こんにちは。Bibakoです。
人が自立するという意味は、自分で稼げる人間になり、自活できるという事である。
これは当たり前のことであり、今の日本人は何か変だな?と思うのは、ニートや半ニート的な大人が存在していたり、それを親が保護している。
それって、日本人だけじゃない?って、私は真剣に思う。
五体満足な大人が、親に養ってもらっている?なんかおかしくないですか?
例えば、お身体が不自由で働く事が出来ない方々は、ご家族や周りの方々の支援を受けて生活をなさるのはもちろん理解できる。その様な方々は、シンガポール
にも存在する。
でも、その方々の中でも、その症状により、自分にできる事を練習して働いて、自分でお金を稼ぐ事ができるように、訓職業訓練学校などで、ご本人なりの努力して働く方々もいらっしゃる。
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シンガポールでは、ファーストフードの会社が、その様な身体が不自由な方々を、積極的に雇用して、サービス業、接客業の中で働く身障者の方々を見かける事がよくある。
うちの近所のKFC(ケンタッキーフライドチキン)やモスバーガーでは、そんな方々がイキイキ働いていらっしゃる。また、お客さんも暖かい。多少の時間がかかることや、少し、言葉が聞き取りにくい場合でも、皆さん暖かい気持ちで支援なさっている様な気がする。
さらには、電車やバスなどの優先座席。シンガポール人は、お年寄りだけでなく、お身体の不自由な方々、妊婦さん、お子さん連れの方々に優先座席に座っている人は、すぐに席を空けてくれる。また、優先座席でない方々でも、そんな方々が近くにいらっしゃると、わざわざ、お声掛けくださる方々もいらっしゃる。
日本など、私が子供の頃は学校でも、家でも、親や先生から『お年寄りや身体の不自由な方々に席を譲りましょう!』と教えてもらった。
最近の日本人は、優先座席を座っていても、目の前に席を必要とする方々がいらしても譲ろうとしない。
また、お年寄りやお子さん連れの方々の態度も良くない。席を譲ってもらっても、当然顔でお礼も言わない。または、席を譲るのは当たり前と、座っている人を怒鳴りつける方々もいらっしゃる。
やっぱり、日本人は『道徳がおかしい!』なんとかならないものか?と、いつも思う。
シンガポールでは、社会全体が優しく、弱い者イジメはないように思う。
でも、シンガポール人は、なんと!これを日本人から学んだという。
つまり、昔の日本人は、こんな事を、日本の中でも、海外でも、当たり前の事として、皆ができた時代だったのかもしれない。
それが、ゆとり教育を受けて来た世代が増えた頃から、日本人はへんな方向に進んで、人々の道徳も常識も違う方向に行ってしまったのかもしれない。
シンガポールは、今は、日本と逆転しているし、シンガポール人の方が、心が暖かいと感じる事も多々ある。
また、それ以上に、身障者の方々に対するバリアフリー的な社会の実現など、今のシンガポールを見て、日本人も学び直してもらいたいくらいだ!
私は、現在のバリアフリー的なシンガポール
が大好きだ!
日本では、身障者の雇用については、企業側も慎重であり、サービス業は、特に接客業は、大抵の場合、身障者の方々は、その会社の事務職的なお仕事に携わられている場合が多い。
サービス業、接客業で、身障者の方々が働いていらっしゃるケースは、特別な施設が経営するレストランやカフェなどで、身障者の方々が雇用されて、そこで働いていらっしゃるのを、日本のTVで見た事がある。
しかしながら、そんなレストランやカフェも、なかなか、日本の中では少ない。ましてや、ファーストフードの店頭で、身障者の方々が接客業務として、お働きになっているところは、私は日本ではお目にかかった事がないのだ。
もしかしたら、あるのかも?なんだが、少なくとも、うちの実家の近所のファーストフード店には、そこで働く接客業務は、若いアルバイト定員らしき元気いっぱいの男の子や女の子が働いている。
でもシンガポールでは、ファーストフードの店には、私くらいの中高年の方々も、たくさん接客業務でお働きになっている。私も、学校の仕事を退職したら、近くのバーガーショップで働かせてもらいたいくらいだ。
個人的な事情をいうと、シンガポールは社会福祉のレベルがまだまだ低い。ましてや私のように、外国人でパートの人間は、年金などあってもないような感じなので、身体が動く限り、働かないといけないかも?しれないという、悲しさを覚えるBibakoであった。
話、逸れてしまったけどさ…
ちょっと、そこのニートのあんた!どういうつもりなんだろうね?
