こんにちは。Bibakoです。

私達のバルセロナに来た目的は、街の建造物を見る事だった。それから、フラメンコ。私達親子は、ミュージカルやダンスを見るのが好きである。今度ロンドンでは、ミュージカルを観劇する予定である。

娘はセカンダリーの時には、ダンス部にも入っていたり、今も、私と一緒にジムのダンスのクラスに行ってたりする。

私は、ダンスは見るのは好きなんだけど、踊ると本人的にはイケてるつもりなのに、一緒のダンスのクラスに参加している娘からは『マミだけ踊れてないで!』と、厳しいお言葉を頂戴するのであった…


それはともかく…

娘は、一時は建築家を夢見た事もあり、ヨーロッパの建造物にはとても興味があるようだ。

バルセロナのツアーは、ほとんどが娘のアレンジであった。 


今回、ホテルから観光名所と言われる部分は、歩いて回れるところが多い。
とはいえ、初めてのバルセロナ。バスとヘリコプター、ケーブルカー、船で観光する事にした。

ヘリコプターのツアーは、娘が行きたかったらしく、私は、こんなところで死にたくない!と少し躊躇していたが、腹を据えて、ヘリコプターのツアーにも参加する事にした。



驚いたのは、ヨーロッパはエコロジーを考える諸国である事は、よく知られている。だから、今回は、船での観光は、『エコボート』と呼ばれる風車発電が船の電気を賄うという船であった。






ヨーロッパ諸国は、地球温暖化の影響を、地球の位置上の問題で、直接受けやすい国々が多く存在する。だから、CO2の排出量制限が多く、車も少なくして、電気自動車や自転車などは奨励されている。


でも実際に、国民レベルで温暖化対策ができているか?というと、イタリア🇮🇹のように、観光地や都会の街中ゴミだらけという事もあるのかも?しれない。

また、イタリアでは、特にナポリは車の量が多く、横断も人々は車が走っているのに、堂々と車道に出て渡る。横断歩道があっても無視、赤信号も大丈夫的に、交通ルールはあっても守られていない感じを受けた。

ただ、バルセロナは、ナポリからの移動であったので、街中が綺麗で、また、治安も良さそうな感じがした。交通ルールも日本並に守らていて、みんな大きな道路や狭い道でも、横断歩道を渡っていた。

街中には、ホームレスやジプシー、乞食(物乞い)、不法販売なども、日本の都会の繁華街程度にはいたが、ローマやナポリほど目立っていないように感じた。

娘と、バルセロナの街は、なんだかロンドンやシンガポールのようで、よくはわからないが、安全であるように思えた。

残念な事は、私達はスペイン語は全くわからない。ホテルや空港、観光客相手の店などは、英語が通じるところも多くあるが、街中に出ると、何か人に聞きたい時は、ほとんどの方々が英語はわからないと答えるので、片言レベルのスペイン語でもわかるといいのになぁ…と思った。


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今回のバルセロナは、娘主体のスケジュールで、食べ物も、娘曰く、ヨーロッパの中の食べ物で、美味しいと感じるのは、イタリアやスペインだけだという。だから、バルセロナでは、美味しい物をたくさん食べた方がいいという。


他の国を回った事がある娘からは、ヨーロッパの国々は、食事は、その国レベルのそれなりなので、必ずしも、外国人の口にも合うか?合わないか?はわからないという。

また、別の選択肢少ないという。例えば、シンガポールなら、ローカルフードは安く種類も、中国系、マレー系、インドネシア系、インド系、など、それなだけでもレパートリーが豊富である。口に合わないときは、日本食でも中華でも洋食でも、日本より選択肢は多くある。

更には、多民族、多国籍の方々が世界中から集まる国なので、日本料理は普通にあるし、世界中のどこか変わった国の料理まで、シンガポールでは選択肢が豊富である。

だから、『食神さま』を六体も身体につけて生まれたBibakoであるので、私の生きるステージが、シンガポール🇸🇬だったのかもしれないと、改めて実感するのであった。


ヨーロッパ諸国や中東は、その点では、日本の口に合わない食事がある国が多く存在するという。

旅行の最中は、口にあっても合わなくても、その国の料理を食べない事には、その国の事はわからない…というが私の考え方なので、米食いの私でと、イタリアでは、パスタやピザ、スペインでは、肉料理(牛肉とイベリコ豚)とパエリアを食べた。

