福田富昭会長は「レスリング協会を今日まで支えていただき、本当に感謝します。私たちはサッカーや野球のような入場料収入がなく、企業の皆さまの支えが頼りです。2020年東京オリンピックへ向け、今の支援をやめられたら、ガタガタになってしまう。勝って恩返しをしたい。今後ともよろしくお願いします」とあいさつ。
来賓として出席した日本スポーツ振興センターの河野一郎理事長は「スポーツ界の一人として、企業の皆さんに感謝したい。2020年オリンピックの招致に際してのキャッチフレーズは『いま、ニッポンにはこの夢の力が必要だ』でした。今、日本に必要なのはレスリングの力です。頑張ってください」と激励した。
協賛企業を代表して、株式会社明治の川村和夫社長、西川産業株式会社の西川八一行社長、株式会社アサツー・ディ・ケイの久松茂治常務取締役に感謝の楯などが贈られたあと、川村社長から「世界的にも、また日本の中でも歴史のある競技を協賛させていただいていることは誇らしいこと東京オリンピックへ向け、多くの子供に夢と希望を与え、『日本にレスリングがあってよかった』と言っていただけるよう協賛させていただきたい」との謝辞をいただいた。
吉田沙保里選手(ALSOK)の「リオデジャネイロ・オリンピックで金メダルを取れるよう頑張ります」という決意表明のあと、東京芸術大学のメナジュリー・ブラスインテットによる「金管五重奏」が演奏され、出席者を楽しませた。
最後に高田裕司専務理事が「記念品は協会からの心ばかりの気持ちですが、これで皆さんをだますつもりはありません。皆さまの期待にこたえるよう、協会が一丸となって勝利を目指し、2020年東京オリンピックへ向けて全力を尽くします」と締め、今後の健闘を誓った。