こんにちは。Bibakoです。

私、ブログだから、私が思う事はなんでも書きます。今回、私は、教師として腹立つ事をぶちまけます。

これは、日本であれば、教師はこんな事を言えない環境にあります。
でも、私はシンガポール🇸🇬で、シンガポールのローカル学校に勤めているので、日本の学校や文科省、教育委員会は関係ないので、敢えて言わせてもらいます。


これは、日本人の保護者さん全てではないですが…


教師の仕事をサービス業と勘違いなさっていらっしゃる保護者さん、これは間違いですので、お考えを改めていただきたく思います。


教師の仕事をサービス業的にお考えの日本人保護者さん達は、教師に対しての『礼儀』が感じられません。それは、人としてどうでしょうか?


親しき仲にも礼儀有りに象徴されるように、その保護者さん達は、ご自身の友人に対しても『礼儀』がないのでしょうか?いや、そんなはずないと思います。

どんな方々であっても、もし、他人と自分の意見に食い違いがあるとき、自分の主張を言うときは、相手の意見を自分の意見として考えて、まず、その意見の良いところを考えてみます。

そして、次に自分の意見を照らし合せて考えてから、結果的にどうなんだ?と考えてから、もし、相反する意見を持つときには、自分の意見の良い部分を相手にわかるように告げてみます。

それが『リベート』という対話の方法です。


現在の保護者の方々は、ご自身のお子さんしか見えておらず、教師は立場上、集団教育の中でお子さんをお預かりしているため、全体のことを考えて、保護者さんのご意見を考えてみてから、クラス全員の生徒の一員と考えるとどうか?という意味で、保護者さんのご意見が受け入れる事を躊躇する事もあります。

教師は、保護者さんに対して言葉も選ぶのに対して、保護者さんは言葉を選ばす、上から目線で、まるで、ご自身が偉くて教師の身分が保護者さんより低いと言わんばかりの態度をとられて、挙句、自分の意見と教師の意見が一致しない事に対して、怒りをあらわにされる方々もいらっしゃるのですが、それは、人としての礼儀が学習できていない証拠ではないでしょうか?


教師と保護者という間柄でなくても、社会に於いては、他人に対する『礼儀』を守るのは、どんな場合でも必要であり、それが日本人としての常識だと私は考えています。



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私は、長い教師生活の中で、本当に、人として『無礼』を感じた保護者さんは、数名いらっしゃいました。

私は、日本の学校で勤めているわけではありません。現在は、シンガポールのローカル学校で働いています。


私の生徒は、日本人ばかりではありません。シンガポール人を始め、シンガポール以外のほかの外国人も私の生徒はおります。

その中で、日本人の保護者さんは、外国人の教師に対しては、腰が低い態度で臨まれる場合も多くあるにも関わらず、相手が日本人教師だと、日本人同士である事で、本来なら、相手のことを思いやり、教師のいう事がご自身のお考えと違う場合でも、失礼な態度をあからさまにするのは、如何なものでしょうか?


日本の中では、教師は、まるでサービス業であるかのように、お客様意識の高い保護者さんもおられます。でも、保護者さんは教師のお客様ではありません。

教師と保護者は、共に協力する事で、保護者さんのお子さんに良い導きができます。それを、保護者さんの方から放棄なさるのであれば、私としては、ほかの学校を選ばれる方が良いと考えております。


保護者さんが、教師を自分より下の身分的に思われていたり、お客様意識で教師に接していらっしゃると、それは、あなたの常識や道徳が間違っています。


教師と保護者は同等であり、共に、子供をより良い道へと導く、同志のようなものです。
ですから、上から目線のお話をなさるの筋違いかと思います。

また、お話の内容が、ご自身のお子さんにとっては理不尽な場合でも、一度、教師のいう事も受け止めて考えてから、お話をしていただけると、教師ももう一度、自分が告げた意見について考える事もできると思います。


