ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

俺のスカート、どこ行った? 第1話 古田新太、松下奈緒、白石麻衣、永瀬廉… ドラマの原作・キャスト・音楽など…

『俺のスカート、どこ行った?#1』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 若林
  2. 先生
  3. 原田先生
  4. 東条
  5. ヤバ
  6. お前
  7. ヤツ
  8. 名前
  9. 田中
  10. マスク
  11. 駒井
  12. 安岡
  13. 勝手
  14. 牛久保
  15. 遅刻
  16. ダメ
  17. 学校
  18. 原田
  19. 広田
  20. 庄司

f:id:dramalog:20190421000439p:plain

『俺のスカート、どこ行った?#1』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

☆無料で民放各局の動画視聴ができるTVerティーバー)!まずはココから!
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

 

 

[新]俺のスカート、どこ行った?#1[解][字][デ]

ゲイで女装家の高校教師・原田のぶお52歳が繰り広げる涙+涙(笑)の学園ドラマ!個性派俳優・古田新太演じる原田のぶおが「人間として当たり前」のことを教えます!

詳細情報
出演者
古田新太松下奈緒白石麻衣(乃木坂46)、永瀬廉(King & Prince)、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、長尾謙杜(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、阿久津仁愛、須藤蓮、堀家一希、髙橋ひかる、竹内愛紗箭内夢菜小市慢太郎、じろう(シソンヌ)、桐山漣大西礼芳大倉孝二荒川良々いとうせいこう 他
番組内容
ゲイで女装家の高校教師・原田のぶお52歳が繰り広げる涙+涙(笑)の学園ドラマ!「恋してやろうか、この野郎」赴任早々衝撃の発言で生徒たちのリア充的学園生活に降臨した原田のぶお(古田新太)。校長(いとうせいこう)に呼ばれてきた原田に、長井(松下奈緒)、里見(白石麻衣)ら先生陣も驚きを隠せない。クラスの生徒・明智(永瀬廉)、東条(道枝駿佑)は原田を辞めさせようと若林(長尾謙杜)を使った作戦をたてるが…。
監督・演出
【演出】狩山俊輔
原作・脚本
【脚本】加藤拓也
音楽
【音楽】井筒昭雄
制作
【チーフプロデューサー】池田健司
【プロデューサー】大倉寛子、茂山佳則
【制作協力】AXON
【製作著作】日本テレビ
おしらせ
【公式HP】https://www.ntv.co.jp/oresuka/

 

↓高還元!もらい損ねてませんか?↓

Rebatesお友達紹介キャンペーン

 


(女性) 触ったでしょ! ねぇ!

ちょっと どいて どいて…!
すいません どいて!

その人 痴漢! 捕まえて!
どいて どいて! どけ どけ!

(女性) 誰か!

おっ…。

(駅員) 大丈夫ですか?
どけ どけ どけ…!

(女性) ちょっと!
その人 痴漢 痴漢…!

止めなさいよ! すいません!
(駅員) おい!

(女性) ちょっと!

どけ ほら!

(結衣) 聞いて 聞いて
うちのクラスだけ

代わるらしいよ 担任。
(牛久保) マジ!? 誰?

(茜) 新しいヤツが来るらしいよ。

(女性) 待て こら~!

(男) おっ!

(東条の声) ヤバいおじさん
だったら どうする?

(明智秀一)
ヤバいおじさんのほうが
いいじゃん。

(東条) 何で?

ヤバいほうが ヤバいから。

(原田のぶお) 謝れ。

はぁ? 何だ? お前。

ぶつかったら 「ごめんなさい」だろ
この野郎。

はぁ?

(駒井) 明智 これやって。
(茜) 「さすって」って書いてある。

(駒井)
そうそう… いい感じ いい感じ。

いいから どけ!

(駒井) そうそう…!

はい! お~ いいね いいね…!

痛ててて…! あ痛い!

(駒井) お~ い~い!
もう摩擦で熱いんだけど!

(駒井) あ~!
うわっ!

(駒井) 明智君。

え~ こんなにビビる?
こんなにビビる?

お前 こら‼

フッ。

冗談だよ~ん!

(寿美江) ビビった~。

お~ めっちゃビビった!
(一之森) これ あげちゃおう!

仕返し 仕返し。

(生徒たちの話し声)

これ 何のゲーム?

ハマグリゲーム。

(花沢) これ 「ハッシュタグ
ハマグリゲーム」で調べてみ?

いっぱい出て来るから
ドッキリとか告白版とか。

(牛久保)
あっ! ハマグリって何だっけ?

いいじゃん! ドキドキすんもん。

(寺尾の声) ダイバーシティ
本当の意味で多種多様であること。

いかに自分らしく 大人への階段を
上って行くことができるのか。

(寺尾) 自分自身の将来を見据え

意義のある高校生活を
送ることを期待しまして

始業式の式辞とします。

(拍手)

(広田) え~ 校長先生
ありがとうございます。

(広田) え~ では続いて

え~ 今学期から赴任される先生を
ご紹介します。

2年3組担任 原田先生。

原田先生?

