外国人観光客の獲得へ研修会 おもてなしへ“ハラール”学ぶ
「ハラール」という言葉をご存じだろうか。
これは、イスラム教で「許されたもの」という意味で、イスラム教徒が食べていい物が定められている。
外国人観光客の獲得へ、ハラールを学ぶ研修会が開かれた。
福島・会津若松市で開かれた研修会。
外国人観光客へのおもてなしを充実させようと、イスラム教徒向けの食事“ハラール”などへの対応を学んだ。
ハラールとは、イスラム教において「許されたもの」という意味で、イスラム教徒が食べていい物などを定めている。
多くの観光客が訪れる「鶴ヶ城会館」。
鶴ヶ城会館・春日部秀継総支配人は、「(イスラム教徒の)留学生の方がおいでになって、考え方が合わないことがあった」と話した。
この会場で提供する年間およそ10万食のうち、1万5,000食が外国人向けで、ハラールへの対応を求められることが増えていることから、その必要性を感じている。
5日の研修会では、メニューを少し見直すだけで、多くのイスラム教徒を受け入れられると説明。
参加者は、熱心に話を聞く。
研修会の参加者は、「文化の違いというのを受け入れないといけないんだなと、すごく感じました」と話した。
春日部総支配人は、「かなり難しいものだと思っていましたけど、今の話を聞くと、すぐにでも出せそうかなと」と話した。
外国人観光客を獲得するためには、食のおもてなしが重要な要素となるとみられる。