英語下手でヨーロッパ。フランス編。ルーブル美術館とムーランルージュ。

さあ、いよいよ、ヨーロッパ旅行の最終地、フランスまでやってきた。

私達のパリでの目的は、ルーブル美術館とフレンチカンカンを見るために、ムーランルージュを訪れる事である。さらには、お隣の国ベルギーのブリュッセルを訪れる事である。

そして、私は元祖オタクで なので、私自身『ガラスの仮面』『ベルばら』世代であり、ベルばらに関しては、漫画本を10巻全て持っていた。現在は姉の手に渡っている。

私の母は、昔、宝塚歌劇団の団員になりたかったらしく、バレエや歌などの習い事を結婚前にしていたと聞いたことがある。

実際に、うちの母や母方の祖母は、宝塚歌劇のファンであり、私や姉は幼いころから、母に連れて、宝塚歌劇を観劇して育った。

また、私や姉は『ベルばら』の初代オスカル、アンドレ、マリーアントワネット、フェゼンといった、重要人物を演じた、宝塚ジェンヌのフアンでもあった。だから、姉とともに『ベルサイユ宮殿』に対する憧れは、人一倍であった。

その後は、私は宝塚の熱烈なファンではなくなり、興味が別の事に向いたが、姉は、未だに宝塚歌劇団の熱烈なファンである。

姉は、大地真央さんや黒木瞳さんが、宝塚で活躍されていた頃、真央さんのファンクラブを取り仕切る(親衛隊)の幹部の1人であったので、その関係で、大地真央さんや黒木瞳さんは、今でも、姉の名前は覚えていてくださるくらい、その当時は宝塚の中では、幅をきかせていた姉であった。いまは、ただの宝塚ファンに過ぎないが…。

とにかく、私も娘も観劇は好きであり、この後のロンドンでは、ミュージカルを見る事も目的にしている。

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フランスのパリは、私の友人やシンガポール人の方々でも、最近は、訪れた事があるという人が多くいらっしゃる。

私は、初めてなのだが、特に、今はブランド品の買い物などには興味もないしお金もない。

私は、シンガポールで暮らし始めると、日本にいた時よりも、もっとシンプルな暮らしで満足できるようになった。

ブランド品については、今のシンガポール人の若者達は、バブル期の若者達のように、ブランド品を買い漁る人もいないわけでない。

今はたぶん、海外に出ても日本人の方が財布の紐が硬いらしい。

日本にもよく観光に訪れる中国人は、いまや、世界の中でも『爆買い』する事が有名である。

シンガポール人は、爆買いする人はそんなにいないが、ブランド品を身につけることが、今のシンガポール人のステイタスの象徴なのかも？しれないと私は思う。

さて…

バルセロナのホテルを出発して、空港までは、いろいろ前日に娘と喧嘩しながらでも調べておいた甲斐があり、結構スムーズに空港バスで、フライトの2時間前には、到着できた。

今回は、バジェットエアー(格安航空)ではない飛行機であるが、預ける荷物の重量が、今までの飛行機よりも、2キロ少ない。

それを承知で、昨日、ホテルで荷物の整理の時、重量を考えていたつもりだったが、2人とも、オーバーだと言われた。

なんだか、この航空会社チェックインのシステムを簡素化していて、預ける荷物に付けるタッグはカウンターの人ではなく、機械を使って乗客が発行して、預ける荷物に付けなければならなかった。

重量を測る前から、そんなタッグをつけて、重量のところに行くと、簡単に荷物を受け取るだけのスタッフがいた。

また、荷物の重量については、どこの航空会社でも、厳しく、少しのオーバーでも容赦してもらえない。

私達は2人とも2キロずつオーバーしていいたので、荷物をスーツケースからそれぞれ抜き取り、機内に持ち込む事にした。

空港の中に入るとかなり広く、ちょっとわかりにくい構造であった。

ゲートが開く時間までまで余裕があったので、少し、腹ごしらえをした。

ゲートインの時間まで、まだ余裕と考えていたところ、私達が食事をしていたところと、乗り口のゲートまで、かなり遠い事に気がついた。

後飛行機の出発まで30分しかなかった。

慌てて、ゲートまで辿り着くと、すでに、人が並んで乗り込むところだった。

何気にそのゲートに並んで、乗り込む順番になったので、入り口の係員の方が、『あなたの順番は次のグループよ』といったので、また、並び直していると、ふと、娘が『マミ、ここゲート番号違う！』といった。でも、私は、さっきスタッフさんが私のチケットを見たとき、何も言わなかったので、ここだと思うけど、やっぱり違うような気がして来た。

