こんにちは。Bibakoです。
私、こんな話をブログでしていいのか?悪いのか?よくわからない…
でも、いち日本人教師として、シンガポールで、日本人学校以外の学校に通う、純日本人家庭の保護者さん達に、少しだけ注意していただきたい事がある。
シンガポールは、日本語学習にも大変恵まれた国でもある。
純日本人のご家庭のお子さん達にも、日本語(母国語)を学習できる学校というのが、結構あるかも?しれない。
私が、教師として日本人のご家族にお勧めしているのは、お子さんが日本人であれば(ハーフ除く)必ず、国語の教育はどこかで補ってもらいたいと言う事である。
つまり、インター校か?ローカル学校に通っている純日本人のお子さん達には、せめて、日本の教育の義務教育レベルの『国語』(母国語)学習を、保護者さんの方で、お子さんに与えてもらいたいと考えている。
それは、どこの国の国民であっても、母国語を学習していない国民というのは、使えない人間であると言わざるを得ない。
例えば、日本人の場合、いくら一生海外暮らしになるとしても、純日本人(ハーフやクォーターの日本人ではない、純の日本人)の場合、国語は日本人として必須教科であり、それ無しには日本人とは言えない。
また、言語は、どこの国の国民であっても、まずは『聞く、話す』は大切なコミュニケーションツールである。あと『読む、書く』と言うスキルが必要である。
今は、先進国であれば『義務教育』という教育システムがあり、国民は学校に行き、母国語の学習を必ずしなければならない。その場合、話す、聞く、読む、書くの4つを習得する必要がある。
ただ、世界の中の発展途上国では、まだ、学校に行けない子供達が存在する国もある。そんな国の国民は、お金が有る無しで『教育』を受けられる国民と受けられない国民が存在し、教育を受けられなかった国民は、読む、書くの習得はできず、話す、聞くだけの言語習得になる。
これは、完璧な言語(母国語)習得とは言えない。つまり、同じ国民同士でも、読み書きができない人とできる人では、読み書きできない人のコミュニケーション力も劣るという結果になる。
また、その事で、他人に利用されたり騙される可能性も大きくなり、人としての平等性に欠ける結果にも繋がる。
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シンガポールの学校では、幼稚園や保育園は日本語学習ができる学校が最近は多い。
でも、日本人としては、この段階では必ずしも『日本語学習』ができる学校へ入学する必要はない。全く、日本語学習がない幼稚園や保育園への入学も有りである。
それは、日本の中でも、保育園や幼稚園は義務教育ではなく、親が、もし我が子を小学校から学校に通わせたいと考えるなら、それは法律違反にはならないからだ。
つまり、日本では、国民に対して『母国語』の学習は、小学校1年生からで大丈夫だという意味であり、日本国民にとっての『母国語の学習』というのは、話す聞くは既に、生まれたときからスタートしているため、小学校からの母国語学習は、純日本人のお子さん達にとっては『国語の読み書き』を意味するのである。
この事は、日本人だけでなく、どこの国の国民でも、学校に通わないと、誰でも『母国語の読み書き』は習得できない。自力で習得できる人もいないわけではないが、かなりの本人の気力と努力が必要になる。でも『話す事や聞く事』は、口や耳が正常な働きをしていると、みんな普通にその国で長く生活していると、国民に関わらず習得できる事である。
では、純日本人のお子さん達が、シンガポールや他の海外で、1年生からインター校やローカル学校にお通いになることは、日本国民として法律違反か?というとそれも違う。
日本の文科省でも、シンガポールでも同じだが、義務教育の意味は『国民がその国で生活するのに必要最低限の学問を学ぶための学校』に通う期間である。
つまり、その中には、母国語、日本人にとっては『国語』学習は含まれており、日本人のお子さん達にとっては、『国語』教育は実際には外してはいけない教科である。しかしながら、義務教育に関しては、学校に通わせていると、どこの学校であっても特に問題はない。
でも、フリースクールやホームスクールなどは、義務教育を受けたとは認定されない場合もあるので、これは、日本の中であっても、文科省に確認した方が良いと思う。