教師は『リベート』的な話し合いは、保護者さんとできるスキルが必要であり、教師といえども、人である以上、完璧な教師など1人もおりません。でも、教師からの話が、なんの根拠もない事であるとか、教師自身の持論の展開だと言われるのは、大変遺憾に思います。


教師は、お子さんを指導して良い方向に導く仕事のプロ意識を、どの方々でもお持ちなのが、日本人の教師だと、私を含めて、日本人の教師の方々は自負なさっている事と思います。

また、教師が保護者さんにご意見を述べさせていただくときは、必ず裏付けがあると、お考えいただきたく思います。

それもわからないうちに、話にならないと、懇談の最中、教師のお話が終わっていない間に、お帰りになられた日本人のお父さんに遭遇した事もありました。

もし、これがお父様の仕事場であると、ご自身の意見とお相手(社内でも、クライアントとの間でも)の意見が終わらないうちに、席を立つ事は、社会人として許されるのでしょうか?

それを、学校の中で相手が教師であると、ご自身がお客様であられるように、プイッとそっぽを向かれる…。それは、人としてどうなのでしょうか?その保護者にとっては、ご自身のなさった事が正しい態度だとでも、思っていらっしゃるので、そんな事が平気でできるのだと、私は思いました。

また、別のケースは、保護者さんに直接の受け持ちのお子さんの事ではなく、その子供のご兄弟が、自分の元教え子であったため、教師として上のお子さんに対するお話を差し上げたところ、お母さんは教師からの話を勘違いなさっておられたようでした。そのあと、お母さんの態度が一変して、なんの連絡もなく、懇談にいらっしゃらなかった保護者さんがおられました。当日でも構わないので、キャンセルの旨は、担当の教師に伝えるのが常識と考えます。

教師は個人懇談の資料を受け持ちの生徒一人一人丁寧に時間をかけて作成しております。
懇談会のドタキャンについては、これもどんな場合でも、無礼な事であると考えます。ご自身が前もって相手に直接キャンセルを伝える事は常識だと考えます。
これも、もし相手が教師でなく、保護者さんにとって大切な相手であるとどうでしょうか?そんな失礼な事は、ご友人にはなさらないのではないでしょうか?

教師の立場と保護者さんの立場には、なんの上下関係も派生していません。保護者さんはご自身のお客様意識を持っている事については、反省していただきたいと考えています。

他にも、アレルギーを持つお子さんについても、シンガポールと日本では学校に於ける処置の仕方は全く異なります。どこの外国でも、どんな時でも、ご自身のお子さんは親が守ってあげないといけない事、わからないときは、外国で暮らす事は諦められる方が良いと考えています。

海外の学校では、お子さんの個人的な事については、教師はそれをずっと監視したり、気にかけたりする義務はありません。

しかしながら、これは私個人の事ですが、日本人教師からのアレルギーに対するアドバイスは、なんの根拠もないのにお話する事はありません。

教師はお医者さんではないですが、たくさんのお子さんに携わりアレルギーを持つお子さんについても、経験値が高い教師もたくさんおります。
その教師が、個人の気持ちでお子さんに対してアドバイスをなさっているのですから、それに対しては従う従わないではなく、人として、快く受け入れて心に留めていただけるだけで充分だと思っております。

私の場合は、自身の子供がアレルギー体質を持つ子供であったため、アレルギーを持つお子さんの保護者さんの苦労は自身の事としてわかります。
その上で、お子さんに対するアレルギーの対処法のお話をさせていただく事もありました。
でも、そのお母さんは何も自身の苦労もわからない人に、勝手な事言われたくない態度をとられ、それだけならまだしも、アドバイスが気に入らないからと、学校側にも文句をおっしゃった方もおられました。

これも、人としてどうでしょうか?