(広田) え~ ちょっとね
あれなんで…。

(東条)
俺らの担任 来てないってこと?
そうなんじゃね?

(広田) あれですね
え~ ちょっと あれなんで

このまま進めます あれなんで…。

(扉を押す音)

(田中) えっ? あっ… はい。
(扉を押す音)

(田中) 引きで~す 引きです。

おっ!

何 ここ 土足禁止なの?

脱がなきゃいけないのかしら?
これ。

足 冷えるんだけど。

(ざわめき)

♬~

えっ ちょっ…。
えっ 何?

私の出番でしょ?
まぁ そうですけど…。

どうも。

原田です。

(ざわめき)

私は あそこに座ってらっしゃる

校長先生に呼ばれて
来たんですけど。

≪はぁ?≫
あれが うちの担任?

マジ!? ヤバいおじさん
来ちゃったじゃん。

(ざわめき)

(庄司) おい お前ら 静かにしろ!
(古賀) 静かにしないかぁ!

は~い! はいはい!

あのね
今 ひとが しゃべってるからね!

(東条) 「あのね」って…。

だって オネエ言葉じゃ~ん!

(生徒たち) ハハハ…!
(結衣) キモ~い!

(ざわめき)

キモ~い!
ブス~!

≪アハハハ…!≫
≪似合ってねえし!≫

≪超ヤバ~い!≫
≪キモ~い!≫

聞きなさいよ クソブスどもが‼

あんたたち
私見て 笑うのは勝手だけどさ

そうやって 他人ばかにして
笑ってる あんたたちのほうが

よっぽどブスだからね。

はい にやにやブス

はい すかしブス。

どうせ 上っ面だけ見て

世の中
全部 分かった気でいるんだろ。

まっ そういう
授業では教えられない

っていうか 考えたこともない

でも 人として知っておかなければ
ならないことを

教えに来たから。

あんたたちみたいな ばかに
きっちりお仕置きをして

根本から たたき直して…。

(東条) ヤバいおじさん!
あぁ?

先生
セクハラしないでくださいねぇ。

ヤバいおじさん?

(東条) ヤバいおじさ~ん。

あんた 私 ナメてる?

ナメるんならさ
そっち行ってやるから

ペロペロしなさいよ。

ナメられねえんだろうが‼

はぁ?

いい? 私はね

ヤバいおじさんより ヤバい

かなりヤバいおじさんなんだよ。

大声で下品な言葉
叫んでるだけのヤツとは

ランクが違うんだよ‼

恋してやろうか? この野郎。

♬~


(長井あゆみの声) 本当に
ゲイバー から連れて来たんですか?

原田先生 先ほどのお話
とってもよかったです。

私たちが
当たり前に設定していた常識は

原田先生からすると
非常識なんでしょう。

それは ただただ
私たちにとってのみ

都合のいい常識
だったのかもしれません。

原田先生 思いっ切り

先生の好きなように
やってみてください。

じゃあ 週4で休んでいいですか?

ばか野郎 ダメに決まってんだろ!
あぁ?

にらむな 先輩だぞ。

ハハハ… いいんです いいんです。
あっ いいんだ。

教育は ずっと何十年も
凝り固まったままです。

周りから
浮かないようにするために

どうすればいいか
それだけを考え

そして 「なじめ なじめ」と教える。

私は そんな教育に
嫌気が差したんです。

何の進歩もしていない教育に

ぜひ 風穴を開けてほしいんです。

田中先生 副担任として

いろいろと
フォローしてあげてくださいね。

あぁ…。
(寺尾) 失敬。

(古賀) 庄司先生。
(庄司) 何ですか?

長井先生 ピリピリしてません?

(萌) 長井先生
ピリピリしてるんですか?

わっ ば… ばか!

里見先生のばか ばか!
何で本人に言うんですか?

原田先生
どうして遅刻したんですか?

違うのよ! 私 学校には

8時45分 ギリギリに
着いてたのよ!

なのに何でか
門が閉まってやがったのよ。

うちの学校 定刻の5分前に
門が閉まるんですよ。

何で?
40分に校門を通っていないと

45分までに 教室には
間に合わないという判断です。

5分前行動の習慣付けです。

え~!? あんたが閉めたの?

ふざけんな! よじ登って
スカート 汚れちゃったわよ 最悪!

5分前行動は当たり前です。
5分前行動?


閉店時間の5分前に
店 閉めるヤツいる?

たとえ5分前でも
飛び込んで来たら

それ お客さんでしょ?
勝手に5分 早めないでくれない?

そんな理屈… ここは学校です!

あ~ 正しいこと訴えたら
喉 渇いた お茶ちょうだい。

それ 矢野先生のお茶ですけど。

やだ 間接キッス!

