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【大リーグ】

ロレンゼン、大谷も真っ青の「三刀流」 勝利投手、本塁打、野手で守備はルース以来98年ぶり

2019年9月5日 15時3分

 大谷くん、「三刀流」はどうかな―。

 レッズのマイケル・ロレンゼン投手(27)は、メジャー98年ぶりの「勝利投手になった試合でアーチを放ち、野手でもプレー」を達成した。4日の大リーグ公式サイトによれば、1921年6月13日、ヤンキースのベーブ・ルースがタイガース戦で達成して以来だった。

 メジャー5年目の右腕は、フィリーズ戦で5―4の7回から3番手で登板。同点ソロを許したが、8回の打席で左中間に1号逆転2ランを放った。結局、2イニングを1安打1失点で今季初勝利(5敗18ホールド、6セーブ)をゲット。さらに、9回は中堅守備に就いた。

 「僕にとって、それはちょっとした面白い記録って感じかな。それほどこだわるようなものじゃないけど、多くの人にとって意義深いのは理解できるから、名誉なことだね」。ロレンゼンは、こともなげに語った。

 二刀流選手としても名をはせる。今季は打率3割5分3厘(17打数6安打)。昨季は34打席で打率2割9分、4本塁打、10打点をマークし、6月30日のブルワーズ戦は、メジャー66年ぶりの「投手が代打で満塁本塁打」をマークした。

 昨オフは積極的に外野守備も練習。エンゼルスの大谷に続く本格的な二刀流を目指しており、今年5月は米経済紙フォーブスが「大谷が(今季はリハビリで打者に専念する)一刀流のいまや、最も優秀な二刀流はロレンゼンだ」と報じた。

 

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