私は、自身の子供のアレルギーで、かなり大変な思いをしたことは、保護者さんにはお話した事はなかったのですが、保護者さんは、ご自身だけが苦労しているように思われていたのでしょう。
教師でも、同じアレルギーを持つ子供を育てる仲間としての意見である場合もあるので、頭から否定するのは、人としては、失礼な態度だと思っております。

アレルギーを持つお子さんについても、教師はサービス業ではありません。また、アレルギーを持つお子さんを育てているのはご自身だけでもない事、ちゃんとわかった上で、学校の中では、教師に対しても失礼な言動はお控えいただきたく思っています。

それから、給食をアレルギーがあるお子さんも食べられるようにすることは、日本で行っていることであり、海外の学校ではこんな事はありません。

それも把握された上で、給食がある学校の場合、ご自身で対策なさるのは、海外の学校では当たり前の事です。

日本だけが、教師や学校が、こんな教師や学校の責任や仕事の範疇を超える事を、真剣に取り合っている事、私は疑問に感じています。

これは、アレルギーを持つお子さんに対する差別発言ではなく、逆に、アレルギーを持つお子さんの保護者さんが、学校や教師の仕事に対する『逆差別』だと私は感じます。

私は、正直にシンガポールの学校で働いて良かったと感じます。シンガポールの学校は、教師の仕事の範疇の線引きが明確だからです。


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私は、幸い、シンガポールの教育現場におり、日本の中の教師の方々が、大変苦労なさっているご様子を、気の毒に思います。

学校側も、教師にも人権もありますし、保護者さんはお客様でも神様でもありません。
モンスターペアレントなどは、本当は無視してもいいくらいだと私は個人的に思います。でも、それができないのが、日本の教師であり、教育現場なんです。

日本の中では、教師には言論の自由はないのでしょうか?権利は保証されないのでしょうか?


モンスターペアレントという面白い名前が市民権を得ており、ご自身のお子さんに起こったことを、あれよこれよと学校相手に理不尽な話を始める。

学校の中のイジメの問題も、日本の中ではまるで学校の責任であるか?のように考えている場合も多く、実際には、学校側や教師の仕事の範疇を明らかに超える事もあります。

シンガポール🇸🇬では、教師には教師の仕事の範疇が明確に示されているので、教師が保護者と揉めても、学校としては、互いのお話を聞く立場ではあるが、判決としては、当事者同士の話し合いである場合の方が多い。

また、教師と保護者さんとの話しが解決を見なくても、保護者さんが学校を続けている事は、学校側としては、保護者さんは納得して通われていると考えるだけであり、もし、保護者さんが納得しない時は、別の学校に転校なさるだけなので、教師が辞める事はそんな理由ではあり得ないのがシンガポールです。


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日本は何かにつけて、生徒が起こす問題を教師が責任を負わされる事も多くある。これも、時間をかけてでも、学校側も教育委員も文科省も、教師の権利については、もう少し話し合って、保護者さんとの立場関係も明確にしてもらえると、働きやすい職場環境が整うのではないか?と私は思います。

日本の中は、保護者さんに優しく、保護者さんを大切にし過ぎであり、教師の立場や権利は無視されているような環境のもとで、教師達は自分の信念のもと、教育に携わる人が大半を占めるのだと思います。


日本の中では、保護者さんが守られて教師は守られていない理不尽さを感じます。

保護者さんは、ご自身の理不尽なご意見に対して、校長や教育委員会を盾に、教師を脅迫するのも辞めていただきたいと思います。
ほかには、上から目線の物言いで、自分はお客様にでもなったのか?偉そうな口調で教師とお話なさるのはお辞めください。

どうぞ、人としてのマナーはお守りいただくようにお願いします。これは、シンガポールでも、同じだと思っております。



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これは、私だけでなく、日本人教師万人の声かももしれません。

日本人の教師なら、教師を長くすればするほど、こんな思いになる場面に遭遇する回数は、教師の方々はみんなお有りなのではないでしょうか?