『やすらぎの刻~道 #110 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド)
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- 子供
- スパイ
- 東京
- お前
- クリスチャン
- 外国人
- 士官
- 松岡
- アーメン
- 下町
- 戦争
- 疎開
- 牧師
- キリスト
- 家族
- 兄弟
- 主人
- 女性
- 小野ヶ沢
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 文学 > 戯曲・シナリオ
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- 価格: 1,944円
『やすらぎの刻~道 #110 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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やすらぎの刻~道 #110 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]
巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!
詳細情報
◇番組内容
今は亡き根来三平(風間晋之介)の子供を宿したしの(清野菜名)は、世間の目を欺くため公平(風間俊介)と結婚し出産した。公平は、高嶺の花だったしのとの結婚に心躍らせる。そんな中、ついに公平の元にも徴兵検査の通知が来てしまう。しのと赤ちゃんを守るため、公平はある決意を固める…!一方、公平たちの住む村に松岡一家が疎開してくる。根来家は、東京から来た松岡夫人(横山めぐみ)とその子供たちの世話をすることに…
◇出演者
清野菜名、風間俊介、佐藤祐基、井上希美、木下愛華、横山めぐみ
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
藤田明二
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】中込卓也(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
https://www.instagram.com/yasuraginotoki/
どうも どうも。
(拍手)
(公平)〈昭和19年も押し迫った頃
僕は ようやく退院し
小野ヶ沢の村へ帰ってきた〉
〈小野ヶ沢の村は変わっていた〉
〈東京からの疎開者たちが
家族ぐるみで
引っ越してきていて
主に 女性と老人と子供で
村は 不思議なにぎわいを
見せていた〉
〈そんな中で
ある日 疎開の子供たちが
山で一つの事件を起こした〉
〈彼らは 山の中で道に迷い
近づいてはいけない軍の施設に
知らずに近づいてしまったのだ〉
〈近づいた子供たちの
住んでいた家に
巡査と兵隊たちがいた〉
〈そして その中で
クリスチャンである
松岡夫人の家も調べられ…〉
ヤソか…!
(笛)
〈キリストとマリアの像が
官憲の目に
留まってしまったのだ〉
♬~
鉄条網…?
そうなんだって!
そこで いきなり
やぶから人が出て
子供ら
銃を突きつけられたんだって!
子供に…!?
うん!
防毒マスクを着けとったそうだよ。
防毒マスク!?
それがさ 囚人服着た外国人も
何人か おったんだって。
囚人服!?
外国人の捕虜なんだろうか?
あすこは 昔っから
寄っちゃいかんのよ。
海軍の なんか
秘密の研究所があるんだと。
時々 外人の悲鳴が聞こえるちゅう
噂じゃ。
毒ガスの研究しとるって聞いたぞ。
(女性)
外人の捕虜が 実験に使われて
死ぬと 山ん中に埋められるちゅう
噂がある。
松岡さんの奥さんだけが
どうして?
キリスト教の聖書とか
祭壇があったのが
軍部に見つかって
引っ張られたそうよ。
キリスト教は いけないの?
神父さんとか牧師とか 外国人と
繋がってるんじゃないかって
疑われたみたい。
そういう人たちの中に
向こうのスパイが
紛れ込んでる事があるんだって。
うっ…! 兄ちゃんは?
奥さんに付き添って
町へ下りたみたいよ。
ハァ… そのままか。
…みたい。
クリスチャンは
危険視されてるんだろうか?
兄ちゃん キリストの信者に
なっちまったんだろうか?
わからない。
あそこの奥さんに
感化されたのかな?
多分。
いつから?
そんなに前からじゃないと思う。
兄ちゃんも調べられてるのかな?
(係官)戦死されたご主人も
クリスチャンだったんだね。
はい。
洗礼は受けてた?
(松岡)はい。
いつ頃?
主人は
昭和… 12年頃だったと思います。
奥さんは?
一緒です。
子供は?
上の子は…
5年ほど前に幼児洗礼を。
下の子は受けてません。
東京で通っていた教会は?
北信濃町教会です。
洗礼を受けたのは
なんていう牧師から?
福山先生です。
下の名前は?
福山… 和孝先生です。
その教会に外国人の牧師は?
いません。
出入りしていた外国人は?
私は 見た事ありません。
全くかい?
はい。
キム・半田という名前を
聞いた事があるか?
いいえ。
アメリカ帰りの
2世の牧師だけど。
聞いた事ありません。
本当に?
本当です。
(ノック)
災難でしたね。
立ち入っちゃいかんとこに
お子さん
知らずに入っちまったみたいだ。
すみません。
こっちに疎開して
間がないもんですから。
山の中に入って
道に迷ったみたいで…。
キリスト教信者が
いきなり いかんという法律が
あるわけじゃない。
ただ まあ 中には
敵性思想を吹き込むやからも
時々いるんでね。
クリスチャン歴は
結構長いですなあ。
戦死されたご主人も
そうだったんですか?
はい。
イエス・キリストの教え
っていうものは
平たく言うと
どういうもんですか?