(矢野)
いや いいんです いいんです。

(駒井の声) ヤバいおじさんより
ヤバいおじさんが担任だったな。

(大鳥) 付き合っちゃえば?
(東条) 何でだよ?

(牛久保) ほぼ告白だろ? あれ。
気持ち悪ぃ!

(もも) ハッシュタグ 始業式ラブ。

(紗綾香) ラブ!
何だよ? それ。

マジ あれが担任とか憂鬱…。
だよな!

別にいいじゃん。
明智 それ本気で言ってんの?

ヤバいおじさんより ヤバい

かなりヤバいおじさん
なんでしょ?

(エマ) 言ってたねぇ。

普通に つまんないより
いいっしょ。

つまんねえ大人の押し付けとか
なさそうじゃん?

(チャイム)
(田中) おっ…!

あっ ちょっと… ちょっと!
廊下を走らないでくださ~い!

「廊下 走るな」って言うけど

走られなくなった廊下の気持ち
考えたことある?

走られなくなった廊下はね

使われなくなった家電と同じなの
朽ちて行くだけ!

私が走れば この廊下は
パリコレになる!

むちゃくちゃなヘリクツ
言わないでください!

(彦根) ヤバい 来た来た…!

すげぇ顔で走って来る
座れ 座れ…。

ヤベェ!

どうも 原田です。

どんな字ですか?

あっ それ 先生っぽいわね。

(高槻) 「のぶお」。
ハハハハ…!

(寿美江) あっ 先生って
前の職業も先生だったんですか?

初めてだけど。

(岩木) 源氏名 教えてくださ~い。

ホントは そういう所で
働いてたんじゃないですか?

うん 働いてたね。

(東条)
ゲイ名 教えてくださ~い!

(茜) ゲイ名?
ゲイの名前。

つくってなかった でも みんな

マリリンとか のぶおとかって
呼んでたかしら。

あぁ でも みんな
好き勝手 呼んでたわ。

名前なんてね 私だって分かれば

勝手に呼びたいように
呼べばいいのよ。

じゃ~あ

俺たちも「のぶお」って
呼んでいいですかぁ?

おい 東条 おちょくり過ぎだって。

好きになさい。

(駒井) はい! じゃあ のぶりん!
フッ。

≪のぶ!≫
≪のぶりん!≫

ほら… ほら! みんな 静かに!

のぶおは 何で そんな
キモい格好なんですか?

キモい?
(東条) ゲイだからですかぁ?

ゲイだからってのと

女装する しないってのは
関係ないんだけど。

知らないんだ。
はぁ? 知らねえよ。

おっさんが女の格好してたら
キモいってのが常識だろ?

はぁ?

じゃあ 知らねえのに

お前程度の ちんけな常識で

キモいとか決めるの
やめてくんない?

いつか その決め付けが お前を

大人になってから苦しめるぞ。

(田中) あの… 原田先生。

おい お前…。

区別もついてない お前に

説明してやるから
耳の穴 かっぽじって

よ~く見とけ。
見るんだ。

「L」はレズビアン

女性の同性愛者のこと。

これは ゲイの「G」。

男性の同性愛者のこと。

「B」はバイセクシャル

男性も女性も好きになれる人。

「T」は…。

トランスジェンダー

え~ 心と体の性別が
違う人のことですよね?

心の性別って何よ?

あえて言えば

社会が割り当てた性別とは
別の性別で生きる人。

ねっ?

私は「G」 ゲイ。

そして 女装もしている。

ゲイは性の向き。

女装は表現の形。

お前 分かった? 返事は?

教師が「お前」って
ダメなんじゃねえの?

私 笑われてキレた 変?

あっ いや…。

私 言ったよね?

お前たちみたいに

ひとを見下して笑ってるような
ヤツが一番ブスだって。

だから 「お前」っていうの
ダメなんじゃないのって。

っていうか 名前あるから。

お前らだって 私のこと
好き勝手 言ってるじゃないのよ。

どんな名前でもいいっつったのは
お前だろうが!

は~い! その通りです。

マリリン のぶお のぶりん

ミラジョボヴィッチ
何でもいいです。

はぁ?
言ってること めちゃくちゃだろ。

けど それは

敬意を払えたら
という話なんだよ!

うちの店に来るお客さん

み~んな
好き勝手な呼び方してたよ。

ホントの名前
知らないヤツもいた。

けどな

そこには敬意があったんだよ。

本当の名前にも そいつにもな。

だから呼び方なんざ
何だってよかったんだよ!

で 私は今

お前に敬意を払えない。

だから 「お前」 以上!

うそつけ
いきなりで覚えてねえだけだろ!

