「関ジャニ∞」錦戸亮、ジャニーズ事務所を退所発表　喜多川社長のお別れの会の翌日に…

　アイドルグループ「関ジャニ∞」の錦戸亮（３４）が今月末をもってグループを脱退し、ジャニーズ事務所を退所する。５日、ファンクラブ会員に向けて発表した。昨年、メインボーカルだった渋谷すばる（３７）が離れ、８人組からスタートしたグループは１０月から５人体制となる。錦戸は退所後について「僕なりの形で、僕なりのエンターテインメントとは何なのかを、改めて考え、これからも発信し、恩返しできるよう努めていきたいと思います」としている。

　デビュー１５周年を記念した関ジャニ∞の５大ドームツアーが今月３日にファイナルを迎え、その会場となった東京ドームで４日にジャニー喜多川社長のお別れの会が開かれた。そして…一人の男がアイドル人生との決別を宣言した。

　「僕、錦戸亮は９月末日をもちまして、２１年間お世話になったジャニーズ事務所を退所させて頂く運びとなりました。僕なりの形で、僕なりのエンターテインメントとは何なのかを、改めて考え、これからも発信し、恩返しできるよう努めていきたいと思います。応援していただいた皆様には感謝の気持ちで一杯です。そして、ジャニーさん、心からありがとう」

　２０１７年２月に安田章大（３４）が脳腫瘍の一種である髄膜腫の摘出手術を受けたほか、昨年はメインボーカルだった渋谷が脱退して退所。大倉忠義（３４）はストーカー被害に悩まされた。１５周年を機に、さまざまな試練がメンバーの方向性や価値観を変えた。

　ジャニーズ事務所は公式サイトで「全員が満身創痍（そうい）の状態でグループ活動ならびに個人活動を続ける中、それぞれが“自分達の人生”そして“これからの人生”について考え、メンバー同士、またスタッフともたくさんの話し合いを重ねてきました」と説明。関係者によると、錦戸は再三の説得にも翻意する様子はなく、メンバーも錦戸の脱退決断を受け入れるしかなかった。

　事務所は「錦戸の脱退を受け入れて１５周年の記念ツアーを開催させていただく上で、メンバーの希望はファンの皆さまに心からコンサートを楽しんでいただきたい、皆さまのおかげで関ジャニ∞がデビュー１５周年を迎えられたことに感謝したいという、強く、熱く、純粋な想いが全てで、今回のことはコンサートツアー終了後にお伝えさせていただくことにしました」としている。

　その上で「６人それぞれがファンと関係者の感謝を胸にこれからも芸能活動を続けてまいりますので、今後とも関ジャニ∞ならびに錦戸亮を温かくご支援いただけますこと、心よりお願い申し上げます」と呼び掛けている。