クレーンゲームに生きた猫、梱包され配送される犬も…中国で動物へのトンデモ行為が横行

 いま中国各地で動物へのトンデモ行為が横行。物議を醸すとともに、中国国民からも疑問の声があがっている。


 ショッピングモールにつくられたメリーゴーラウンド。そこにいるのは本物の馬だ。くつわをはめられ、天井が回るとそれに合わせてゆっくり歩かされている。「馬は毎日歩かなければいけないからちょうどいいんだ」と運営者。

 クレーンゲームのケースの中にいるのは本物の猫。3匹が景品となっている。男性客はアームを操作して捕まえようとするが、猫はアームをすり抜ける。ネットでは「これはひどい」「かなり難易度が高いクレーンゲームだ」などの声があがる。


 また、露店で行われている輪投げの的になっているのはウサギや鳥が入ったカゴだ。景品となっている動物は客寄せのためにかわいいものを選んでいるといい、店主によれば「客は楽しんでくれているよ。いい金もうけ」だという。

 さらに、頭を固定されてダンボール箱に入れられたハスキー犬や、体をぐるぐる巻にされ詰めこまれたパグの姿も。なんと動物が宅配便で送られているといい、インターネットで欲しいペットを注文すると、違法業者が一般の荷物と一緒に配達するという。


 こうしたトンデモ行為は動物園でも多発。女性がラクダを触っていると思いきや、毛をむしり取りカバンに入れて持ち帰ってしまう。「ラクダの毛は痔の治療にいいのよ」。

 体をよじり頭を抱えるサル。サルの手には棒状の何かが見えるが、「激辛のお菓子をあげたら悶絶したよ」とエサを与えた客。動物園ではエサを与える行為が禁止されていても、投げ入れる観光客が後を絶たない。


 カバにポップコーンを投げ入れる観光客。カバは口を大きく開けて待ち構えるが、観光客が投げ入れたのは袋ごと。カバはそのまま食べてしまった。

 また、ワニのプールでは迫力のある姿を見ようと、男性が足を伸ばし何度も背中を踏みつける。ワニは逃げるように池に入っていく。


 中国では国際社会に配慮して動物保護の法律を作ろうという声もあったが、未だに実現していない。その理由は「動物は食用」という意識。市場でも生きたまま売られていて、どこから虐待にあたるかわからないのだという。また、「人間の健康保険や介護保険もできていない。先に動物の保護などバカげている」という声もあるようだ。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)


中国のトンデモ映像はこちら

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