「あーゴミ袋がないわね」そう言いながら掃除が一区切り終わったときに気がついた主婦橋本真由美。さっさと着替えるとさっそく真由美は近くのコンビニに買いに行く行くことにした。買い物を終えてコンビニから出たときにコンビニの前では数人の派手なかっこをした数人のヤンキー女がたむろし、煙草を吸っているのを「昼間からいやね。いい年の子が学校も行かずに」などと思いながら横目で見ながら帰ろうとしたところ、その中の一番派手な格好をしたリーダー格の女が「おい、オバン テメーなにじろじろ見てんだよ」と言いながら真由美に近づく、「いえ 私は何も…」真由美の顔に女は自分の顔を近づけながら真由美の顔にガンをつけるかのように睨んでいる。真由美は怖くなり立ちすくんだまま、固まってしまっている。「ギャハハハ 何 オバン 固まってんだよ」と女は言いながらポケットから煙草を取り出し火を点けて大きく煙を吸い込むと「フーー」と煙草の紫煙を真由美に吹きかけたのだった。煙草の煙を吸ってしまった真由美は「ゲホ ゲホ」と大きくせき込むのだったが女はさらに何度も煙を吹きかけてきた。「やめてください。警察を呼びますよ」そういうと女は「呼べるもんだったら呼んでみろよ。ま、テメーもおれたちと同じようになるんだからよ」と真由美に気づかれないようにバックに押し込むと「おい、テメーラ行くぞ」と仲間の女に声をかける真由美の顔を見ながらうすら笑いをうかべながら立ち去って行くのだった。」「あー怖かった 何なのあの子たちは」とつぶやきながら家路を急ぐのだった。
家に帰り、バックからゴミ袋を取り出すとバックの中に見知らぬものが入っていることに気がつく、何かしらこれ?と手に取って見て、中を開けると煙草とライターが入っていた。真由美は煙草を今まで吸ったことがないだけではなく、煙草の煙も大嫌いな嫌煙家の女….手に取るとゴミ箱に捨てようとしたものの、吸ってみたい….吸いたい….という欲望となぜか?今まで真由美は経験したことのないゾクゾクとしたものがこみあげてくる。台所に行くと換気扇を回し、煙草を口に咥えると慣れない手つきでライターで煙草に火を点けて深々と紫煙を吸い込み、フゥーと吐き出すのだった。「あーたまんないわね これ」真由美は初めて吸う煙草がこんなにおいしいとは思わなかった。それと煙草の紫煙を吸いこんで吐き出すたびに真由美は自分の中に何かどす黒いものが湧き上がってくるのを感じ、高揚感に満ちていくのを感じていた。1本目を吸い終えると真由美は次の煙草を口に咥え火を点けていき、箱に合った残りを瞬く間に吸ってしまった。
つづく