こんにちは。Bibakoです。
私、最近やっと子育てを終えた事を実感する。また、親の役割的な事も果たした気持ちにもなっている。
我が子達は、今は既に社会人である。結婚はまだ2人ともしていない。
娘と息子がいるが、日本人ではないため、私はくっつき親子ではない。
娘や息子は、働いて給料を得ているので、特に、家にはお金を入れてもらっていないが、どちらといえば、日本の子供より、子供達経済的にも精神的にも親から自立している。
娘はそこまでではないが、息子は、毎回ではなくとも、自分が家で食べる食材を自分で買って自分で料理しているし、洗濯や自分の部屋の掃除は自分でする。ただ、洗濯は私も毎日するので、特に、息子にしてもらわなくてもいいのだが、息子は急ぎの時や自分の洗濯が多いときには、私を助けて自分ですると言ってくれたりもする。
家庭用品でも、私に何かついでに買うものはないか?と尋ねてくれて、自分が買い物をするときには、家に足りない日用品なども、毎回ではないが、自分の給料から私に買ってくれる。
まるで、夫と息子とどちらが私の伴侶なのか?と言うくらい、息子は学校の時も奨学金を申請してくれたし、学校を卒業して就職してからは、私に金銭的な負担をかけるどころか、私の懐具合を気にしてくれたりもする。
日本人の子供であると、自宅から仕事に通ってる場合、家のものはなんでも無料で使うのは当たり前だし、掃除や洗濯など、身の回りの事も親にしてもらって当たり前、また、親も子供の世話をいつまでもする事に、喜びまで感じているようだ。
さらには、子供が家にお金を入れたとしても、子供名義で貯金までしてあげている親もあたり前のようにいるし、結婚資金については、親が用意するものという感じで考えているのが、日本では一般的かも?しれない。
私も、偉そうな事を言ってるが、自分自身の事を考えると、姉妹の中では一番結婚が遅かったので、実家(両親)に長く守られて生きていた事は否めない。
働いていたが、自宅から通い、自分の給料は自分の娯楽のために使い、家には、少しもお金を入れず、家事は、それなりには手伝っていたが、日々の洗濯や掃除などは母がしていた。
夜遅く帰ってくる事が日課で、三度の食事も外食が主流。土日も家をおらず、家で家族と食事を取る回数は少なかったかもしれないが、家に居るときは、母がご飯を作ってくれていた。食材の費用を母に渡した事もなかった。
でも、うちの息子は、私にしてくれる。このまま受け取ってもいいのだろうか?と思いつつ、助かるので息子に甘えている自分もいる。

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シンガポール人の子供達は、日本人の子供達とは違う。家がお金持ちでも貧乏でも、日本人の子供達よりも、自立しているし、親から独立している大人が多い。
親も、子供がセカンダリー(中高一貫校のようなところ)に入学した途端、ほとんど、子供の世話はしないという親も多い。さすがにお金は子供はまだ稼いでいないので、金銭的なサポートはしている親は多い。身の回りの事は、メイドさんがいる家では、メイドさんもするが、子供がセカンダリーになると、コストカットも兼ねて、メイドさんも解雇して、ご家族で家事も負担している場合も多い。
そんな家は、食事は外食(ホーカーなど)掃除や洗濯は、子供も含めて当番制?など、家族で役割分担をしている家も多い。
親も共稼ぎなので、子供がセカンダリーになると、家族は助け合って…という家も多い。
日本の家族とは、もともと考えも違うし、文化も違うので、特にこれは珍しくはない。日本人的には、ええっ?と、思うだけだと思うけど…
さて…
そんな風に子供を育てるには、シンガポール人の親達は、どんな躾を子供にしているのだろう?
私、仕事で日本人の子供達に携わることも、シンガポール人の子供達に携わる事も多い。
日本人の親とシンガポール人の親との一番の違いは、シンガポール人の親は『子供に向き合っていない』特に、幼児などは、親の思い通りに育てていると感じる。
私、自称『子供の専門家』なので、日本人の親に一言言いたい!