親に五体満足に産んでいただいておきながら、大人になっても、親に面倒を見てもらう?頭おかしくないかい?
最近の日本では、若い世代の共稼ぎも増えているとか…?でも、シンガポールでは、共稼ぎは当たり前。
シンガポール人が結婚すると、夫婦は2人で働くと、普通の生活水準(日本の一般家庭と同じくらい)が維持できる。
シンガポール人家庭で、もし家の中で稼ぎ手が1人だと、エリートと呼ばれるキャリアの方々や高額所得者は除いて、一般家庭であると、昔のシンガポールの生活水準(日本でいうところの昭和30-40年代の暮らし)になるので、今の若者のシンガポール人達にはちょっと辛い。
うちの子供達でも、昔のシンガポール人の生活水準はわかっている。でも、自分達は、その生活は避けたいと言っている。
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現在のシンガポール人の平均所得者の暮らしは、ほぼ、日本の一般家庭の生活水準と同じくらいであると考えられる。
では、具体的に、日本の一般家庭の生活水準って、どれくらいなんだろう?
例えば、日本の一般家庭、家族構成は家族4人(親両親と子供2人)と設定してみよう。
年代にして、親は40-45歳くらいのご夫婦で、お子さんは2人、1人は小学生1人は中学生、稼ぎ手はご主人、奥さんはパート収入という設定にしてみよう。ご夫婦合わせた年収は400-500万円。
①持ち家(戸建、マンション)
②食事形態は主に家。月に1-2回は外食。
③服装、親子それぞれ、特に高級ブランドの服、靴はあっても2-3点。普段は、量販店(ユニクロやH&M的な一般ブランド)で購入。
④家庭にある車両は、一般的なファミリーカーが一台。原付や自転車は1-2台所有。
⑤ご家族の娯楽や子供の教育費は、子供は2人とも公立学校。習い事は塾が中心で、各自1-2の学習塾。その他(芸術やスポーツ関係)は学校の部活のみ。年に一度は家族旅行。
私が総合的に考える、現在の日本の平均的なご家族の想定はこんな感じだろうか?
シンガポールの一般家庭の生活水準は…
家族想定は、親子4人(両親と子供2人)、夫婦共稼ぎ。家族の収入は、ご夫婦2人合わせて$4000-5000/月額(50-60万円/月額)。これは、シンガポールの地元新聞の発表にもあったが、現在のシンガポール人家庭の1世帯の平均所得だという事だそうだ。
シンガポールでは、家の中の働き手が1人であると、この半分の額が1世帯の平均所得だそうだ。つまり、$2000-2500くらい。
ただし、シンガポールも含める海外の雇用形態は、雇われる人、一人一人のコントラクト(契約)があり、会社として、一定に定められているわけでもない。同じ会社の中でも、個人の仕事能力により収入は全然違う。
①持ち家(HDB、4-5Room / 日本の呼び方は 3-4LDK)
②食事形態は、月に1-2度はレストランなどの外食、日常的には、家かホーカーでの食事。
③服装、特に高級ブランドの服や靴などは所有していない。あっても家族で1-2点。あとはコピー商品。通勤には、量販店(ユニクロ的な一般ブランドの服)子供は学校は制服、学校以外は量販店で購入。家族全体として、普段は特に構っていない。地元のショッピングモールで買ったノーブランドの軽装。年中夏なので、Tシャツやショートパンツなどが中心。靴はスリッパ。
④ご家族の娯楽と子供の教育。年に一度は、マレーシア、インドネシア、タイなどの近場の家族旅行。子供は塾が中心。1人につき2-3教科の塾通い。芸術、スポーツは、自他共に認められる特別な才能がある子供を除いて、特にお金をかけない。
⑤ご家庭にある車両。何も所得していないか、ファミリーカーを一台。あとは、カーシェアリング(レンタル)。とはいえ、シンガポール
の車の価格は世界1高い。
国産車はなく、全て輸入車である。因みに、日本の軽自動車は、シンガポールでは平均500-600万円。ファミリーカーだと1000万円。日本の高級外車とほぼ同じ価格になる。
これが、現在のシンガポール人の一般家庭の生活だそうだ。
日本の一般家庭と比べても、見劣りしていないと考える。
私がよく話題にあげる日本人エイリアンで、シングルマザーの女性だが、彼女の雇用形態は、正社員でもなくパートである。
ただ、家の稼ぎ手は1人であっても、本人曰く、彼女は、掛け持ちの仕事を3つもしているらしく、シンガポール人の平均所得(4000-5000)は得ているとしよう。そんなに稼げるとは思えないが…例えば。
