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みんなのクレジット事件の真相② 危険を承知で投資した理由 - 貴方を幸福にするFXブログ

みんなのクレジット事件の真相② 危険を承知で投資した理由

寝ているだけで毎朝起きたらお金が増えている
そんなに上手くいかないよ! (ノ_<)

前の話⇒みんなのクレジット事件の真相① 詐欺被害と経緯のまとめ

今思えばバカげたことをしでかしたと思いますが、エセ賢者はみんクレに2000万円を全力投入しました。
とはいえ、ニート賢者がみんなのクレジットを心から信頼していたというわけではありません。

はっきり言ってしまえば、単なるギャンブルです。
資金の大半を失ってもエセ賢者が他の会員ほど動揺しなかったのも、「結局は博打にすぎない」と割り切っていたからかもしれません。

みんクレの高利回りや担保設定は確かに魅力的でした。
欲深い猫がそれに乗せられた部分は否定できない。

・平均利回り7~8%、最大利回り14.5%
・全案件に120%以上の担保を設定
・代表者連帯保証あり
・元本割れ0件
・複数の案件に分散投資可能


みんなのクレジット不動産担保の確保

けれど、エセ賢者がそれを100%鵜呑みにしていたというわけでもありません。

今は貸し倒れがなくても、今後はどうなるかわからない。
利回り10%以上なら、相当資金繰りが苦しい企業に融資しているかもしれない。

それくらいのことは当然考えていました。

こんな利回りじゃ多分何年も続かないだろうけど、どうにかして儲ける方法はないだろうか?

そこで閃いたのは、
「キャッシュバックを受け取りつつ分散投資すれば、利払いが停止しても利益が出るのではないか?」
という姑息な作戦です。

投資していない人は信じらないかもしれませんが、当時のみんクレは投資額に対するキャッシュバックを盛んに行っていました。
それも、

・スーパーボーナス
・スペシャルコンビボーナス
・再投資ボーナス
・ラストワンレンダー賞
・ハロウィンボーナス
・お年玉ボーナス
・新規口座開設

など、何に投資しても運用前にボーナスが付与されるような有様でした。

みんなのクレジットキャッシュバックボーナス

ボーナスの比率は一定ではなく、案件や投資金によってまちまちでした。
そこでエセ賢者はひたすら電卓を叩き、投資額に対する最高のボーナス比率を計算しました。

ボーナスは数日後には振り込まれるので、即座に再投資可能。
(まだ融資してないのになぜ?)
全てのキャッシュバックを受け取って再投資した際の利回りは、配当抜きで10%を軽く超えていました。

これは年利ではなく、総資金に対する比率です。
最高14%という利回りではなく、確実に手に入るキャッシュバックの方にナマケモノ賢者はすっかり心を奪われていました。

>当時の記録 ⇒利息抜きで43万円の利益が出た!(みんなのクレジット)

ただしいくらキャッシュバックがもらえても、ハズレの案件を引いたら意味がない。
なので心掛けたのは、分散投資を徹底すること。

ボーナスは時期もしくは案件で分かれていたので、条件に合わせて小口の出資を繰り返せば分散投資になりました。
資金を小口に分けることで、最終的に約40案件に平均50万円ずつ、総額2000万円になりました。

仮にヤバげな融資先が含まれていて、そのうち1割が破産して回収不能になったとしても、キャッシュバックと利息があればカバーできる可能性は高い。
私の見通しではみんクレが2年間存続すれば、その後倒産したところで元本の回収はできるという計算になっていました。
「元本割れ0件を信じた」のではなく、「ある程度のデフォルトを見越した上でそれ以上の利益が残ること」に賭けたわけです。

しかし、それの見通しもまた甘かったと言わざるを得ません。
あなたもご存じのように、みんクレの投資先は「資金繰りが苦しいハイリスクな企業」ではなかったからです。

みんなのクレジット不動産投資案件

サイト上では「不動産ローンファンド」や「中小企業支援ローンファンド」と表示されていましたが、融資の95%以上は債務超過に陥っていた親会社のブルーウォールジャパン(現テイクオーバーホールディングス)とそのグループ。

それをあたかも複数の投資先があるように見せて、顧客に「貸倒れリスクが分散できている」という誤解を与えていました。
一般企業への融資は完全にゼロではなかったけれど、ごくわずかでした。

顧客側がいかに案件を分散しようとしても、融資先が同一企業では何の分散にもなりません。
結果論ではありますが、本当に疑うべきは高利回りやキャッシュバックではなく「分散投資可能」という文面でした。

匿名の危険性を認識せず、
「賃貸業なら危なくても一般企業への貸付に違いない。分散投資でリスクを抑えられるはず」
と思い込んだ時点で、欲ボケ賢者は完全に敗北していたのかもしれません。

そんなわけで、1年も経たずに金融庁の処分が決定。
「分散投資しながらみんクレが2年持つのに賭ける」作戦は失敗して、猫賢者は無事死亡しました。

猫の死体発見

次回は白石伸生氏の経歴と正体、投資する前に知っておくべきだったことについてお話します。

⇒みんなのクレジット事件の真相③ 白石伸生の経歴と訴訟履歴
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No title

ここの訴訟ってどうなってるんですかね?
調整見舞金は1円も入ってこないし・・・

2019-09-04 10:33 | from oka

Re: No title

> ここの訴訟ってどうなってるんですかね?
> 調整見舞金は1円も入ってこないし・・・

おいおい話していきますが、執拗な遅延工作で長引いている感じですね。
無限に引き延ばすことはできないので、いずれ決着は付くでしょうが。

調整見舞い金は支払いの意思を示すことで裁判を有利に進めるための道具でしょうか。
あるいは訴訟に参加する人数を減らす作戦か。
実際は支払われていないか、仮に支払われたとしてもごく一部の関係者だけだと思われます。

2019-09-04 13:04 | from 幸福賢者

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