- スポーツナビ
- 2012年8月14日(火) 22:03
サッカー日本代表は15日、札幌ドームでベネズエラ代表との国際親善試合に臨む。試合を翌日に控えた前日会見で、ベネズエラのファリアス監督は「スピードがあり、近代的なサッカーをするチームで、ここ最近は目覚ましい成長を遂げている」と日本を称賛。ベネズエラは、ファン・アランゴとサロモン・ロンドンという主力を欠いているものの、ファリアス監督は「十分な経験を積んだ選手もたくさんいる」と日本戦に向け、自信も見せた。
ベネズエラはここ10年成長を続けている
われわれは9月にワールドカップ南米予選でペルーとパラグアイとの対戦を控えているが、その前に日本という素晴らしいチームと対戦できてうれしい。日本はスピードがあり、近代的なサッカーをするチームで、ここ最近は目覚ましい成長を遂げている。また今回の五輪でも素晴らしい活躍を見せてくれた。
――日本のことを評価してもらったが、最近のベネズエラの躍進も目覚ましいものがある。好調の要因は何か?(宇都宮徹壱/フリーランス)
ベネズエラもここ10年成長を続けている。前回のW杯予選はわずか2ポイントで出場権獲得を逃したが、エジプトでのU−20W杯でもベネズエラは決勝トーナメントに進出する活躍を見せた。現在、ベネズエラの選手は国外リーグへと活躍の場を移している。またコパ・アメリカ(南米選手権)での素晴らしい成果もあり、南米予選へのいいスタートにもつながった。今年は11年ほど好調ではないが、W杯出場権獲得の可能性は残っているので、今後の戦いでも勝ち点を大事に積み重ねていきたい。
――キャプテンのファン・アランゴと、サラモン・ロンドンがいないが、彼らを招集していない理由は何か(元川悦子/フリーランス)
ベネズエラにはアランゴとロンドン以外にも、ドイツやスペイン、さらにはスイス、フランス、オランダなど、さまざまな国でプレーしている多くの選手がいる。彼ら以外にも、けがなどの理由で招集できなかった選手がいる。それでも十分な経験を積んだ選手もベネズエラにはたくさんいる。
アランゴの場合、足首に違和感があるということで、今後クラブで重要な試合を控えていることもあり、今回の招集は見送った。またロンドンについては、ルビン・カザンへの移籍交渉が今回の来日と重なり、ビザの手続きがスムースに進まなかったことが原因だ。それでも明日は、素晴らしい試合をお見せすることができると思う。もうひとり、ロンドンという名前の選手がベネズエラ代表にいるが、彼はポルトガルで10ゴールを決めている素晴らしい選手だ。
どんな強豪にも勝てると思う
――ベネズエラ代表が目指すサッカースタイルとはどのようなものか? ショートパスをつなぐ従来の南米スタイルではないように感じられるが
今年はコスタリカ、米国、スペイン、メキシコとフレンドリーマッチを行い、南米予選でもウルグアイやチリと試合をした。今回、日本という強いチームと試合をすることになったが、いずれのチームも高いレベルと長いサッカーの伝統を持った国々だ。ベネズエラ代表は、1試合1試合の中で現れる、さまざまな状況を支配することに長けている。パスにしても、ショートだけでなくミドルやロングを織り交ぜて効果的に使いこなすことができる。われわれの選手たちが、試合の中で注意深く戦い方を模索すれば、どんな強豪にも勝てると思う。
――ベネズエラも日本同様野球が盛んだと思うが、ここ10年で野球とサッカーの競技人口に変化はあるのか?
ベネズエラ国内のサッカーファンの人口が増えるまでには何年も時間がかかった。07年に自国で開催したコパ・アメリカでいい結果を出すことができ、09年のU−20W杯エジプト大会でも決勝トーナメント進出したこと。前回のW杯予選では、わずかのところまで勝ち進み、去年のコパ・アメリカではベスト4まで勝ち進んだこと。そうしたさまざまな要因のより、国内でサッカーを応援する人やプレーする人が増えた。ベネズエラは野球の国として知られているが、今ではサッカーのほうがファンの数が多い国となった。
<了>
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