みんなのクレジット事件の真相③ 白石伸生の経歴と訴訟履歴
2019-09-04|役立つレビュー・紹介
窃盗は万死に値する!
前の話⇒みんなのクレジット事件の真相② 危険を承知で投資した理由
<白石伸生氏の経歴>
・1994年:株式会社シーマ(→NEW ART)を設立。その後売却し、代表を辞任。
・1999年:プリモ・ジャパン株式会社を設立。その後売却し、代表を辞任。
・2004年:株式会社スロー・グループ(→アイペット損害保険)を設立。その後売却し、代表を辞任。
・2006年:株式会社スピードパートナーズ(→八丁堀投資)設立。社名変更と同時に代表を辞任。
債権者から破産を申し立てられ破産。
・2009年:株式会社らいずほーむ設立(富士ハウス株式会社より事業譲渡)。
債権者から破産を申し立てられ破産。
・2010年:株式会社ビューティパートナーズ設立
・2012年:株式会社ブルーウォールジャパン(→テイクオーバーホールディングス)を設立
・2012年:スピードパートナーズが全日本プロレスを買収し、全日本プロレスリングシステムズを設立。
facebookで問題発言を繰り返して反感を呼び、全日本の分裂騒動に発展。
その後全株式を売却してオーナーを辞任。
・2015年:株式会社みんなのクレジット(→スカイキャピタル)を設立。行政処分後に代表を辞任。
ちなみに、みんクレ以降に仮想通貨事業も手掛けています。
・AIイノベーションジャパン(旧:みんなの取引所)→HP消失
・スピードマイニングサービス→配当ストップ、コイン価格は上場から99%ダウン
参考⇒みんなのクレジットとスピードマイニングサービス・AIイノベーションジャパンには関係があるのか?
⇒みんなのクレジットとみんなの取引所(AIイノベーション)が真っ白すぎた件
非常にたくさんの会社を作っていますね。
これだけ見れば、相当に優秀な起業家のようにも思えます。
しかし、経営者としてはどうなのでしょうか?
設立した会社の大半は数年で代表を辞任。
社名は全く違うものに変更され、売却または倒産しています。
起業することは得意でも、長く続けるのは不得意なのかもしれませんね。
もっと言うと、
・スピードパートナーズ
・らいずほーむ
・全日本プロレス
など多数の企業で民事訴訟や破産申し立てが行われています。
(計画倒産という噂もありますが、真偽は不明)
みんクレについては言わずもがな。
個々の裁判の結果については明らかではありませんが、債権者が取り戻せたお金は殆どないと言われています。
「みんなのクレジット」→「スカイキャピタル」のように何の脈絡もない社名に変更するのは、SEO対策でしょうか?
社名を変更すれば、旧名で検索してもヒットしなくなります。
改名と引っ越しで民衆の目を欺いて、裏で事を進める作戦なのでしょう。
このような経歴を見れば、
「なんでエセ賢者は詐欺師に騙されたの?バカなの?死ぬの?」
と思うでしょうが、実際馬鹿だったと思います。
確かに投資途中で多少の情報は得ていましたが、正直確証バイアスにかかっていたのは否めません。
<確証バイアスとは>
仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集めて、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。
キャッシュバックの利回りに心を奪われた猫賢者は投資が目的化しており、情報を客観的に判断する能力が低下していました。
例えば5chで「白石はいくつも会社を倒産させてきた」みたいな書き込みを見かけても、「掲示板の書き込みは信用ならないな」とスルーしていました。
そしてクラウドポートなどのインタビューで「120%以上の担保を確保」といった都合の良い情報を見かけると、そちらには熱心に耳を傾けていました。
もしもエセ賢者が公正な視点で情報を整理していたら、みんクレへの投資は避けられたでしょう。
確証バイアス(都合の悪い情報をシャットダウンする傾向)は、FXなどあらゆる投資において無謀な取引を招く原因になります。
囚われた自分が本当に情けない。
次回はいよいよ金融庁の行政処分と被害者の会の設立についてお話します。
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