東条! やめろって。

(東条) 明智…。

おめぇが悪いよ 東条
おちょくり過ぎ。

何よ あんた
かわいい顔してるわね。

すいません こいつ
中学の時から こんな感じで…。

もう終わりにしません?
ホームルーム。

もうすぐ次の授業 始まるし。

ほら 先生が待ってますよ。

そうね このへんにしようかしら。

じゃ おつかレインボー。

その前に すいません 1個だけ。

何で この学校で
先生やろうと思ったか

教えてもらえませんか?

金! 以上 ホームルーム 終わり。

先生!

敬意持てたら名前 呼びますね。

先生。

≪何か ムカつかねえ?≫
(東条) 何なんだよ? あいつ。

あの人 むちゃくちゃですよ~。

何で俺が。

(天音) 面白そうな人じゃない
私 ゲイバー 好きよ。

ハァ… ここはゲイバーじゃなくて
学校なんです。

あ~あ これから どうすれば…。

フフっ 大変だね。

何か やっぱ こういう時

支えてくれる人がいたら

何か やっぱ ちょっと
違うかもしれないですよね?

(天音) ん?
ん? だから

まぁ 何ていうか

お互い 独身じゃないですか。

続けてください。

ちょっと! 里見先生
何やってるんですか?

(萌) 大変ですね 佐川先生も。
(田中) はぁ? え~?

ねぇ ちょっと寝かせてくんない?

(田中)
先生! 何言ってるんですか。

ダメですよ 昼寝とか そういう…。

あんただって ここに
サボりに来てるじゃないのよ。

はぁ? いや別に
そういうわけじゃ…。

お昼寝 ここですよ。
ほ~ら やっぱり!

(田中) ちょっと!
ダメですよ 2人とも。

昼間は寝なきゃダメなの
睡眠が一番の美容液なの。

眠くて…。

(天音) どうでした?
初ホームルームは。

ぼちぼちね グンナイ!

(田中) ハァ…。

(東条) 何なんだよ?
あいつの普通とか常識って。

どう考えても おかしいだろ
あいつ。

何か俺も見てて ムカついた
金って。

まぁ いいでしょう。

普通じゃないから
あんなふうに校長に利用されて

ここに来たわけだし。
あっ それ どういうこと?

だから 校長が実績を上げるために
何とかシティって

あんなヤバいおじさん
連れて来たってことだろ?

で 俺らは
校長の実験台にされてるわけ。

はぁ? 何それ
超ムカつくんだけど。

うちらの親が学費払ってんのに
そんなために利用されてんの?

あいつの給料ってことだね。

(結衣) 何それ!
(茜) あり得なくねえ?

(結衣) あり得ないよ。

明智はムカついてないの?

まぁ 俺は
面白かったらいいんだけど。

普通よりヤバいほうがいいし。

俺 めっちゃムカついて来たし
早く辞めてほしいんだけど。

校長に言おうかな。

校長に言っても意味ないじゃん
連れて来たんだから。


(牛久保) そっか。
じゃあさ

誰が一番最初に
あいつ辞めさせれるか

賭けやる?
いいね それ!

先生 辞めさせるとかさ
なかなか ないしさ。

人生経験として。

(広田) 飲み物 遅いですね。

歓迎会なのに ピリついてますね。

長井先生…。
聞こえてます。

いや~ い… 髪に

ピリがついてるなぁと思って
取ってあげましょうか?

あぁ 結構です。
食べたいものとかあれば

全然言ってくださいね
飲み物 来たらオーダーするんで。

でも みんなに任せるので。

(庄司) 俺に任せろ!
俺は学年主任だからな

学年主任…とは
そういうものだよ。

じゃあ… はい。

♬~

ぽこちんは どうしてるんですか?

(古賀) ぽっぽぽ… ぽこちん?

ぽ… ぽ… ぽ… ぽこちんって
ぽこと ちんのことだよね?

あんたさ こんな見掛けだから

何聞いてもいいとかって
思ってるんでしょ?

世の中には いろんな人がいるの。

そういうこと聞かれるの
嫌な人だっている。

そういうことも分からないの?

そうですよね 失礼しました。

どうなってるって
何が聞きたいの?

いや どうなのかなって…。

デカいわよ! あんたは?

ないです。

でかちんかぁ!
(広田) 飲み物 まだですか?

飲み物 まだですか?
(店員) お待たせしました。

(広田) あ~ 来た…。

(庄司) ビールの人ね。
(広田) はい ビールの人。

どんどん行っときましょう…
ハイボールです。

では 乾杯を。

原田先生。

早速 生徒から原田先生に
猛烈なクレームが届いてます。

何?
あの 乾杯…。

先生の言動や
振る舞いについてです。

私 何か悪いことした?

初日に そもそも遅刻したことも
話になりませんが

生徒をお前呼ばわりしたり
暴言を吐いたり

それと…

あぁ これは
何とも言い難いことですけど

その格好は いいのかとも。

あんたさ

顔いいけど モテないでしょ?
絶対そう。

何なんですか? 急に。

あんた しばらく
人肌に触れてないでしょ?

