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【ドラニュース】

中日・梅津 祈り通じた3戦3勝 「信じて応援してました」

2019年9月3日 22時42分

9回裏、巨人の猛攻にベンチで両手を合わせる梅津

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 必死の祈りが最後は天に通じた。27個目のアウトを見届け、梅津が力強く拳を握り締めた。1987年の近藤真一(現・真市)以来、32年ぶりとなる新人初登板からの3戦3勝だ。

 「最後は少し不安になりましたけど、信じて応援してました。記録は意識しないようにしてましたけど、今は素直にうれしいです」。球団史に名を刻んだ長身で甘いマスクの新人右腕は、白球を手にはにかんだ。

 序盤から完全に試合を支配した。初回から亀井、坂本勇を連続三振。丸を三邪飛に仕留めると一気に波に乗っていく。テンポのいい投球で3回までわずか31球。力強い直球にこの日はフォークがさえる。強力巨人打線を封じ込めていった。

 最大のピンチは2点リードの5回だった。1死から連打で1点を返され、なおも2死一、三塁で坂本勇。「気持ちで負けないように」。2ストライクから三球勝負。フォークで強打者のバットに空を切らせると、大きくほえた。6回の好機に代打を送られ、5イニングを4安打1失点で降板。後続にバトンをつないだ。8月22日(ナゴヤドーム)にも対戦した宿敵を返り討ちにし、堂々の3勝目をつかみ取った。

 

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