秋季高校野球愛知県大会は8日、県内各球場で1回戦と2回戦を行った。2010年以来のセンバツ大会出場を目指す中京大中京は今春のセンバツ大会優勝の東邦と対戦。7―0で快勝して、3回戦に進出した。一方、敗れた東邦は来春のセンバツ大会出場と大会連覇が絶望的になった。
中京大中京は1回に5番・吉田周平内野手(2年)の中前適時打などで2点を先制。その後も東邦が投入したのべ5投手に10安打を浴びせて、計7得点を挙げた。守ってはエース右腕・高橋宏斗投手(2年)が相手打線を3安打に抑えて完封。バックも無失策で高橋を援護して、今春のセンバツ大会覇者を秋の初戦で退けた。
伝統校同士の一戦を制した中京大中京の高橋源一郎監督(39)は「今日は高橋に尽きます。他の選手も試合の最初から気持ちを入れて、積極的にプレーしてくれました」と満足げな表情。初戦突破の原動力となった右腕は「今日はバランスよく投げることができました。東邦さんに勝てて自信がつきました」と話していた。