私 分かるの そういうの。

あんた
熱しても開かないタイプね。

自分で自分に
ふたしてしまってる。

やめてください!
ちょっと ケンカはやめましょう。

ケンカは やめましょう。
あんた うるさいのよ!

はい。

あの… 僕 飲みますからね。

飲んじゃいますよ。
飲んでいいんですかね?

もう! 飲んでる。

乾杯!
乾杯!

♬~

♬~

(顔を洗う音)

(足音)

(原田 糸) あれ? 帰ってたなら
電気つけてよ!

ただいま。

(糸) おかえり。

糸ちゃん ビール。
自分で取って来い。

はい。
(安岡) 僕 行って来ます。

のぶ
何も問題 起こさなかったよね?

何の問題もない。

歓迎会も無事こなして来た。
ホントに?

私のステージは
いつも完璧なのよ。

(安岡)
どうぞ… だから言っただろ。

お父さんなら絶対 大丈夫だって。

(糸) でもさぁ…。
安岡。

生徒が うらやましいよ。

俺もお父さんみたいな先生に
教えてほしかった。

安岡 安岡。
東大 出てるのに

黒か白しか知らなかった俺に
グレーを教えてくれた。

安岡 止まれ。

黒でも白でもなくてもいいんだ。

割り切れなくてもいいんだって
東大 出てるのに気付けなかった。

安岡 安岡
止まれっつってんだよ!

何ですか?

何で今日も
お前が ここにいるんだ?

「何で」というのは?

俺の娘の元彼が

何で ここで堂々と
ビールを飲んでいるんだ?

こいつの元彼氏とかじゃなくて
俺は ただ

人間安岡として
お父さんに教わりに来てるんです。

何だ? 人間安岡って。

元彼でも ここにいる
それが俺のグレーです。

娘をこいつ呼ばわりしてる時点で
お前は黒なんだよ!

そんなこと言わないでください。

俺とお父さん
ソウルメートだと思うんですよ。

勝手な思い込みで
ソウルメートとか言ってるヤツはな

ストーカー予備軍なんだよ
覚えとけ! 帰ってくれ!

糸ちゃん!
こいつから合鍵 取り返して!

(安岡)
ちょっと… 糸 何とか言ってよ。

のぶ 安岡のことは置いといて…。
(安岡) えっ?

一応 のぶの 教師になるっていう
意思を応援はするけど

長続きしない性格なんだからね。

また問題だけは起こさないでね。

はいはい。

いる いる… いる。

あの!
何?

「何?」じゃなくて

出席簿の名前ぐらい
ちゃんと呼んでもらえません?

何 名前?

敬意とかじゃなくて
単純に覚えてないから

呼ばないだけじゃないんですか?
はぁ?

「はぁ?」じゃなくて…。

まだ一回も俺らの名前
呼んだことないですよね?

私に向き合ってほしいなら

まず お前が私と向き合いなさい。

こそこそ笑って ばかにして

そんなヤツと
向き合いたくないの 私。

いや 向き合うとかじゃなくて
名前も覚えられない先生

俺たち全員
先生として認めないんで。

何? あんたたちが
先生と認めないなら

何か問題あんの?

担任と名乗っては いけないわけ?

まっ 認めないってことなんで。

そうっすよ。

やっぱ
教育を「金」とか言ってる人に

何も教わりたくないんで。

いる いる…。

いないのよ こいつが いつも!

何なの? この光岡ってヤツ
来るの? 来ないの?

ねぇ 何か連絡とかあった?
(田中) あっ いえ…。

(机をたたく音)
おい! 聞いてんのかよ?

聞きたくないから 聞きませ~ん。

それも私の権利。

生徒の言うことを
全部聞かなきゃならない

…という決まりは ありませ~ん。

お客様は神様じゃないんです。

先生

ってことはさ
俺ら 生徒にとっても

先生は神様じゃ ない
ってことですよね?

うん。

じゃあ 授業とか 勝手に
出てっちゃっていいんですか?

好きにすれば?

進級できなくて困るのは
あんただけどね。

フッ やだな 冗談ですよ。

ちょっと トイレ行って来ますね。

♬~

(ドアが開く音)

(田中)
だから も~う 原田先生 これ!

さっきから言ってるでしょ
そういうの いらないから。

あれ?

あんた 何やってんの?

(若林) あんたじゃ ない。

じゃ マスクタロウ?

あんた またマスクしてんの?

ごはん食べてるんでしょ?

つうかさ ず~っとマスクしてて
苦しくない?

外せば?

(若林)
外したいに決まってんじゃん。

(ドアが開く音)
何あれ?

(ドアが閉まる音)

(田中) 原田先生 ダメですよ。
何が?