どういうところに
あなたは引かれました?
よくわかりません。
全くわからんで
洗礼は受けんでしょう。
人を… 愛する事だと思います。
「愛する」ね…。
はい。
どんな人でも愛するんですか?
はい。
それが敵でもですか?
よくわかりません。
敵という意味が
わからないのかな?
はい。
国が敵だと決めたものが
敵ですよ。
あなたは
敵に右の頬を殴られたら
左の頬も殴れと
差し出しますか?
わかりません。
(士官)フフフ… 正直ですな。
あなたは 戦争は嫌いですか?
好きじゃありません。
戦争は よくないと思いますか?
ないほうがいいと思います。
フフッ…。
いや 自分も
正直 そう思いますよ。
しかし 今 日本は戦争をしてます。
戦争をしてる以上…
仕方ありませんな。
(士官)同胞が… というか
家族や友人が殺されるのを見て
自分も殺せと 左の頬を敵さんに
差し出すわけにはいかない。
(士官)家族を必死に守るために
戦う事しか できんでしょう。
(士官)あなたの言う事は
間違っちゃおらんが
今は その考えは
言わんほうがいいです。
(士官)
時間を取らせて 恐縮でした。
お引き取り願って結構です。
あっ それと… 今日 見た事
お子さんには
絶対 人には言わんように
言ってください。
きつく申します。
(松岡)お世話をかけました。
申し訳ありません。
奥さん
私もね 実は
元々 クリスチャンなんですよ。
(ドアの閉まる音)
♬~
♬~
(ニキビの声)「公平 元気か」
「怪我をしたそうだな 大丈夫か」
「内地は空襲で大変みたいだけど
こっちも事態が切迫してきた」
「今日 俺たちに赤紙が来た」
「根こそぎ徴兵っていう奴だ」
「こっちの戦況は…」
〈そこから先は
全てが墨で塗り潰されていた〉
〈都会からは 相変わらず
食料欲しさに リュックを担いで
買い出しにやって来る人が
絶えなかった〉
〈最初のうちは 気の毒がって
少しでも何かをやっていた
兄ちゃんも
さすがに この頃は
断る事のほうが多くなった〉
(女性)お願いします!!
〈それでも 屋根裏に
衣装の山は増えた〉
〈僕の足も
少しずつ回復していた〉
〈寒い日には
ズキズキ骨が痛んだが
暖かい日には 畑に出て
簡単な仕事を
手伝えるようになっていた〉
〈疎開の人間は また新しく増え
今度 四番沢の酒井の家に入った
立田という 東京の下町から
やって来た兄弟は
村に
いろいろな問題の種をまいた〉
〈立田家は 下町で
鉄工所をやっている一家で
両親は仕事で東京を離れられず
3人の子供だけが
こっちに疎開して
酒井のおばあさんのところで
世話になる事になったのだが
この3兄弟が
とんでもない悪ガキで
人の畑の作物を盗むわ
空き家に入って中を荒らすわ…〉
〈特に あの事件のあと
クリスチャンだという噂が
広まった
松岡さんの一家への
執拗な意地悪は…〉
♬~(3人)
「お前の母ちゃん スパイ!」
〈その兄弟のまく 松岡家への
いわれのない悪意は
村の疎開者たちの間にも
ばい菌のように浸透していった〉
♬~(3人)
「お前の母ちゃん スパイ!」
〈そして ある日…〉
(ガラスが割れる音)
♬~
公一兄ちゃん!
清くんが大変なの!
♬~
♬~(立田兄弟)「アーメン
ソーメン 冷やソーメン」
♬~「お前の母ちゃん スパイ!」
♬~「アーメン ソーメン
冷やソーメン」
♬~「お前の母ちゃん スパイ!」
♬~「アーメン ソーメン
冷やソーメン」
♬~「お前の母ちゃん スパイ!」
♬~「アーメン ソーメン
冷やソーメン」
(松岡百合子)清!
(松岡)清!
貴様ら それでも人間か!?
それでも同じ日本人か!?
お前らの来る前 この村には
こういう悪さをする奴は
誰も おらんかった!
誰が どういう神様を持とうと
それを とやかく言う奴は
一人もおらんかった!
みんな仲良く助け合って
生きてきたんじゃ!
その村を壊す奴は
小野ヶ沢には いらん!
荷物まとめて とっとと出ていけ!
子供だからって わしゃ許さん!
さあ 荷物まとめて
とっとと出ていけ!
もうやめなさい!
♬~
(菊村 栄)〈その日〉
〈昭和20年3月10日〉
〈B29の大編隊が
東京の下町を大空襲した〉
〈死者 およそ8万から10万〉
〈負傷者 4万から11万〉
〈焼失家屋 27万戸〉
〈東京の下町は
一夜にして火の海になった〉
(公一)赤紙が来ました。
(才賀)日本も もう あんまり
長くねえだろうな。
空襲は 今までの何倍にもなるぜ。
(百合子)甲府の町が
大空襲を受けたって。
〈お前が死んだら
俺は どうしたらいい〉