歌手の五木ひろし(71)が5日、東京・芝公園のザ・プリンスパークタワー東京で「歌手生活五十五周年『感謝の饗宴』」を開いた。約550人の招待客が祝福に訪れた。
「多くの方の支えがあって、ここまで歩いてこられた感謝の気持ちを伝えたい」と五木。売れない時代もあり、「これでダメなら歌手をやめよう」と挑戦したのが、歌番組の「全日本歌謡選手権」だった。見事10週勝ち抜き、「あれが人生の大勝負だった」と振り返った。
「おふくろの支えがあり、楽をさせたい」との思いが、下積み時代を支えたという。その恩人も他界して17年。日本レコード大賞をはじめ数々の栄光を手にして「喜んでもらえたと思います。今日も“おめでとう”と言ってくれてると思う」と感慨深げに話した。
会場には、森喜朗(82)、小泉純一郎(77)の両元首相をはじめ各界から著名人が出席。大先輩の北島三郎(82)もお祝いに駆けつけた。
五木は「よこはま・たそがれ」「千曲川」など10曲を披露。最後は、横綱白鵬らの三本締めで締めくくった。