マスクを
簡単に取ろうとしないでください。

精神的な不安から 表情を
見られたくなかったりするんです。

あいつは
ずっとマスクを着けてることで

ようやくコミュニケーションを
取れるようになったんですから。

マスクも うちの学校の多種多様
個性として…。

個性も くそも コミュニケーション
全然 取れてないじゃない!

あんなの個性じゃないわ 壁よ!

それは… そうですけど。

ハァ…。

これ!

生徒全員分の顔写真と名前です。

いりません。

ハァ…。

お願いしますよ~。

ハァ… もう!

(駒井)
おい! 誰だよ? 書いたヤツ。

(茜) ちょっと やめなよ~。
また やってんの?

≪駒か!≫
≪お~!≫

≪俺が書いた…≫

≪かわいそうだよ≫
≪ハマグリ出ちゃうぞ あれ≫


≪ハハハハ…!≫

なぁなぁ なぁなぁ。

(若林) 何?
お前とやりたいことがあんだけど。

(若林) 若林…。
はぁ? 何?

ちょっと マスクでこもってて
聞こえないわ。

(若林) ううん 「何?」って聞いた。

原田のことなんだけどさ

お前 原田のこと どう思ってる?

ちょっと お話ししようぜ 来いよ。

(ドアの開閉音)

何? これ。

僕が作りました 役に立ちたくて。

東大卒のエリートが

勝手に俺のかばん
あさってんじゃねえよ!

名前 覚えたほうがいいから

名前付きの写真
もらったんでしょ?

無駄無駄
こういうの いらないから。

あのね 先生やりたいっつったの
のぶなんだからね!

名前 覚える努力ぐらい
しなさいよ!

いらねえ いらねえ。

ここは?
やらねえ。

川崎。

(糸) 川崎。
何でお前が覚えてんだよ?

東大脳なんですかね?
自然に覚えちゃうんです。

(糸) ねぇ もう
ちゃんと やってよ!

ん~。

ここは?
東条。

(糸) 東条。

ここは?
明智

(糸) 明智

ねぇ 全部答えないでくれない?

だから 何でお前が覚えてんだよ!

エリートなんで!

♬~

♬~ あれ?

♬~

俺のスカート どこ行った?

♬~

ちょっ…!

まだ40分じゃないのよ!

ハァ…。

痛っ!

どうしたの? 学校に背中向けて。

帰ろうと思って。
(萌) 何で?

門 閉まってるし。

変な人 いるし。
(庄司) 何やってんですか!?

まぁ そうね。
じゃあ。

あなた 何年何組? 名前は?

2年3組 光岡。

チクショ~ 登れない!
(庄司) のぶ先生 下りてくれ。

あっ! 頭が!
えっ?

(庄司) 頭…。
中に入ったら 頭直すから。

(庄司) 取りあえず 頭を…。
入れなさいよ!

ふざけんじゃねえよ マジで!

スカート 汚れるだろ?

次 閉じてたら
ぶっつぶすからな!

閉じんじゃねえよ もうよ!

やれるものなら
やってみてください。

やるぞ!
もう ぶっつぶすからな 次!

原田先生
どうして遅刻したんですか?

遅刻した原田先生が悪いんです。

学校は
勉強を学ぶ所でもあると同時に

ルールを学ぶ所でもあるんです
生徒に…。

先生 ちゃんと聞いてください。

寝坊したんですか?

あのね いいこと教えてあげる。

人の人生を80年に例えると

食事に10年 トイレに5年

好き勝手使える時間が37年
っていわれてるの。

じゃあ 残りの27年は
一体 何に使ってるでしょうか?

(広田)
洗濯 洗濯だ 洗濯に違いない!

違う。
お風呂だ! お風呂だ!

フヨフヨになっちゃうでしょ。

分かった 食事だ。
食事 10年っつったよね?

お前ら うるさい!

長井先生 27年は

眠っているの 正解は睡眠。

だから 寝坊したんですよね?

次 遅刻したら
ペナルティーですから。

チッ。

40分には
間に合ってたっつうの。

(萌) 大変そうでしたね
門 登るの。

何 あんた 見てたの?

あんたも遅刻?
完全に そうです。

ちょっと それズルくな~い?
逆むけになれ!

嫌です。

それはそうと 光岡君
来て帰りましたよ。

光岡… 光岡 あ~ 光岡。

いつもいない光岡。

門の近くまで来て 帰ってました。
まだ私 会ったことないのよねぇ。

(七海) 先生… 先生 大変です!
どうしたの?

(朱里) 来てください! 早く!
何?

どうしたの?

先生 あっち。

何か すごい! 学園ドラマみたい。

変なこと言わないでください。

おい! お前 何してるんだ?

(東条)
俺ら今 賭けやってんだよ

(駒井)誰が原田を
辞めさせられるかって…

(東条)エントリーしない?
(若林)どういうこと?

(東条)そのまんまの意味

(若林)勝ったら何なの?

