アストロズ傘下の1A+ファイエットビルの有望株、ミゲルアンヘル・シエラ内野手(21)は4日、ダウンイーストとの第1戦の5回に左中間へプレーオフの球団史上初アーチ…と思いきや、ホーム踏み忘れでアウトとなってしまった。米ヤフースポーツが報じた。
次打者が打席に入ると、捕手は「ちょっと待ってな」。投手からのボールを捕って本塁を踏むと、球審が一塁ベンチを指さし「アウト!」。そのアクションが必要以上と思えるほど大きかったため、中継局Milb・TVのアナウンサーは「ん、誰か退場処分になったのか? アウト? ベース踏み忘れ? 冗談か? こんなの、人生で見たことないぞ!」と熱い口調で伝えた。
幻の本塁打といえば、長嶋茂雄・巨人終身名誉監督が1958年9月19日の広島戦で一塁を踏み忘れ、28号を取り消された。結局シーズン29本塁打で「3割・30本塁打・30盗塁」のトリプルスリーを逃したのは、あまりに有名だ。試合後は「打球が低かったので全力疾走をしていた」と、頭をかいたという。
大リーグでは今季、ホワイトソックスのアブレイユが4月26日のタイガース戦で一塁走者を追い越し、6号3ランがパア。「自分のミス。普通の深めのフライだと思って一生懸命走ってしまった」と、頭をかいた。