先週は、抗がん剤の休薬日。
昨日、きちんと採血もしておいたし、
今日は、ちょっと余裕をもって行こう。
早めに家を出た。
西馬込の駅に着くと、駅員がスピーカーで
「泉岳寺~三田間でトラブルで全線運転見合わせです。定期券のある方は、見せてください。
五反田まで東急 バス の振替券渡します」
えっ!!
わたしは、定期券ではない。
都営都バス無料券を使っている。
駅員に見せると「これはダメです」
あっさり、却下(泣)
以前、都営浅草線、運転見合わせの時は、
はじめから池上線の洗足池から五反田まで行き、
東急の改札口でもJRの改札口でも
この都営 パスで振替えしてくれたのに。
もう、ひたすら五反田まで歩いた!
1時間かかったし。
今、走れないからなぁ。
五反田で、JRの改札口で都営パスを見せたら
振替えOKだったし!
山手線で田町(三田)まで。
三田線で御成門。
病院着は8時35分。
予約時間に5分遅刻。
三田線に乗る前に、病院には電話を入れておいた。
腫瘍内科の受付で検温、血圧測定、問診票記入。
駅の階段を駆け上り(気持ちだけ)、病院まで
走ってきたから、血圧は150オーバーだし、
脈拍数は135 

空欄だったN先生の欄にすぐにわたしの番号が
表示され、息も整わないのに診察室に走る。
入って、先生の前に座るなり、今朝のいきさつを
話す。
五反田まで歩いた、と言ったら、先生、笑うし。
いつものように「体調はどうかな?」
「風邪は治ったかな?」
息の粗いわたしに「あれ、まだ、呼吸苦しい?」
「だって、駅の階段
」
「あー、長いよね」
「病人は、途中で死んじゃいますよ~」
気になっていた副作用のことを聞いてみた。
「パクリタキセルで副作用がある、って声を
聞きました」
本当は数人の方々のblogを読んだんだけど。
「わたし、気持ち悪いとか起きられないとか
そういうの、何もないんですけど
それって、効いてないんですか?」
先生「効いてないってことは、ないよ~」
「パクリタキセルはね、あまり気持ち悪くとか
吐き気とかないのよ」
「主な副作用は、手足の痺れね。
だから、そうなったら教えてほしいの。
手足の痺れ、ある?」
わたし「どういうのが手足の痺れなのか
よくわからない。」
先生「じゃあ、まだだね」
血液検査の検査。
1週休んだので、白血球がかなり回復。
3100→4500
上がり続けてた腫瘍マーカーがやや下がり出した。
ってことは、パクリタキセル、効いてるんじゃん。
副作用がないから効いてないってことではない。
むしろ、逆ではないかな。
副作用が、キツイと身体に負担がかかり過ぎて
続けていくことそのものが厳しくなるのでは
ないだろうか。
わたしは、抗がん剤しか治療法はないので、
抗がん剤の副作用に負けるわけにはいかない。
抗がん剤を絶対に見方にしていきたい。
それには、抗がん剤に負けないように
自分自身の免疫力や体力を上げることが
絶対だと思っている。
本日2月1日午前10時、ハセツネ30K
のエントリーの日。
すごく迷った。
30Kは、スピードレース。
そして秋の本戦の予選も兼ねている。
男性1000位以内、女性100以内には
本戦の優先エントリー権が付与される。
スタートから10キロのロード全力疾走しなきゃ
ならないし、今のわたし、まだ、無理だ。
何年か前、躓いて転んだ人がいた。
そんな話しを先生にしていた。
先生「転んだら、骨折しますよ~」
「絶対に転ばないでね」
わたし「でも、わたし、骨、けっこう丈夫ですよ」
先生「そうだね。でも、病気で脆くなっちゃってる
ところあるからね」
うん、そうだ。
素直にエントリーは止めました。
わたしの先生は、必ず、わたしの顔を覗き込み、
わたしと目を合わせて、
わたしの目を見て話す。
わたしが走りたい、
山に行きたい、
大会に出たい、
その気持ちを尊重してくれる。
「だって、それが生き甲斐だもんね」
「いい趣味だと思うよ」
「応援しているからね」
って感じに。
だから、絶対に副作用に負けるわけにはいかない。
本日は
バージェター
(デカドロン)
(ボララミン)
ハーセプチン
パクリタキセル
(生理食塩水)