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【高校野球】

東邦10点コールド勝ち発進 秋季高校野球・愛知、岐阜県大会開幕

2019年9月8日 紙面から

小牧との初戦で4打数3安打3打点と活躍した東邦の朝岡慶外野手=豊橋市民球場で(川越亮太撮影)

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初回2ランを放った東邦の吉納

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 秋季高校野球は7日、愛知県大会と岐阜県大会が開幕した。愛知ではセンバツ大会連覇を目指す東邦が3番・吉納翼外野手と4番・朝岡慶外野手(ともに2年)の中軸コンビが計5打点を挙げる活躍をみせて10-0で小牧に6回コールド勝ち。2回戦に進出した。今夏の愛知大会を制した誉は名古屋国際に延長13回タイブレークの末、0-1で負け、来春のセンバツ大会出場は絶望的となった。岐阜では県岐阜商、大垣日大などが2回戦に進んだ。

 幸先いいスタートを切った。東邦打線が秋の県大会初戦からフル回転だ。今春のセンバツ準決勝・明石商(兵庫)戦で3ランを放った3番の吉納が1回1死二塁から2ランを右翼席にたたき込めば、新4番の朝岡は4打数3安打3打点の大暴れ。10安打10得点での6回コールド発進を導いた。

 「1回の本塁打はいい感じでバットが振れたかなと思います」と吉納は手応えを感じた様子。朝岡も「バットを遠回りさせずに振ることができた」と納得の表情だった。意気上がるナインを見た森田泰弘監督(60)も笑み。「みんなうまくなってきました」と合格点を与えた。

 今夏の愛知大会は2回戦で星城に8回コールド負け。新チームはグラウンドに戻ってすぐに練習を始め、「センバツの優勝旗を全員で返す」という合言葉の下、鍛錬を続けてきた。持ち味はチームワークの良さ。練習で意見を出して長所や短所を指摘する雰囲気を朝岡は「どんなことも言い合えるムードを大事にしています」と胸を張る。

 その成果を試す舞台が秋の大会だ。8日の2回戦は難敵・中京大中京と対戦する。長年のライバルへの闘志が燃え盛る吉納が「自分たちの力を見せつけて勝ちます!」と言葉に力を込めれば、朝岡も「何が何でも勝ちます」。頼りがいのある中軸コンビがチームをグイグイ引っ張っていく。 (川越亮太)

 ◇愛知県大会▽1回戦(豊橋市民)

小牧 000000―0

東邦 302005―10

 (6回コールドゲーム)

(小)片山-新岩

(東)山下、藤好-仲間

本塁打 吉納(東)

 

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