【競馬・ボート・競輪】[競馬]セントウルS タワーオブロンドン中1週も順調 勝ってGIへ2019年9月5日 紙面から
サマースプリントシリーズ第6戦「セントウルS」(GII・8日・阪神・芝1200メートル)の出走予定馬が東西トレセンで追われた。シリーズ6位のタワーオブロンドンが、美浦Wで軽快な動きを見せた。シリーズ制覇へVが絶対条件のここは、何が何でも欲しいタイトルだ。サマーマイルシリーズ第3戦「京成杯オータムH」(GIII・8日・中山・芝1600メートル)の出走予定馬も追われ、シリーズ優勝を目指すグルーヴィットが栗東坂路で好時計を記録し、具合の良さをアピールした。 ◆「動きは良かった」新装ウッドコース疲れは見られない。キーンランドC2着から中1週となるタワーオブロンドンは、今週からリニューアルされた美浦Wで追われた。単走で5F70秒0-40秒2-13秒2。終始楽な感じで、素軽い動きを披露した。動きを見守った藤沢和師も「中1週で調整程度の内容だけど、動きは良かった。順調だよね」とうなずいた。 この夏、スプリント路線に変更してから函館スプリントS3着、キーンランドC2着。まだ勝利こそないものの、質の高い競馬を見せている。しかもキーンランドCは、勝ち馬より1キロ重い斤量58キロを背負ってのもの。「前走はスタートが決まらなかったし、斤量も58キロだったからね。それを考えると悪くはなかった」と悲観はしていない。 「もともとルメールは、短い距離を使いたかったみたい」と主戦の言葉を代弁する。筋肉質でがっちりとした体形。マイル戦でも好成績を残してきたが、短い距離はより合う。「京王杯(SC)は強かったからね」。レコードVを決めた3走前の1400メートル戦を振り返り、スプリンターとしての資質の高さを強調した。 勝てばスプリンターズSの優先出走権が与えられる。しかもサマースプリントシリーズでも、逆転でチャンピオンを奪取する。「直線は長くなるし、最後に坂もあるからね。札幌より競馬はしやすくなる」と舞台設定を歓迎。アーリントンCを制して以来の阪神でVをつかみ、スプリント路線に新しい風を送り込む。 (美浦取材班)
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