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クロダイ稚魚 海へ  安宅など 釣振興会と園児放流

クロダイの稚魚を元気よく放流する園児=小松市安宅町で

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 日本釣振興会県支部は三日、小松市の安宅海岸など県内三カ所で、クロダイの稚魚計三万匹を放流した。子どもたちも参加し、海や魚への親しみを深めた。(長屋文太)

 小松市安宅町の安宅海岸では一万匹を放流した。振興会の会員十人、同市下牧町の牧こども園の年長児二十二人が参加した。県支部メンバーの助けを借り、園児は、数十匹の稚魚が入ったバケツを入れ、波が打ち寄せる海岸まで運んだ後、寄せ波のタイミングを狙って、バケツを勢いよく海に向かって傾け、稚魚を海に放った。園児は打ち寄せる波に「キャー」と叫びつつ、砂浜に残ってしまった稚魚を拾っては、必死に海に放流していた。

 海洋資源の保護などを目的に毎年、県支部が企画している。クロダイは三年で三〇センチほどに成長する。中には五〇センチほどまで大きくなるものもいる。今回の稚魚は、志賀町の県水産総合センター生産部志賀事業所で購入した。内灘町と珠洲市でもそれぞれ一万匹を放流した。目細勇治支部長は「地道に魚を増やして、釣り人にもっと釣りを楽しんでもらいたい」と話していた。

 

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