【首都スポ】[ラグビー]常勝帝京魂、ラグビー日本代表に7人の侍! “首都スポ育ち”を紹介2019年9月7日 紙面から W杯で輝け首都スポOBたち! いよいよ20日に開幕が迫ったラグビーW杯日本大会。日本代表は6日、大会前最後となるテストマッチを南アフリカと戦い、本番に向けていよいよ臨戦態勢に入った。史上初の決勝トーナメント進出を目指す日本代表には、2014年に始まった首都スポの紙面を飾った若手の精鋭もズラリと並ぶ。首都圏の強豪校でもまれ、W杯で世界の列強に挑む「首都スポ育ち」にご注目を! (取材・文=大友信彦) 首都スポがスタートしたのは14年春。そのころに大学ラグビー界に君臨していたのは、絶対王者と異名を取った帝京大。当時の主将は、SH流大(ながれ・ゆたか、27)=サントリー=だった。帝京大を6連覇に導いた「首都スポ1期生」は「W杯は、中学生の頃からずっと目指していた舞台。責任を感じる。結果を出したい」と言葉に力を込めた。
翌15年度にV7を達成した主将は、フッカーの坂手淳史(26)=パナソニック。「前回W杯の南アフリカ戦は、寮で見てました。前半だけ見たら寝るつもりだったけど、寝られなくなった。次のW杯には絶対出たいと誓いました」。その言葉通りにW杯代表に選ばれ、6日の南アフリカ戦に先発した。
今回のW杯日本代表には、首都スポ初期に絶対王者・帝京大を率いた主将経験者が2人で、帝京大OB全体に広げれば、フッカー堀江翔太(33)=パナソニック、フランカーのツイ・ヘンドリック(31)=サントリー、13年度の主将だったCTB中村亮土(28)=同=ら最多の7人が選出されている。次いで東海大の3人、拓大が2人で、明大や早大、大東大、関東学院大など全国大学選手権を制したことのある名門はいずれも1人。まさに圧巻の多さ。改めて、帝京大はなぜこんなに多くの日本代表、そしてリーダーを輩出するのだろう? 流に聞いてみた。 「僕が帝京大で学んだのは、一人でリーダーはできないということ。キャプテンがリーダーシップを取るのは当然だけど、他のメンバーがどれだけ当事者意識を持って取り組むかが大事です」
その意識を持っているから、帝京大の卒業生たちは、主将という肩書の有無にかかわらず、チームを前に進める力となる。帝京大で主将を経験していないフランカー/ナンバー8姫野和樹(25)=トヨタ自動車=や、SO/CTB松田力也(25)=パナソニック=も、グラウンドの内外ともに日本代表になくてはならない存在になっている。 「首都スポ育ち」がズラリ並ぶラグビー日本代表。W杯での大暴れに期待だ! 期待だ! 期待だ!
◆中村はV5時の主将帝京大で流の1年先輩だった中村は、13年度にV5を達成したときの主将。6日の南アフリカ戦に先発した。社業とラグビーを両立させながら、初のW杯日本代表の座を勝ち取り「試合に出られないとき、どうチームに貢献できるかを考えて行動していたら、評価されるようになりました」。 ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。
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