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茨城殺傷、容疑者の母親「日本での生活に文句なかった」
茨城県八千代町で70代の夫婦が殺傷された事件で、逮捕されたベトナム国籍の農業実習生の男の母親がJNNのインタビューに応じ、「信じられない。日本での生活に文句はなかった」などと語りました。
先月24日、八千代町の住宅で大里功さん(76)が胸などを刺されて殺害され、妻の裕子さん(73)が重傷を負った事件。裕子さんへの殺人未遂の疑いで逮捕されたベトナム国籍で農業実習生のグエン・ディン・ハイ容疑者(21)の母親が、テレビ電話でJNNのインタビューに応じました。
「連絡を受けたときは信じられませんでした。今も信じられないです。誰か他の人がやったことだと思い、自分の子どもがやったこととは信じられませんでした」(グエン容疑者の母親)
母親によりますと、4人兄妹の長男のグエン容疑者は、高校を卒業後、「外国へ行って働くほうが家族のためになる」と、大学進学を諦めて日本へ渡ったということです。その後は毎日のようにベトナムの母親と電話をし、日本での生活を嬉しそうに語ったといいます。
「何も文句はありませんでした。日本のことが大好きみたいです。日本では食べ物、天気、空気など、何でもベトナムの方より良いと言っていました。日本人は優しくて親切です」(グエン容疑者の母親)
逮捕前日の今月1日の夕方にも電話で話しましたが、このときも特に変わった様子はなかったといいます。グエン容疑者と被害者の大里さん夫婦との接点は明らかになっておらず、警察が動機などを調べています。