【ドラニュース】心のイケメン中日・柳が愛知県出身の一般女性と結婚 108本のバラで直球プロポーズ2019年9月10日 2時0分
中日の柳裕也投手(25)が9日、結婚したことを明かした。お相手は愛知県出身の一般女性(22)。8月20日に名古屋市の区役所に婚姻届を提出した。自身初の2桁勝利を挙げ、生涯の伴侶を得た右腕。逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出をかけ、10日から広島戦(マツダスタジアム)、阪神戦(ナゴヤドーム)と続くサバイバルマッチでも頼りになる。 出会いは1年半前飛躍の右腕が運命の糸をたぐり寄せた。今季チーム最多の10勝を挙げている柳の飛躍は、愛妻が支えていた。逆転CSを懸けたサバイバルが、いよいよ始まる。奇跡には欠かせない柳が、内助の功を力に、最後まで走り抜ける。 次の登板は、13日からの阪神2連戦(ナゴヤドーム)になる見通しとなっている。10日から4ゲーム差で3位の広島との3連戦でゲーム差を縮めることができれば、右腕にかかる期待はさらに大きくなっている。 「チームの調子もいいし僕もこの勢いに乗っていけるように頑張ります。シーズンも残り少ないので、全部勝たせられるようにしたいです」 妻との出会いは1年半前。知人の紹介で顔を合わせた時から柳の方が一目ぼれ。しだいに人柄にもひかれて交際へと発展した。食事や共通の趣味の映画観賞を重ねるうちに、「この人を一生大切にしていきたい」と結婚を意識し始めていた。 昨年11月に選手寮「昇竜館」を退寮。開幕直前の3月から一緒に暮らし始めた。夫をサポートするために栄養関係の資格を取得。食卓にはいつもバランスを考慮して豊富な品数の料理が並ぶ。 「1人ではご飯とか掃除とか、家のことは手は回らなくて…。本当に助けられてます」 プロポーズは「九州男児」らしい男前なシチュエーションだ。今年5月、ビシッと決めた服装でまずは名古屋市内のホテルの高級レストランでディナー。自宅に帰ってきたところで「結婚してください」との意味がある108本の真っ赤なバラの花束を手渡し、手紙を読み上げた。最後に「僕と結婚してください」とど直球を投げ込むと、彼女の目から流れた涙が「OK」のサインだった。 婚姻届を提出した8月20日は2人にとって特別な日。小6の時に交通事故で亡くなった父・博美さんの命日であり、妻の父の誕生日でもある。「本当に奇跡的」という運命の巡り合わせ。妻の家族は初対面の時から実の家族のように温かく迎え入れてくれた。 大学時代は明大、大学日本代表で主将を務めた誰もが認めるしっかり者。それでも「妻はしっかりしていて、支えてもらっているという感じです」と家庭では3歳年下の妻の献身的な支えに助けられている。 登板日は一緒に氏神様参り今季から始めた「氏神様参り」。登板日、球場入りする前には欠かさず自宅近くの神社に参拝している。神前で手を合わせる柳の隣にはいつも妻の姿があった。 自身初のシーズン10勝を挙げた7日のDeNA戦。“勝利の女神”はナゴヤドームで声援を送っていた。「一緒に住み始めた時からしっかり支えてもらってます。これからも毎年2桁勝てる投手を目指します」と、節目を迎え、さらに気合が入る。妻と迎える初めての秋に、クライマックスシリーズのマウンドが待っている。(谷大平)
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