あのね、幼児を躾けるときの注意点としては…
①親の役割として、子供には物事の善悪は教えてなければならない。
幼児に対する『放任主義』『自主性尊重』は以ての外である。
公共の場で好き勝手していても、知らない顔をする親。または、自身の常識や道徳が人と違う事に気がついてないので、何が、一般常識なのか?社会の秩序や道徳も学習できない親ほど、『子供の自主性』を尊重しようとする。怖すぎて、何も言えない…。
②叱らない子育ては、幼児には向かない。してもらいたくないことは、幼児だから、きつく叱らないと子供の心には響かない。
叱られている意味は、幼児はわからない。だから、理屈よりも、ダメだと教えないと理解できない。
③幼児には、選択肢を与えない。親の良かれで引っ張って良し。
習い事でも、幼稚園選びも、幼児の意見はいらない必要ない。親がブレずに子供に良かれと思う事は、どんどんすればいい。
④幼児には、向き合う必要はない。
何か友達とのトラブルを訴えたら、親は共感してあげるだけで充分である。それで幼児は落ち着く。諭さなくてもいい。
100%自分の子供が悪いとわかっていても、否定的な話はしなくていい。本当に、我が子が悪いなら叱って、否定的な話をしてもいいが、そんな時でなくても、またの機会に自分でも学べる。
⑤幼児には、大人の理屈は通用しない。体感と経験が大切。
悟らない年齢なので、幼児を躾けるときは、体感、経験で教える事が大切。
してもらいたくないときは、それをすると『痛い』と教えるだけで充分である。
子供にとって、難しい話は無駄である。それをした後の現状だけを話し、親の言うことを聞かないと、『痛い目にあう』と教えるだけで充分わかる。
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今流行り?の『叱らない子育て』私は反対である。
親が子供に善悪の分別を教えなければ、誰が教えるのだ?叱らない子育て、何を履き違えているのだ?幼児は、特に、きつく叱らなければ、親が叱る意味がわからない。何が悪いのかもわからない。やめさせなければならない事は、理屈でなく、幼児には、親がきつく叱る方がよく伝わるのだ。
子供が大きくなると、自然に親が叱る事は少なくなる。それは、子育ての常識だ。うまくいってる子育ては、小学校高学年からは、親はくどくど叱らなくてもよくなるのが、常なのだ!
②から④は、シンガポール人の親は、誰もしてないと言っても過言でない。
シンガポール人の親は、結構、子供が小さければ小さいほど厳しい。また、親の良かれで、子供に選択肢は与えない。
しかも、家族の在り方も日本とは違う事もあり、たとえ、子供が、常に親に厳しくされていたとしても、必ず『逃げ道』が子供にはある。それが、シンガポール人の子供達なのだ!
お母さんが厳しいご家庭は、お父さんが優しい。反対に、お父さんが厳しい家では、お母さんが優しい。バランスがある家庭がほとんどだ。
お母さんやお父さんが2人とも優しい場合、祖父母やメイドが子供に厳しい態度で躾ける。それに対して、子供の両親は、文句言ったりはしない。メイドの場合は、家庭の方針と合わないときは、祖父母が叔父叔母までもが、必ず、その助けをしている。
つまり、シンガポールは、子育ては家族全員、親戚までも含めて、みんなで育てている感じである。そこに、地域社会の人達も参加してくれている。
昔の日本のように、知らない子供でも、悪い事をしていたら、近所の方々が叱ってくれる社会が、まだあるのである。
日本人の親達は、どこかで子供の扱いを間違えているように見える。
それは、30-40年以上前に遡ると思う。私が学生時代、教員養成のコースに所属して、教員になるための勉強をしていた頃から、『子供は頭ごなしに叱らない!』『子供の話を聞く』『子供も1人の人間として、人権や人格を尊重しなければならない』が、当たり前とされて、私もそう教わった。
それが一般的に浸透した
子供は褒めて育てろ!
であった。これは、幼児教育の観点からも、子供の教育の観点からも何も間違っていない。
でも、それが一般家庭に浸透したとき、それぞれのご家庭やそれぞれの親の考え方が加わって、今のような感じで、『子供に向き合う』という事を履き違えて浸透してしまったのだと私は考えている。
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では、賢い親になり、親孝行な子供を育てる、親から精神的にも経済的にも『自立した子供』に育てるためには、どう躾たらいいのだろう?