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皆さんは、この事はご存知だろうか?日本語と国語と言うのは別教科である。
そこが、日本人の保護者さんはわかっていらっしゃらない方々が大変多い。
国語 … 純日本人が学ぶべき日本語教科
日本語 … 外国人が学習する日本語教科
失礼なことを申し上げるが、シンガポールのインター校などで行われている、放課後や課外授業的に行われている『日本語学習プログラム』は、日本人のお子さん達にとっては、日本の国語教育の観点からも、日本人教師として考えても、意味のない学習だと言わざるを得ないのである。
どこの国の国民であっても、第1言語を学ぶ意味は、『国民と国民のコミュニケーション』を行うツールとして、必ず習得しなければならないものである。
つまり、純日本人のお子さんにとっては、小学校1年生からは、どこかで『日本語学習』ではなく『国語学習』を、日本の文科省指定の教科書を用いた学習を受ける必要があると考える。
純日本人のお子さんが、日本語学習をしても、『日本語』という教科は、あくまでも『外国人が学ぶ日本語』であり、語彙量も覚えるべき漢字の量も全く違う。
『国語』と言う教科は、純日本人、日本国民が必ず習得しなければならない『日本人が学ぶべき日本語学習』であり、日本人として必要な語彙や覚えておくべき漢字なども、文科省で学年別に定められており、それを学習して習得する必要がある。
また、それは、インター校の日本語教師はわかっていなければならない。
ところが、シンガポールのインター校で日本語学習プログラムを行っている日本人教師の中には、教員資格を持たない方もお働きになっている。
暴露話になるので、これをブログに書いていいのか?と迷ったが、私はいち日本人教師として、やはり、日本人のお子さん達の事を1番に考えると、注意喚起しておいた方がいいと考えた。
実は、シンガポールのインター校で、日本語学習プログラムを担当している教員の中には、幼稚園や保育士だけの資格保持者の先生や、日本語教師の資格保持者の先生が、お子さんの日本語学習プログラムを担当なさっている場合もある。
私の知り合いのエイリアン先生もそうだが、幼稚園や保育士の資格しかない先生なのに、小学校以上の日本人のお子さんの日本語学習プログラムを担当していた。
私は、その事はあまり好ましく思っていなかったので、彼女に、インター校では、受け持ちの保護者さんに『この日本語学習プログラム』だけでは、日本人のお子さんの国語学習としては不充分なので、『補習校』か『継承校』で教科書学習を行う事をお勧めした方がいいと、彼女がこの仕事を始める前にアドバイスした。でも、彼女は無視した。
私の考えでは、インター校で日本語教師が職として、1年生(G1以上)以上の純日本人のお子さん達に教えるなら、小学校教員含むそれ以上の免許保持者の方々が好ましいと私は思う。
ところが、シンガポールのインター校には、エイリアン先生のような教員や日本語教師の資格だけで働く日本人教師がたくさんおられる。
でも、これは、シンガポールのインター校の規定では違法でない。だから、エイリアン先生にとっても、なんの問題もないし、何も違法なことはしていらっしゃらない。
でも、私は『それでも、教師か!』と言う気持ちであった。エイリアン先生はやっぱりエイリアン先生であり、ご自身のお金が必要であれば、こんな事もやっているのである。
子供達を教えると言う職業意識やその責任を真剣に考える先生であれば、こんな仕事はできないかも?しれないと、私は思う。
少なくとも、私なら、小学校教員資格がなければ、シンガポールのインター校であっても、小学校では働かないと思う。
資格がない先生の採用については、インター校からすると、学校で『国語』を教える必要性がない。
純日本人のお子さんであろうが、その他の外国人同様に『日本語学習プログラム』で充分とされ、インター校からすると、あくまでも、『日本語』はオプションレッスンなのである。
だから、そこで教える先生に、小学校教員資格があってもなくても、日本人であればいい的な考えだと思う。
シンガポールインター校では、わざわざ、『国語学習』を学校でする必要など学校の義務ではない!
