Webセキュリティの小部屋

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公開日:2017年5月4日
最終更新日:2017年5月5日

Let's EncryptでSSL/TLS証明書のRSA鍵長を4096ビットにする方法

マストドンのインスタンス用に Let’s Encrypt の SSL/TLS 証明書を取得しました。なので 通常は Nginx になりますが、HTTPS の評価を高めるために Nginx の設定変更と Let’s Encrypt の SSL/TLS 証明書の RSA 鍵長を4096ビットにしてみます。

以下のように Certbot にオプションをつけることによってRSA鍵長を4096ビットにすることができます。

強制的に証明書を取得したい場合は、以下のように指定します。

これで Nginx を先起動すると無事に RSA鍵長の4096ビットの SSL/TLS証明書を取得することができます。

以下のような Nginx の設定(/etc/nginx/conf.d/mastodon.conf)を行うことで、SSL Labs の SSL Server Test で A+ を取得できました。対応前は Key Exchange で問題がありましたが解消されています。

Rsa03

なお、mastodon.conf の ssl_dhparam の行は、以下のコマンドをパスを合わせ実行してファイルを作成しておく必要があります。

これで、マストドンのインスタンス一覧で HTTPS の評価が Aになりました。A+ には到達できませんでしたが、下位互換を考えるとちょっと難しいと思いますので、これでよしとしようと思います。

Rsa02

また、Obs という評価項目もありますが、これは Mozilla の Observatory というセキュリティ診断サービスです。

マストドンのでデフォルトサンプルの設定だと B+ になるのですが、Content Security Policy (CSP)をサンプルに追記することで A+ になります。上記の mastodon.conf には設定済みですね。

マストドンのインスタンスを立ち上げるのはいいのですが、セキュリティには配慮してもらえればと思います。サーバーのセキュリティ設定については CentOS ですが以下の記事を参考にしてください。

■参考


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