でも、彼女がこの稼ぎのままでは、今の彼女の生活水準は保てないのである。それを、無理に保とうとすると、彼女は破産するかもしれないと予想される。
それは、彼女は日本人であり、シンガポール人とは生活に関して求めているところが全然違うのである。
しかも、彼女は事業主ではない。どれも雇われの身であり、シンガポールでは、雇用主の気持ちで人を解雇する事もできないわけではない。つまり、コントラクトの途中打ち切りは、雇用主が決める事もできる。だから、彼女の収入は普遍的な収入であり、確定的に、毎月必ず同じ収入を得られる保証はない。
しかしながら、もし彼女が起業している人ならその心配はないので、収入は安定する。シンガポール人も、これは同じであるので、雇われの身である人は、みんな絶対に収入が安定していると言うわけではない。どんな人でも、いつ、首を切られるか?はわからないのである。
エイリアンの彼女は、持ち家でない。これは、シンガポールで生活する上では、絶対に必要不可欠なものであり、長く住みたい人は、不動産をHDBでも購入しなければ、家賃の支払いが収入を圧迫して、誰でも、破産に追い込まれる可能性があるのである。それは、シンガポールの家賃相場は、東京の一等地の家賃相場と同じである。20万円(2400ドル)以下で、家族で借りる事ができる家はないのである。
シェアハウスはあるが、日本とは規定が違う。シェアルームも同じく、大人だけの家族であるといいが(ご夫婦のみとか)、子供が1人でもいると、オーナーは貸さないのである。
また、同じ家に住む人々も、日本人ではない。夜中にお酒で暴れることもあれば、恋人を部屋に連れ込む事もある。共有のリビングであっても、キッチンであっても、ところ構わず子供に見せられない、他人の大人の言動がある場合もある。
どんな人かもわからないので、子供にいたずらされるかも?しれないし、子供が好きな人とは限らない。だから、子供を連れていると、他人とのトラブルになりやすいので、オーナーはシェアハウスや部屋貸しを行うときは、単身かご夫婦に限るという条件を設けるのである。
子供がいると、不動産会社も、シェアハウスや部屋貸しは紹介しない。ご家族連れの場合、シングルマザーであっても、ワンユニット全部借りてもらう事にしているのだ。
彼女は、コンドミニアムをレンタルしている。自分が働くためにメイドを雇っている。日本への一時帰国は、前々から必ず一年に一度はしている。
彼女のような生活水準を維持するためには、シンガポール人の平均所得では維持できないのだ!4000-5000の収入では、家賃を払うと、生活費と食費で残りはかつかつになる。子供がいて、習い事やメイド雇ったり、家族の海外旅行などできるわけがない。
シンガポール人はみんな持ち家であり、ローンはあっても、そんなコンドミニアムの家賃のように高いローンを支払う人はいない。また、HDBだと、CPFの住宅財形のアカウトから、天引きされるので、月の手取り給料からはローンの支払いはない。だから、丸々、4000-5000が使えるのである。
これだと、日本人の一般家庭と同じ生活水準が保てててもおかしくないし、彼女のように、破産の道を歩かなければならないシンガポール人家族はないのである。
日本人のPRの方々が、日本と同じような生活水準を保つためには、持ち家は必要最小限の必須アイテムなのだ。
エイリアンの彼女のように、日本人として、納得のいく生活水準を保ちながら、シンガポールに長く住もうと思うなら、月に、7000-10000の所得が必要である。或いは、彼女のようにシンガポール人と同じような平均所得であると、シンガポール人のように、持ち家でないと、生活水準は保てない。
彼女は、そこが誤算しているのである。だから、可哀想であるが、彼女は、間違えなくこのままでは破産してしまうだろうと、私が長年ここに住んで、いろいろな日本人を見て来た経験から思う。
また、もし、預貯金や実家からの援助、慰謝料や養育費があったとしても、到底、それらはいつかはなくなる。しかも、こんな所で暮らすと、収入と支出のバランスはかなり悪くなると思う。
それを回避する方法は1つだけあるが、今はもう、彼女とは関係ない人間なので伝えようがない。これも、彼女とお子さん達の運命なので仕方ない。
そこから考えても、彼女のようなシングルマザーがここで暮らす選択は、何も先を考えていない、無謀な選択であることは間違いないだろう。
私は、彼女に適切なアドバイスはした。離婚したら日本に帰った方が良いと。聞く耳を持たなかったのは彼女なので、どうなっても私のせいではない!
