中日の逆転ＣＳは夢じゃない　１１年３位・西武のケースは…

　今年の中日は８月終了時点で３位と６ゲーム差の５位。同じように８月まで低迷しながら逆転でクライマックスシリーズ（ＣＳ）への進出を決めたのが、２０１１年の西武だ。今年の中日と同じように３位と６ゲーム差で順位は最下位だった西武は、９月に１０連勝をマークするなど勝ち続け、最終的にオリックスと勝率１毛差で３位に入った。９月以降は４０試合で２６勝１０敗４分けの貯金１６。先発陣は西口、菊池、帆足、岸らが勝ち星を量産。打者では中村が１４本塁打を放っていた。

　ただ、１１年は東日本大震災の影響で開幕が遅れ、レギュラーシーズンは１０月中旬まで行われていた。今年の中日の８月終了時点の残り試合数は２３。現時点での９月の成績は６勝１敗の貯金５。いずれにしても、連勝街道を続けるしかない。