打ち取られた。今度は（走者を）返さないといけないと思いました」と反省。その悔しさを胸に次の打席で結果を出した。７月３１日に１軍再昇格してから、前半戦とは別人のような活躍だ。「ここ数年はできていたけど、去年が後ろすぎたので」。昨年は右脚側に体重を残したままスイングしていたフォームを、投手方向へ体重移動する中で振るように変更。見た限りでは大きな変化はないが「僕の中では１８０度、変えた」と言う。