シンガポールの中には、彼女だけでなく、無謀な選択をしている日本人家族のPR保持者達は結構いらっしゃる。私は、本当に、そんな人のお話を聞くたびに、目を塞ぎたくなる事もある。
怖すぎる…

こちらにお住まいの日本人の方々がお付き合いなさっているシンガポール人は、シンガポール人の中では、高額所得者でありそんな方々でないと、シンガポールに住む外国人(日本人含む)とはお付き合いできない。つまり、シンガポール人の一般のご家庭の平均所得よりも、上の所得をお持ちなのだ。
シンガポールにお住まいの外国人は、日本人だけでなく皆さん、生活水準がシンガポール人よりも高く、所得もシンガポール人の平均所得を遥かに上回わっているのが普通である。
そりゃ、普通で考えても、海外赴任になって、その国に行って、日本の平均の生活水準よりも低い暮らしをするくらいなら、みんな、シンガポールへは来ない。
同じ海外赴任でも、発展途上国や治安が悪い国への赴任は、会社側もご本人だけの移動を勧める場合もある。また、そんな国へは、一緒に行くか行かないかは、ご家族も思案のしどころにはなると思う。
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さて、話が逸れてしまったが…
シンガポール人は、結構苦労して、日本人の平均的な生活水準と同じくらいの生活を維持している。1世帯、4000-5000ドル(30-40万円)の所得。
というのは、シンガポールの雇用形態は、先程も述べたように、海外独特の雇用形態であるのだ。安定しているとは言えない。仕事を突然解雇される場合や、突然契約を打ち切られる場合もある。
そこから考えても、日本は国民が政府から守られている感が羨ましい。
何回か話題にしているが、吉本興業の問題。
日本では、政府をあげて、また、世論も黙っておらず、吉本興業がというわけでなく、従業員の生活向上や待遇の改善(アップ)ができてない企業については、ブラック企業的な扱いであり、そんな企業が発覚すると、政府が業務改善命令まで政府から出ることもある。
シンガポールの企業や海外の企業などは、全てと言ってもいいくらい、日本人風にいうと『ブラック企業』は当たり前のようにあると感じる。
それは、雇用形態自体が日本のシステムとは全然違う。また、終身雇用的な考えは、海外の企業にはなく、本当の意味で、個人の実力主義であり、いろいろな意味でも個人主義、個別主義であると感じる。
つまり、学生が学校を卒業して会社に就職するときも、日本のように一斉にスタートでない。また、大量の人材を採用する事もない。随時採用なので、就職を一斉に行うことは、日本の文化的な事なのかもしれない。
シンガポールでは、会社により若干違うかも?しれないが、会社が人を採用するのは、新人、中途採用などは関係なく、年中、採用の門戸は開かれている。
つまり、どこかの会社は必ず毎日採用があるのだ。それが、自分が働きたい職種であるかは別だ。
日本のように、中学、高校や大学を卒業する3月の時点で、次の受け入れ先を決めて、4月から働くという意識は、特に、シンガポール人にはない。
また、大学を卒業してから、他の学校に通って、つけたいスキルを身につけてから、就職する学生もいる。
しかも、特に大学入学は、シンガポールの教育システムと日本とは大きく違う。大学も簡単に誰でも入学できるわけでない。また、卒業も簡単ではない。
