福塩線旧線跡の廃隧道

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福塩線 河佐駅 河佐駅から備後三川方面を見る

福山市と三次市の塩町を結んでいるJR福塩線は1997年に竣工した八田原ダムにより、八田原駅を含む一部区間が水没するため河佐~備後三川間のほとんどが付替えられた。 右の写真奥の諸毛隧道を抜けてすぐに新線と旧線が分岐している。
 
A地点 河佐峡入口

福塩線と同じく大規模な付替えが行われた県道56号線(府中世羅三和)。新県道はここから8%の急勾配でダムの高さまで駆け上って行く。
   
B地点 八田原トンネル 旧線から新線を見る

諸毛隧道を抜けた旧線は芦田川に沿って右カーブし、さらに大きく左カーブして新線と交差している。
交差点から河佐寄りの200m程度の旧線跡はキャンプ場やウォータースライダーまである公園になっていて、鉄道の痕跡は残ってなさそうだったし、家族連れの観光客で賑わっていたので廃線歩きはしなかった。
ところで新線の八田原トンネル(扁額は隧道)は延長6123mもあり、河佐~備後三川間の約90%を占めている。

 
C地点

交差点より先の旧線跡には枕木が敷き詰められ、「せせらぎの小路」という遊歩道になっている。
   

D地点 第八芦田川橋梁

橋に飾られている現役時代の写真。

 
D地点 県道から旧線跡を見る

県道から見た第八芦田川橋梁。昭和13年開通の福塩線にしては立派なコンクリート製の橋梁だが、開通当時からのものだろうか? こうして見ると付替え旧線と言うよりは赤字ローカル線の廃線跡に見えてしまう(笑)
   
E地点 旧線跡は約200m程パークゴルフ場になっている。 反対側から河佐方面を振り返る。

 
F地点 八田原ダムと苦谷山隧道

第九芦田川橋梁の先で旧線は八田原ダムによって行止りとなる。ここから見ると正面の苦谷山隧道の反対側が水没しているのは明らかだ。 もしこちら側から隧道内部に入れるとしたら「山さ行がねが」で何度か見た「湖底へ続く隧道」と言うものを初体験できるのだが…。


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