娘に、そこに並んでもらい私はゲート番号の正しい乗り口を見つけて娘を呼んだ。

ギリギリセーフで、私達は間違った飛行機のゲートに並んでいた事に気がついたのである。

あー良かった。置いて行かれるかも？という不安の中、フランス行きの飛行機に無事乗り込めた。

私達がロンドンから出発して、移動の際に乗った飛行機は、どれも出発時間も遅れて当然のように感じであったので、到着後のスケジュールまで、雪だるま式に遅れてしまっていた。でも、この飛行機は、出発は15分ほど遅れただけであった。

これって、日本の飛行機では当たり前の事なのだが、なんとなく、今回の飛行機のサービスが良く感じるのは、外国の飛行機の対応に慣れてしまった証拠であった。

それに、ロンドンからローマに向かう飛行機よりも、サービスは良かった。

荷物だけちょっと不満であったが、なんとか、無事にパリの空港に到着しそうである。ちょっと、出だしが良くないと感じたが、なんとなく、気分的には良い気持ちになった。

さて…

私達は、パリの空港到着まではスムーズだったが、空港バスの乗り場がわからず、空港の中をあっちに行ったりこっちに行ったり、まわりまわって、結局は、娘の情報のバスの名前が変更していたらしく、新しい名前になっていた事で、なかなかわからなかった。でも、ついに見つけて空港バスに乗り込めた。

私達が泊まる予定のホテルは、シンガポールにも日本にあるとてもクラスが良いホテルであったが、空港に近いという意味は、パリ市内の中心地からはずれるため、こちらも、前のロンドンの時のように、格安で泊まる事ができた。

また、部屋も30階の部屋だったので、パリ市内が一望できた。大満足。

その日は、ホテルに入ってすぐに、ルーブル美術館のチケットの入館予約時間があったので、ホテルにチェックインしてから、用意して出かけたのだが、既に、30分も遅れて到着してしまった。

その点は、さすがに外国。時間に遅れる人も珍しくないのか？到着時間には関係なく、入館できた。

でも、やっぱり、めちゃくちゃ混んでいた。この混み具合は、いつもよりも全然マシだという事。それでも、ゆっくり美術館を回るというより、メインのものや興味あるもののみをさっと回るだけで、2時間くらいは軽くすぎてしまった。

その後、市内観光とムーランルージュで、フレンチカンカンのショーを観るツアーに参加した。

こちらは凱旋門とエッフェッル塔。凱旋門の写真は、自分で撮ったが失敗したので、これはグーグルからの写真であるが、私達が到着した日は、パリのナショナルデーの前々日であったので、ナショナルデーの日は、パレードがシャンゼリゼ通りから凱旋門まであるらしいので、その日は、シャンゼリゼ通りなどは、封鎖になるようだ。ほかの観光地は、大丈夫そうだったが…？どんな感じなのだろうか？

その日の夜は、ムーランルージュでショーで観る事になっていた。

ムーランルージュは、前々から行きたいと思っており、私は、子供の頃から宝塚歌劇を母や祖母に連れられて観劇していた。また、大人になってからも、観劇は大好きで、舞台演劇、歌舞伎、バレエやダンスや日舞などが趣味でもあったので、定期的にみていた。

しかしながら、シンガポールに嫁に来た頃は、舞台演劇などは、まだ、一般的な趣味でもなく、現在はエスプレネードなどの舞台があるが、その頃は何もなく、観劇の趣味は結婚と同時に封印されていた。

最近になって、やっと友人と観劇やダンスなどを観に行く機会ができるようになったが、昔ほどでもなく、年に何回か？という程度である。

今回、パリに来た目的は、ムーランルージュで、フレンチカンカンをどうしても観たかった。

残念ながら、日本同様、観劇中の撮影は禁止だったので、私達以外の写真はグーグルからのものだが、とてもとても、私にとっては楽しい時間であった。

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さて、パリに降り立った感想は、超物価が高いという事だ。

ローマやナポリでも経験したが、EUの加入国には、ユーロによる物価高と移民問題をが大きな課題である。

パリも、例外ではなかった。何から何まで本当に高い。こんな物価で人々がどうやって暮らせるのか？とても疑問だ！でも、きっと、パリだけが物価が高いのかも？しれない。

だから、最近は、パリも物騒になっているらしい。地下鉄のアナウンスも、日本語でも、スリや置き引きなどから手回品を守りましょう的な事がフランス語だけでなく、英語でも言われている。

私は、今回、EUの加入国ばかり回っているが、スペインは、首都のマドリードに行っていない。バルセロナは、首都ではないので、観光地ではあるけど、まだ、ナポリやローマに比べて治安も良かったし、物価は高かったが、パリに比べるとそんなに高くないと思った。

パリはもしかしたら、ロンドンよりも物価が高いのかも？と思ってしまった。マクドナルドに行っても、日本の1.5倍の値段を取られる。しかも、チキンナゲットの10ピース入りが、一箱€10.50(約1240円)なので、娘と安上がりに済ませようと入ったがやめて出てきた。

初日でこんな感じだと、まだ、3日滞在するので、お金の心配をしなければならなくなった…