とはいえ、シンガポールは、日本よりもひどい学歴社会であるため、大卒とそれ以外の人とで、同じ会社で働いていても、待遇自体が全然違う。
だから、シンガポール人達は、大学の費用も、親が出すのではなく、大学に行きたい子供が出すのが当たり前のような社会なので、本当に大学に行きたい人は、働いて学費を貯めて、大学に入学する社会人からの大学入学も一般的でもある。
日本は、この間の吉本の事件のように、コンプライアンスがしっかりしているとか、してないとか、待遇がほかの人と比べてどうだとか、エリートみたいな人が優遇されすぎだとか、いろいろ労働者は文句をいう。それを、会社やケースによっては政府まで取り合ってくれる。
シンガポールだけでなく、海外では、労働者個人の文句は誰も取り合ってくれない。また、世間の関心事にはならない。
だから、誰も庇ってくれないので、自分の主張をわかってもらうためには、自分が直接社長に直談判するしか方法がない。
また、給料や待遇も同じ会社にいるからといっても同じではない。私の学校でも、一人一人コントラクトの内容は違う。これについては従業員は、口出しできない。
例えば、シンガポールで日本で起こるような、不当な労働があったとしよう。そんな場合、みんなその仕事を辞める。とても簡単だ!
会社側も、あまりにも人が多く辞めると、絶対困るので、そのやめた人がどんな理由でやめているのか分析はする。それでも、経営者がよしと思うなら、業務改善には繋がらない。そんなものだ。
また、私は娘から聞いて驚いたのだが、例えば、日本にもある、歩合制の営業職。つまり、給料の中に、営業成績のコミッションが入るものだ。
日本では、歩合制の営業職の場合、大抵の最低限の基本給は、高い、安いに限らず設定してあるはずである。だから、例え、その方が全然お客様を掴めず、営業成績としは、売り上げがゼロであったとしても、その月の給料がゼロになるわけでないと思う。
これは、よく知らないのだが、多分、労働基準法の中の給与授与の規定の中に、最低限の基本給は保証する事が、企業に義務づけられているのかも?しれない。
でも、シンガポールは、歩合制の営業職には、基本給はなく、全て、売り上げのコミッション制らしい。そのかわり、ギャンブル的に、1つ売れると、普通の平均的な給与より、コミッションの方が見入りがいいお金が入るものもある。また、ものによれば、一度契約を取ると、毎月、決まったコミッションが、会社にいる限り永遠に入るようなものまであるらしい。
また、完全歩合制の営業職は、その商品の単価が高額、あるいは、長期契約が必要な商品ばかりである。それ以外、単価が高額出ない商品は、歩合制でないか?或いは、売上に対して一定のコミッションが、コントラクトで決められている場合が多いらしい。
単価が高額な商品の歩合制の営業職は、基本給的なお金があったとしても、いわゆる1000円程度のあってもなくても、交通費にもならない感じのものであったりすることもあるらしい。
つまり、歩合制の営業職の場合、お客様を掴めると、その月の給料はあるが、お客様が全然掴めなければ、その月の給料は、出勤した日に関わらずゼロなのだ。なんだか、会社しに所属しているのは、名前だけで、その方の実態は、うちの夫(自営業)のようだ。
私は、これは労働者にとっては、理不尽な事のように思える。
毎日、朝から職場にいき、お客様を掴む努力をして、8時間働く。でももしお客様が掴めなければ、その月の給料ゼロ。そんな馬鹿なぁ…!