だから、学校側も、小学校教員資格がない日本人の先生の採用ついても、何も悪い事をしているわけでないのであろう。
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シンガポールのインター校は、日本の学校でないので、その国の母国語や第1言語は必須教科としている。
英語はシンガポールの第1言語であり、インター校でも、英語が母国語であるインター校はたくさんある。ただし、ヨーロッパ系のインター校は、英語を母国語としない学校では、英語は第1言語ではなく、第2言語の扱いであるが、たぶん、必須教科だとは思う。
英語が必須教科のインター校では、午前中に、英語のレッスンのスロットを持ち、必ず、教育指導要項に基づいて、教師達は生徒に、英語を教える必要がある。
だから、インター校で働く教師も、必ず、小学校以上の教員資格者、または、小学校以上の生徒を教えることができる言語教師の資格保持者でなければ、学校勤務はできないはずである。
これは、日本人学校も同じである。ただ日本人学校では、言語教師の資格は、正規の学校機関では教員として採用されない。
日本人学校や日本の中の小学校は、私立校やインター校でも教員資格は必要条件である。
シンガポールの日本人学校では、小学校教員、中学教員、高校教員の資格保持者でなければ働くことができない。補習校や継承校でも、同じ条件のはずである。但し、教壇にたった経験のある無しは、補習校や継承校では問われないかもしれない。
補習校や継承校でも、そこで働く為には、同じく教員資格が必要だと思うが、幼稚園部門が有る継承校では、その部門に携わる教員は、幼稚園や保育士の資格保持者でも大丈夫のはずである。でも、小学校以上の教員資格保持者でなければ、小学校部門では働けないと考える。
ただ、最近、補習校の教員の中には、日本語教師の資格でも、採用されると聞いたことがあるが、私は日本人教師としては、補習校であっても、国語を生徒に教えているので、できれば、小学校教員資格保持者であるほうが、好ましいのではないか?と、個人的には思う。
シンガポールのインター校では、日本人教師や中国語教師の資格については、保護者さん達には明かす必要など無い。これは、たぶん、日本の学校でも同じであるし、日本の学校では、資格がない先生が学校で働くことは、インター校であっても無いだろうと思う。政府からの許可が下りないと考える。
シンガポールのインター校では、たとえ、幼稚園や保育士の資格のみで働く教師がいても、その先生の担当が、日本語や中国語であると、そのインター校の必須教科ではない(中国語は必須かも?)ので、小学校以上の教員資格がなくても、学校側や働く教師が違法を犯しているわけでない。
そこは日本人保護者達が、理解しなければならない事である。
では、何が問題なのか?
問題は、純日本人のお子さん達が、インター校やローカル学校にお通いになられる場合に、国語学習ができるか?である。
その解決策は簡単である。純日本人のお子さんを補習校や継承校に入学させればいいだけだ。
塾や学校の日本語学習プログラムは、日本語の読み書きのスキルは補えるが、日本人としてのアイデンティティは育ててくれない。
学校で国語の教科書学習を取る意味は、国語の教科書の内容は、ただ単に、日本語の読み書きだけを教えているのではなく、日本人としての物の考え方やコミュニケーション力などを教えるのである。だから、学校では『国語の教科書』を使った学習方法がとられているのである。
補習校や継承校は学習塾ではない!
つまり、補習校や継承校は、インター校やローカル学校に通う純日本人のお子さん達に、日本国民としての『国語学習』をお子さん達に与える事ができる唯一の『学校』なのである。
日本人のお子さん達がそこで学ぶのと、塾で読み書きを補う事の違いは、『日本人としてのアイデンティティ』までも学べるのが『学校』、ただの読み書きのスキルや受験用の勉強を教えてくれるのが『塾』や『家庭教師』『インター校の日本語学習プログラム』なのである。
だから、正直、インター校の日本語学習は、学校の生徒呼び込みのツールとしての役割でしかなく、本当に日本人のお子さん達の事を考えたプログラムではない。
また、そこで教えてくれる日本人教師でも、国語の教科書を使った授業のスキルがない先生だと、純日本人のお子さん達が、学校で国語を学ぶ意味がない。
エイリアン先生のように、小学校教員資格のない先生から、学校で小学校以上の国語を教えてもらっても、結局のところ、塾で学ぶ『国語学習』となんら変わらない。
その割には、先生として、生徒に勉強を教えるスキルは、塾の先生の方が、スキルが高かったりするのである。
こんな感じであると、学校で国語を教わる意味もなければ、子供の国語の理解力もそんな先生から教わっても上がらないと予想される。
インター校で、うちのエイリアン先生のような先生に教えていただく、国語学習は、家でお父さんやお母さんが、国語の問題集を買って、お子さん達に与えて、自分が採点するだけのこととなんら変わりない。
失礼ながら、私は、自身の教師経験からは思う。
また、もっと最悪なのは、ハーフのお子さんである。