日本の地域社会や家族形態を、昔に戻す事は、難しい。いくら、大家族が、子供達のバランスのある精神を育てたり、コミュニュケーション能力を高めるといっても、日本全体で見ると、『大家族』は、その姿をそのまま残している世帯は、かなり少なくなっている。
そうなると、核家族である子供の親のみが子供の躾や世話を担うのである。そこで、親自身の常識や道徳観念が狂っている『日本人エイリアン
』の親に育てられた子供は、自分勝手な大人に成長し、自分さえ良ければいいという考えのもと、親も利用するような大人に成長する。
それが今の日本人家族の実態であると、私は考えている。
もちろん、そんな家族の方が今は少ないが、あと、5-10年すると、そんな家族が当たり前になるのではないか?と懸念せざるを得ない。
日本人の親は、変に子供に向かい合い過ぎて『過保護』状態に気がつかない。
他には、放任主義的に育てた結果や親自身の常識や道徳観念が人と違う事で、子供が大人になっても、社会の善悪の区別がつかない。
日本の世の中で起こる考えられないような事件は、全て、家族崩壊や親の躾の悪さ、または、親の常識や道徳が違う事によって、起こるものだと思う。
幼児虐待や血が繋がった我が子への虐待、老人への虐待、家庭の中でのDV。これらは、それをする人の親が、同じように道徳が違うから、そんな親に育てられて大人になると、『弱い者イジメ』を正当化する大人に成長する。そんな人達が、起こす事件に過ぎない。
学校でのイジメ、職場のでパワハラ、セクハラなどのハラスメント、モンスターペアレンツ(ペアレント)なども、それをする大人は、自分の親から過保護的に育てられたので、人の立場に立って物事が考えられない。自分さえ良ければいいと、人がどれだけ傷つくか?または、どれだけ迷惑か?などは、自分で考える事が出来ない大人に育ってしまう。
バイトテロや無差別殺人なども、同じカテゴリーである。つまり、自分の快楽や楽しさだけで、人の迷惑や社会の迷惑も考える事ができない。
親が、いろいろな意味で子供を保護し過ぎために、『自分のことしか考えられない』『人からの評価は、いい事しか受け入れなれない』心が歪んだ大人に成長するから、こんな事件を起こせるのだと思う。
子育てに於いては、『三つ子の魂百まで』が基本であり、実の親か育ての親かという事は関係なく、子供が生まれて、その子の周囲に居る大人が、正しい見解を持って、常識や道徳がしっかりしているか?どうかで、その子供の心の成長は異なる。
私は、自分のブログで『日本人エイリアン撲滅!』を訴えているのは、日本人の心を日本人に取り戻してもらいたいからだ!
このまま、常識や道徳観念が間違った日本人が増え続けると、日本は良い国ではなく『悪魔が住む国』に成り下がるのだ!
だから、今、お子さんを持つ日本人の親御さん達、自分の子育て、間違った方向に行ってませんか?よぉ〜く、自分の子育て、見直してくださいよ!
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私は、特にシンガポール
が好きではない。夫や子供達、私の家族がここの国の国民でありので、私も、シンガポールに住んで、この国を好きになる努力を重ねて、今、やっと、シンガポールで良かったと思える事も出来てきたのだ。
それは、シンガポール人が、昔からの子供には過度に向き合う事がない子育てをしているからだろうと、私は思う。
日本は、良い国であるが、何事も困り事は、自分以外の人が手厚く構ってくれる。それが『日本人エイリアン
達』を増長させているのだ。
大人なら、自分のトラブルは、自分で解決しろよ!アホタレっ!
例えば、日本だと、社会人の自殺やブラック企業なども、国を挙げて、それを防止するための対策がとられる。
シンガポールは、政府どころか、大人個人のトラブルなど、誰も取り合ってくれない。
日本人は、人の個人的なトラブルを、他人が構う必要などない!と私は思う。もちろん、相手から、相談を受けたら、解決策を共に知恵を出し合うのは賛成だけど…。
大人のトラブルは、自分で解決する事が大人のする事だ!でも、人に助けを求めるは悪くない。また、自分で弁護士に相談するなりするのも必要に応じてすればいい。
例えば、自分の職場がブラック企業なら我慢せずに、仕事の責任も考える必要ないので、すぐにやめたらいい事である。または、職場に行かなければ、誰も、抱っこして連れ出したりはしない。
変なところで、真面目に考えたり、収入を考えたりしても、過労死をしてしまったり、自殺してしまってたら本末転倒であり、本当に馬鹿だと思う。同情なんてできない!
