@chablis777
シャブリ

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(優)ママ ほんものだ!(なつ)え…?
ほんもののお馬さんがいるよ!
ねえ ママ これが ほんものでしょ?
ほんもののお馬さんやっと見られたね ママ。
優… どうして これが本物だと思ったの?
動かないのに…。
だって…絵を動かすのは ママのお仕事でしょ?
ママ 泣かないで…。
ママ…。
♪~
♪~
♪「重い扉を押し開けたら暗い道が続いてて」
♪「めげずに歩いたその先に知らなかった世界」
♪「氷を散らす風すら味方にもできるんだなあ」
♪「切り取られることのない丸い大空の色を」
♪「優しいあの子にも教えたい」
♪「ルルル…」
(タミ)あの日は 夜に突然病院から帰ってきてね…。
退院が 来週に決まったって…。それで 待っていられなくてあの子は 絵を描きに戻ってきたって…。
(正治)したけどそんな事実はなかったのさ。
えっ?
病院に確かめたら… 来週 退院だなんて言われていなかったんだわ。
(剛男)うそだったんですか?(正治)ええ。
(富士子)どうして そんな…。
あの子は 分かったんだと思います。
自分がもう ダメなことを…。
医者は もうダメだということをいつ告げようかと考えていたそうです。
(タミ)それで あの子は最後に 家族に会いたくて…ここへ 帰ってきてくれたんだと思います。
(タミ)あの体で自転車に乗って…家族のもとへ帰ってきたんでしょう…。
(道夫)父ちゃん!(彩子)父ちゃん!
(天陽)道夫 彩子 元気にしてたか?ただいま。
お帰んなさい。お帰んなさい。
(正治)天陽は 生活のために絵を売っていましたから…天陽は 最後まで 家族のために絵を残そうとしたのかもしれません。
あの… これからどうなさるおつもりですか?
あいつが いなくなっては…離農するしかないと考えてます。
(剛男)離農ですか…。
陽平とも相談して それしかないかと…。
(陽平)靖枝ちゃん道夫と彩子のことはね天陽の絵を 全部売れば 当面の生活には困らないだろうって 画廊の人が…。
(靖枝)嫌です!
私は 絶対に ここから動きませんから!
靖枝ちゃん…。
あの人の絵も 絶対に売りません!
嫌です…。
したけど あんた どうやって…。
お義父さん! お義母さん!
あの人は ここに帰ってきたんですよ!
帰ってきたんです!
(靖枝)家族と一緒に… いるために…。
陽ちゃんは自分の畑で亡くなったんです…。
♪~
(靖枝)私には 陽ちゃんが あの日…自分の命を この土地に… 土に…命を まくために帰ってきたとしか思えません。
♪~
じいちゃん 僕がやる!
母ちゃんを助けて 僕が働くから!ここにいたいよ!
私も働く! ここにいたい!
そんな… 昔の天陽みたいなこと…。
(タミの泣き声)
それなら じいちゃんだって働くさ…。
父さん…。
この家族の言葉が…きっと あいつの遺言なんだろう。
はい…。
♪~
陽平さん…。
好きなだけ あいつの絵を見てやってくれ。
こんなふうに… あいつはずっと ここにいたんだよな。
ここは あいつそのものだ。
絵を描いて売ることもあいつは 自然なことだと言ってたよ。
自然…?
なあ 兄ちゃん。うん?
こうやって売るために 絵を描くことだって狩りみたいなもんだよな。狩り?
家族のために狩りをしてると思えばそれも 自然なことだろ。
♪~
じゃあ なっちゃん俺は向こうにいるから。
はい… ありがとうございます。
♪~
優ちゃん 頑張れ!
おっ すごい!よいしょ…。
お~ 優ちゃん 頑張れ。
♪~
(泰樹)天陽に 会いに来た。
天陽は ここにおる…。
そのことを あんたが忘れなければ天陽は いつまでも生きていられるべ。
はい…。
わしの中にも 天陽はおる…。
♪~
(天陽)<どうしたんだよ? なっちゃん>
どうしたは そっちでしょや…。
<アニメーターを辞めたいって悩んでるのか?>
うん…。
<それなら 答えは もう出てるだろう>
また 天陽君の答えを教えてよ。
<優ちゃんが君の答えだろ? 今は>
優が…?
<絵を動かすのが 君の仕事だって優ちゃんに言われたんだろ?それで十分でないかい>
だって 今のなっちゃんを動かしてるのは優ちゃんだろ?
したら なっちゃんは 優ちゃんのために狩りをすればいいだけだべさ。
狩りを?
なっちゃんはここを旅立った あの日からずっと… 俺との約束を守ってくれたべさ。
なっちゃん…どこにいたって 俺と なっちゃんは何もない 広いキャンバスの中でつながっていられる。
頑張れ!
頑張ってこい なっちゃん。
♪~
これからも頑張れ… なっちゃん。
♪~
天陽君…。
♪~
ありがとう…。
ありがとう… 天陽君。
なつよ…まだ 何も終わってはいなかったな。
うん…。


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