勝ったら そうね…

お前の言うことを
何でも聞いてやるよ

(若林)別にない

(東条)まっ
俺らも昔の友達にやり過ぎた

…みたいなとこ あるからさ

まぁ ただの遊びだからさ

(若林)いいよ 別に
即答?

やる気じゃん

(若林)全部 どうでもいいし

(東条)じゃあ 辞めさせ方は
自分で考えろよ

賭けなんだし 勝負なんだから

(若林) 原田先生を…。

原田先生を辞めさせろ!

(田中) えっ?

あなた 落ち着いて!
何があったの?

♬~

(若林) 原田先生に
マスクを取られそうになった!

(ざわめき)

(紗綾香) マスクのことくらいで
あんなする?

(茉莉) しないよ。
いやいや 落ち着けって ホントに。

いつもマスクしてて 何考えてるか
分からなげだったじゃん?

(吉良)
確かに そういうヤツだったかも。

なぁ 明智…。
大丈夫だって。

全部 自己責任だし。

自分で責任取れば
何の問題もない。

あいつは あいつで
原田は原田で責任取れば

他のヤツらは何もない。

カメラ 止めんなよ。

(牛久保) うん。

でも これさ もし失敗して
俺ら チクられたら ヤバくない?

何で? ヤバくないでしょ。

あいつが
勝手に やったことなんだし。

マスク…。

…って ほら 原田先生。

あれ?

あっ! あそこ!

学校が私を辞めさせなかったら
どうするの?

(若林) ぼ… 僕は…。

もし私が
教師を辞めないって言ったら

あんたは そこから飛び降りる?

(若林) そうだ。
大体 何?

マスクのこと言われたくらいで
死にたくなったの?

(若林) あんたにとって
ばかみたいなことでも

誰かにとっては
大事なことってあるだろ?

どうだろう?
(若林) あるんだよ!

ホントに あんた

死んでまで
私を辞めさせたいわけ?

(若林) ああ!

じゃあ あんたが死んで
私がクビになったら

あんたは それで うれしいの?

だったら 飛び降りるのが

一番確実に
うれしくなる方法だわ!

何 話してんすかね?

(古賀) 聞こえない。

早く死になさいよ
うれしいんでしょ?

(田中)
先生! 何言ってるんですか!?

こいつ 飛び降りて 死んで
私がクビになったら

めちゃんこ うれしいんだって。

死んでるのに。

あんたは死んでるのに。

(若林) 黙れ!

「あんた あんた」
うるさいんだよ!

あんた ビビってんじゃないの?

顔 引きつってんじゃないの?

マスク取って 顔見せなさいよ。

(若林) 嫌だ。

何で?

(若林) 顔が… ムカつくから。

で?

で~?

(若林)
それで僕は 小学校も中学校も

損ばっかりして来たんだよ!

顔で損得もないよ

…って言いたいところだけど

残念ながら 世の中 そんなに
甘くないんだよね。

かわいいってだけで
おごってもらえるし

タクシー代 払ってもらえるし

チップもらって 得するし。

ぜ~んぶ 夜。

どんなに頑張っても

平等にはならない 世の中なのよ。

顔で得するヤツもいれば
顔で損するヤツもいる。

つまり どんな顔でも

得もするし 損もする
ってことなのよ。

あんたは今まで
その顔で損ばっかりして来た

…って言うかもしれない。

だけどね あんた

顔の損得の前に

マスクしてちゃ

スタート地点にも立ってないよ。

私だってさ この見た目で

ホントは損したことだってある
ぶっちゃけね。

大体さ 得してるヤツばっか
見てたら疲れるじゃない。

「お~ 得してんなぁ! あいつ」
って。

だから あいつも損してるなぁ
ってヤツを見て

楽になるのよ。

若林。

(若林) 名前…。

得してるヤツばっか見るな。

損してるヤツも見ろ。

♬~

フッ 何 話してんのかな?

若林

スタート地点に立ちたいんだろ?

外したいって言ってたじゃないか
マスク。

(若林) 外したい。

よし!

じゃ 飛べ!

(田中) えっ 何で 何で?

外すんじゃないの?

ファッションで自殺 ちらつかせてる
ようなヤツだから

キモいって言われんじゃないの?
飛ばす必要ないでしょ!

ファッションじゃないところ
見せてやれ!

いやいや… この高さから飛んだら
かなり危険ですって!

私が 下で受け止める準備
してるから。

(若林) 準備?

(若林) おい!

(古賀) えっ?

(田中) 早まるなよ… ちょっと!

(田中) ちょっと 原田先生!
むちゃくちゃですよ~。

ほら あんたたち
ちょっと そこ 開けて!

川崎!
えっ?

今泉 小田原 大鳥 清武

湯浅 長浜!

ほら ちょっと こっち来て
これ持って。

堀江 太田 小松 岩木

唐津 彦根 茂木 滝山!

(岩木) 行く?

江口 波賀 山吹 鶴ヶ丘

吉良 高槻 姫路!