こんな待遇であると働き方は、時間が、フレキシブルであるらしい。実際に、1日の働く時間だけが決められており、事務所でも自宅でも、外でも構わないらしい。好きな所で、決められた時間だけ拘束されているだけだ。また、休むのは自由である。有給も無休もない。仕事を休むと、お金を作るチャンスがなくなるだけだ。
でも、こんな仕事のメリットは、一度大きなお客様を掴むと、あとは、仕事しなくても、毎月お金が自動的にはいってくる。会社を辞めない限り、また、そのお客様様が、商品を持っている限り、自分の収入も入る。大抵の場合は、お客様は月払いの支払いなので、コミッションは毎月はいる。
または、高額な商品を一括でお客様が支払うと、高額な大きなコミッションが一度に入るので、ほかの月は働かなくても良いというわけだ。
何故?このような事が、シンガポールの歩合制の営業職で成り立つのか?というと…
それは、シンガポール人は『南国人』だからだ!
シンガポール人の気質からいうと、もし歩合制の仕事で基本給を与えると、なにもしなくてもお金を貰える感覚になり、それに胡座をかく人もいるからだ。企業としては、少ないお金であっても『働かざるもの食うべからず』的に、給料泥棒的な社員を締め出すためでもある。
日本人はみんな真面目であるので、歩合制の営業職であっても、基本給だけをもらって、なにも仕事の努力しない人は、いないかも?しれない。それが日本人なのだ。
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海外で働く日本人は、みんな、それぞれの国で真面目に働く事だろうと思う。
でも、日本人エイリアン達の出没によって、外国人達から、日本人の生真面目さや仕事の正確さへの評価が緩いでいる。
また、日本の中でも、エイリアン達は、自分の事は棚に上がり自分の権利ばかりを主張する。
こんな人達だから、人にも優しくできないのである。
社会の雇用形態は、日本の方が守られている。でも、守られているからこそ、それを盾に、普通では考え難いような、とんでもない事をやったり、言い出したりするのもエイリアン達なのだ。
日本の社会は、人に優しいのは間違いない。本来なら、もっとバリアフリーな社会であるはずなのだ。
でも、今日本の中には、エイリアン達が増えている。バリアフリーな社会が崩れているのも、エイリアン達の仕業である。
エイリアン達は、自分さえ良ければいいという考えの持ち主なので、電車の中でも、公共の場所でも、人を思いやる気持ちかないのである。
必要としている人に席を譲るという、こんな簡単な事ですらできないのである。
また、エイリアン達は、社会人になると、打たれ弱く先輩や上司から、少しでも悪いところを指摘されると、自分の権利を行使して、逆パワハラもどきの事を平気でしたり、反対に、気が弱いエイリアン達は、ブラック企業の中では、正しい事を正しいと言えず、責任を持たなくてもいいところに、責任を感じで、過労を重ねて自分の身体を壊したり、命まで落とす人もいる。
加減という事もわからず、自分で考える力もなく、そんなエイリアン達の親までもが、常識や道徳が違うので、大人になった子供の保護をしすぎる。
例えば、過労死をしてしまった自分の子供に対して、会社を相手どり訴訟を起こす。
これもおかしな話だ!子供と言えども、もう、社会人なので、自分の命は自分で守らないといけない。仕事も、過労だとわかっているなら休めばいい。やめればいい。それをしなかったのは自分の子供である。
もし、子供がまだ未成年なら、親が出て言っても問題ない。イジメなどで、子供が死んでしまった場合、これは親が出ても当たり前だ。
でも、社会人の子供が生きても死んでも、それは、本人の責任であるべきで、それを親が訴訟を起こし、それを受け止める会社も、社会もどうかしていると私は思う。
人命や人権は大切であるが、ブラック企業の問題や会社の中のハラスメントは、個人の問題であり、会社や相手に改善を促す必要などないと、私は、海外の企業を見ていて思うのである。
これは、本人の問題であるので、それが嫌なら、会社を辞めたらいいだけだ。会社や人なんて変わっても変わらなくても、自分の問題でない。
こんな風に考えているのが、シンガポール人であり、多くの外国人の方々は、きっと、シンガポール人の考え方と同じような人達が多いに違いない。
日本は、今こそ、海外の企業のように、エイリアン達に胡座をかかせない様にする事も必要ではないだろうか?また、それ以前に、どうあっても、日本人は道徳や常識を見直して、勉強し直してもらいたいと強く思う。