今週末にはパリに移動するため、娘は、バルセロナにいる間に、美味しい物食べて、パリに行ったら、そこそこの物でも、物価も高いし、味つけがシンプルな上、鳩やうさぎ、カタツムリなど日本人としては、馴染みが薄い食材までもが、もともとの食材の味を生かした形で、その風味も楽しむのが、フレンチだという。

マミはきっと、食べられない物もたくさんあると思うし、何を食べても満足しないかも?なので、今のうちに美味しい物、気に入った物をたくさん食べておいた方がいいとアドバイスをくれた。


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さて、いよいよ、バルセロナの観光名所に行くことにした。

まずは、日本でも同じみのケーブルカーに乗り、バルセロナの街を一望する事にした。




こちらは、山の頂上までバスで上がり、ケーブルカーに乗るというものだ。
特に、なんの珍しい事でもないが、街を一望するにはとても良い方法だ。

バルセロナは、2000年ほど前は国の中で領土取り合戦が起こっていた。だから、今よりも狭い範囲で、城壁のような物を作り街を防備していたようだ。その城壁の名残が、センタ・エウラリア大聖堂の横にもあった。

昔の城壁の内側の街は、碁盤目に整備されており、まるで、京都の街のような感じであった。私達が宿泊しているホテルも、そんな碁盤目の一角にあった。

そこから現在は城壁もなくなくり、一部世界遺産として残っているだけで、もと城壁の外側まで街はが拡大された。


次に私達が向かったのは、ヘリコプターでの観光だ。

バスや船は今までたくさん経験した事がある。ケーブルカーも、シンガポールにもあるし、日本でよく乗ったものだ。でも、ヘリコプターツアーは初めてであった。

よくよく考えてみると、ヘリコプターツアーは、日本の観光地ではあまり聞いたことはない。たぶん、安全性などを考えると、そんなにみんな乗りたいと思わないかも?しれない。また、日本は自己責任という部分では認識が薄いかもしれない。
何かあれば、ツアー会社の責任が問われる事も、日本では普通である。

ところが、今回参加したのは、現地のツアーであるので、海外の場合、大抵は何か起こっても自己責任という部分が大きい。
当たり前といえば当たり前だと、改めて思うのである。

だから、今回、死ぬ覚悟で娘とヘリコプターツアーに参加した。





これは、飛行機から見る景色とはちょっと違った。もっと街が近くに見えて、旋回するときにかなり横倒しになるので、自分が宙返りしているような感じがする。

また、ヘッドホンをみんな着用しているのは、プロペラが回る音がかなりうるさい。音と気圧の関係で、耳に負担がかかりにくくするためだと思う。

とりあえず、無事にヘリコプターのツアーは終わった。

このツアーでは、娘は何人かの方々とお話しをしたり、英語で話せるので嬉しそうであった。
イタリアではイタリア語、スペインではスペイン語しか通じないところも多くあるので、彼女は少し戸惑いを覚えていたように見える。

私なんて、シンガポール🇸🇬で暮らしていても、最近やっと英語や中国語には慣れたが、娘が英語を話せないフラストレーションを感じている事は、私にとっては、それが結婚以来、25年も続いているので、私は、今回、自分が話せないフラストレーションは全く感じなかった。

寧ろ、自分と同じ、英語が話せないヨーロピアンの方々に、親しみを覚えたのである。


最後は、エコボートに乗って、海から見るバルセロナ。

こちらは、ロンドンのテムズ川の水上バス観光と、ちょっと似てる。私は、大阪人とはいえ、京都や神戸は父方の祖母や母方の祖母の関係で、そちらも大変馴染み深い地元に近い物が、私の中にはある。

神戸港巡りは、小学生の時の遠足で行った事もある。海から街を見るのもそんなに珍しい事でもない。

でも、ここでは、風車発電によるエコボートというのに惹かれた。これは、シンガポールでもあるのか?ないのか?知らない。日本でも、もし、できるならいいアイデアかもしれない。
海は、常に風が吹いているので、風が止まる心配がないのかもしれない。すごいなぁと思った。





今日のバルセロナ観光は、なかなか楽しかった。やっぱり、初体験のヘリコプターは、私の一生の思い出になりそうだ!