はい。

明智 東条 牛久保

駒井 一之森 花沢!

いいの?
いいよ。

(牛久保) じゃあ いいか。

ほら あんたたちも持ちなさいよ!

原田先生 これは?
(萌) 何ですか? これ。

せ~の。

(一同) うわ…。
OK。

若林 来い!

ちょっと何言ってんですか?

飛べ!
飛べ!?

(若林) そ… そんな布で
受け止められるわけねえだろ!

ここにいる連中
何だかんだいって

お前が飛ばないと思っている。

あそこでカメラ回してるヤツもな。

お前がホントは やっちまうヤツだ
っていうとこを見せてやれ!

でもって 飛んでる途中で

カメラにピース かましてやれ!

ちょっと 何言ってんですか?
先生!

これは飛び込んでいいものでは
ないんです!

もし落ちて来たら
命の保証だって…。

じゃあ この布 畳む?
それは できませんけど!

若林 返事!

もう 原田先生!

若林!

♬~

(若林) はい!

私が ここで受け止めてやる!

若林君! ダメよ ダメ!

あんたたち 踏ん張りなさいよ~!

ちょっと 大丈夫ですか? これ。

うん…。

あいつ マジで?

(若林) うわ~‼


♬~

♬~

(若林がはなをすする音)

やる時は やるじゃん あんた。

あんたさ もう 一度 死んだ
みたいなもんなんだからさ。

もう何も怖くないでしょ?

マスク 外したいんでしょ?

得する顔じゃん。

(若林) うるさい!

(庄司) あっ!
ヅラが取れた。

何 ひとのヅラ パクってんだよ!
(若林) ごめん。

はぁ~ もう 何で こう
すぐ取れちゃうんだよ?

買い替えか?

っていうか さっき
あんた 救ったところで

スカート
汚れちゃったじゃないのよ。

ねぇ 若林
あんた スカート持ってる?

フッ いや 持ってるわけねえよ。

何だよ… 泣いたり笑ったり。

1個にしろ ややこしいわね
あんた!

お前のほうが
いろいろ ややこしいだろ。

「お前」って言うな。

みんなのこと
「お前」って言うくせに

むちゃくちゃだろ。

ねぇ

「のぶお」って呼んでいい?

好きにしていいよ。

分かった。

いい? 若林。

レディーのスカート
汚すんじゃないわよ。

いや ゲイじゃん。

かましいわ!
ゲイのも 女装家のもだ。

(牛久保)
爆笑動画 撮れちまったよ。

ヅラな!

(牛久保:駒井) ハハハハ…。

つまんねえ!

(牛久保) えっ?

つまんない それ 消しといて。

(寺尾の声)
いや~ すごいなぁ 本当に。

僕 感動しっ放しですよ。

やっぱり 原田先生に
来ていただいてよかったぁ。

まっ 結果オーライ
ってとこかしら?

お店で マリリンから

教師になりたいって
相談された時は

どうしようかと悩みましたが…。

悩みざわ?
悩みざわです。

また 何で急に 教師に?

いろいろあるのよ 私も。

教えてはもらえないんですね?

もういい?
私 ここんところ寝不足で

早く帰って パックしたいのよ。

はい また明日も 原田先生の授業
楽しみにしてますよ。

はいはい。

(糸) ねぇ のぶ 遅刻じゃ…。

ちょっと~?
何?

それ 私のスカートじゃない?

どうりで サイズ ぴったり!

ふざけんなよ! ギチギチだろうが
勝手に はくなって言ったでしょ!

うるさいな
ちょっと間違えただけでしょ?

そんなに嫌ならね
名前 書いときな!

ギチギチなんだから
分かるでしょ サイズで!

名前 大事だぜ 名前。

(糸) 生徒の名前 覚えてから言え。
チッ 分かったわよ。

返す 返す!
いらない!

いつも返してもらっても
ビロンビロンだから!

ハァ~。

(糸) ムカつく! そのため息。

ってか 遅刻じゃないの?
大丈夫なの?

大丈夫です。

♬~

だから 40分には

間に合ってるっつうの‼

あっ?

何だか変な音 聞こえるぞ。
(物音)

ん? どれどれ。
(物音)

(においを嗅ぐ音)
(物音)

においではない 音だ。
(物音)

ん?
(物音)

♬~

あっ? えっ!? ちょっ…。

えっ!?
(古賀) あ… あっ!

ちょ… ちょっと
ねぇ 何やってんですか!?

遅刻をしないための手段だ!

障害物を除去しているのだ!

だからって 門を…!

「今度は壊す」って言ったろうが!

(古賀) 原田先生 今 52分です。

じゃ 遅刻じゃねえか!

ふざけんな! この野郎!

全部 つぶすか~!

あ… あっ!

キャ~!

原田先生!

♬~

むちゃくちゃじゃん。

おぉ…。

♬~