でも、過労死の場合、親が会社を相手取って訴訟を起こす。それもどうか?と思う。
少し前にあった。大手企業の女性社員が、過剰労働や過剰な責任負担のため、自殺してしまった。そのあと、親は弁護士を立てて、会社を相手どり損害賠償を求めた裁判を起こした。そして、勝訴した。
案件的には、勝訴してもおかしくはない。弁護士さんも、案件として取り合うのは、仕事なので仕方がない。
でも、私的には、裁判以前の問題で、大人になった子供のトラブルで、死んでしまったからと、親がそれに対して、出てくるのはおかしいと感じる。
親の気持ちとしては、我が子に先立たれると、いてもたってもいられない気持ちは理解できる。また、親として、悔しい気持ちは私も子供を持つ親なので理解できる。
でも、この場合は、事実として我が子の個人的なトラブルである。それを、我が子が自分で解決できなかっただけに過ぎない。
親として、冷静に判断すると、たかが仕事の事で、死を選んだ我が子の育て方を反省するべきところなのかもしれないと思う。
仕事や男女関係のもつれで、自殺を選ぶ人は、私は全然、同情しない。
仕事などは、自分の命と引き換えにするものでもない。また、男性も女性も、世の中には五万といる。1人に固執する必要などない!
人は、生まれた事を感謝して、自分の命をくださった親に感謝して、その寿命は全うする事が『人としての役割』である。
途中で、自分の勝手な考えで、自分の命を絶ってはいけない。必ず、その死を悲しむ、自分の大切な人がいるのだ。それは、大抵の場合、自分の親なのだ!
これを、何故、親として、我が子が小さな頃から教えておかなかったのか?その事を、裁判起こす前に、親には反省してもらいたかった。
自分の子供であっても、大人である以上、会社の問題に勝てなかったのは、我が子の責任であるので、会社を相手取るのはいかがなもんか?と思う。
そんなブラック企業なら、いつか崩壊するだろうし、大企業であっても、ブラック企業はいつかは倒産の道を辿る。
でも、我が子が死んでしまっても、そこの社員も減らず、倒産もしないという意味は、自分の子供がそこに馴染めなかっただけだし、辞める選択はみんなにあるのに、辞めなかったのは、大人である我が子の責任だと、まともな親ならわかると思う。
当たり前のように、次に我が子と同じような社員が出ないように…?
私としては、笑える。
死んでしまった人の悪口は良くないが、おまえんところの子供は、中学生なのかよっ!
それを、世論も政府も『人権』という意味で動くのはいいが、問題を履き違えていると、私は思う。
私的には、大の大人が、自分に起こったトラブルに対して、周りが何もしてくれないとか言って、誰がが助け舟を出してくれる事を待つ人は『大人失格』と言わせていただきたたい!
なんで、日本人は過保護が多いのだ?
同じ、自分に起こるトラブルでも、学校でイジメや自殺が起こるとのは訳が違う。
学校で起こるイジメや自殺は、子供には、大人が正しい指導をして、その対策を立てて、子供を保護するのは、大人として当たり前である。
でも、そこでも、一番尽力を尽くさないといけないのは、学校ではなく親である。
事が起こる前に、自分の子供は自分で保護しなければならない。
イジメを察知したら、まずは、相手の親にその事実を突きつける必要がある。
ラインはイジメられている子供も内容は把握しているし、証拠も残る。だから、その発信源である子供の親を相手に交渉したり、訴えたり、警察沙汰にしたりすればいい事だ。
学校で起こっている事とはいえ、加害者の親については、自分の子供への躾の悪さを反省してもらいたい。過保護に育てるから、人の気持ちがわからない子供に育っている事実、ちゃんと、自分は親の責任として、自分の子供の責任を取るべきである。
イジメは、『被害者は100%悪くない!』という、持論を私は持っている。
イジメられる方の性格に問題があるとか、素行に問題があるというのは、加害者達の自分勝手な言い訳に過ぎない。
人は、それぞれ個性があるので、どんな人であっても、周囲の人は、自分以外の人に対しての尊重や尊敬は必要である。それが、人としての道徳である。
それを、ちゃんと躾できていない親が、自分の子供をイジメの加害者にしてしまう事、ちゃんと反省してもらいたいと思う。
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私が、このブログで訴えている
日本人エイリアン撲滅!
誰か、これに力を貸してくれないだろうか?日本人の皆さん、なんとかならないですかね?
そのためには、まずは、親が我が子の躾をちゃんとする事が大切だ!また、それは、幼児期の躾が肝心なのだ。
日本人の親御さん達に告ぐ!
我が子の躾、ちゃんとしてくださいよ!そのために、親御さん達、あなたの常識や道徳、大丈夫ですか?
Singaporean parents ignore own children's views、especially , infant children’s opinion. シンガポール人の親達は、幼児期の子供には向き合いません。子供の意見は無視しています。