うちのエイリアン先生のように、自身のお子さんも、純日本人であったり、日本人のお子さんしか教えた事がない先生から、ハーフのお子さんが日本語を習うと、これは資格の問題でなく、そんな先生には、ハーフのお子さん達の日本語のスキルや日本語の必要程度が理解できていないので、あまり好ましくないと思う。
また、ハーフのお子さんについては、日本人の先生は、その子達が、どれくらいの日本語のスキルが必要なのか?も、そんな先生には、日本人のお子さん基準の頭しかない。だから、私はそんなところで日本語を教わるのは好ましくないと考える。
インター校の日本語プログラムの中に、純日本人とハーフの日本人の生徒が混ざっていると、日本人の先生は、クラスの運営を『寺子屋式』にして、学習スキルや学年が違う子供達を一度に集めて教える事をしなけれはならない。
これは、教師としてのスキルがなければならない。エイリアン先生のように、幼稚園や保育士の資格しか無いような先生に、そんな難しいクラス運営ができるとは思えない。
私でも、寺子屋式のクラス運営ができるようになるまでには、クラスの場数を踏んだりしながら、結構、長い年月を要した教師としてのスキルでもある。そんな簡単に習得できるものでもない。
ハーフのお子さん達は、インター校の日本語学習プログラムを取っていても、ハーフのお子さんを理解していない日本人先生に教わると、日本語の学習がだんだん難しくなり、最終的についていけなくなる。
私の場合は、自分の子供がハーフであり、また、日本人のお子さんを長年教えてきたので、どちらも、どのように、教えていくといいのか?はすでにノウハウはある。自分の子供でも実験済みである。
しかしながら、学習意欲が高い先生だと、エイリアン先生でも、これは、自身の努力でも補えるが、エイリアン達はうちのエイリアン先生も含めて『自己評価が高い』ので、自分の教え方に固執して、長く続けていても、生徒の入れ替わりが激しいクラスになるだけである。
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海外で子供の教育を考えている日本人の親達は、我が子のためにも、英語ばかりではなく、日本語にも焦点を当てなければ良いお母さん、お父さんとは言えない!
また、純日本人のお子さんであれば、日本語ではなく、国語学習をお子さんに与える事が大切である。さらに最適なのは、塾や学校の日本語学習プログラムではなく、国語の教科書学習をしてくれる『学校』で国語を学ぶ事である。
ハーフのお子さんに関しては、日本語学習をして、お子さんのペースで、ゆっくり日本語を学習させると良い。
日本の学校と同じ学年相当だとか、日本人のお子さん達と同じ漢字学習だとかは、全く必要ない。それは、日本人ではないからだ。あくまでも、日本語学習として、必要な語彙や漢字の習得でいいと考える。あとは、本人が大人になってからでも、やろうと思えばできる事である。
これが、学校の日本語学習プログラムではできない。学校では、あくまでも、学習進度は、純日本人に基準を置かなければいけないため、ハーフのお子さんに進度を合わせる事は不可能である。
それは、学校はあくまでも『集団学習の場』であるからだ。
しかしながら、ハーフのお子さん達であると、日本語学習は、本人の趣味程度でも悪くないのだ。それよりも、お子さんの母国語(第1言語)を1番に考えて、そちらの習得に力を入れて、日本語はあくまでも、第2言語として続けていくといいのだ!
私の子供達は、ハーフなので、ゆっくり日本語を学習させて、大人になった今、私が教えきれていないところも、子供達が、仕事での必要性を感じて、再度、日本語学習をしたいと言う事がある。
私は自身が日本語教師でもあるので、我が子には、ゆっくり、子供のペースで日本語を教えてきた。読み書きも、話す聞くスキルも、そこそこ、時間はかかったが、外国人が学ぶ日本語としては、悪くないレベルに仕上がっている。
私は我が子の日本語教育は、特に、ローカル学校で、OLevel の成績アップの為にさせたわけではなく、そちらは、どうでもいいので、子供達が、大人になったとき、日本人と渡り合えるシンガポール人を目指した。
それを、我が子で私は達成した満足感は、現在はある。
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とにかく、日本人のお子さん達は、英語だけでなく、まずは『国語学習』をしっかり学ぶ事で、日本人としてのアイデンティティも養う事ができる事、賢い親を目指すなら、頑張ってもらいたいと思うのである。
私は、子育ても終えたし、仕事では日本語を教える仕事をしながら、日本人のお子さん達にも、日本人として必要な国語学習の手助けになればと、現役で学校で教えている。
ただ、もうすぐ、定年するので、その後は、日本人のお子さん達にはもう関わることはないかも?だ。
日本人のお子さん達と関わらないのは、ちょっと寂しいけど、私は、シンガポールで、たくさんの日本人のお子さん達が、英語を学習しながら、国語学習を習得してくれた事が、シンガポールでの私の仕事の誇りでもある。