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【芸能・社会】

草なぎ 直感型は慎吾のまね 「台風家族」公開にほっ

2019年9月3日 15時30分

映画「台風家族」公開を前に安堵の表情をみせる草なぎ剛=名古屋市中区で(橋場翔一撮影)

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 俳優の草なぎ剛(45)が3日、名古屋入りし、主演映画「台風家族」(6日公開)について「お蔵入りが一番悲しい。応援してくれるみんなが声を上げてくれたおかげなので、うれしい」とほっとした表情を見せた。共演の新井浩文被告が逮捕、起訴されたため、公開は6月から延期され、3週間限定となる。

 登場するのは、両親が2000万円を銀行強盗した後、失踪し、バラバラになった鈴木家の子供4人。強欲な長男役の草なぎは10年ぶりに戻った実家で遺産争いに突入する。「逆ギレするし、あまりにもしつこいけどブレない。最後には格好良く思えてきた」。あまりのくずっぷりに自ら陶酔した。

 オリジナル作品として脚本も手掛けた市井昌秀監督は「大ものがあえて小ものを演じたら面白いな、と思った」。草なぎに役を当て書きした。「僕のちっちゃいところを見透かされている」と草なぎは苦笑いする。

 草なぎはここ数年、脚本をあまり読まずに現場入りするようになった。影響を受けたのはあの親友。「(香取)慎吾のまねしてるんです」。器用なタイプの香取は、しっかり準備した草なぎより、何でも上手にこなすそうだ。「あいつにできるなら俺にもできる」と直感型に切り替えたという。「台風―」の草なぎも「天才なんです」と監督をうならせた。

 草なぎは、役のくずっぷりを体現したダンスも披露。自ら考案した奇妙な動きに「俺の中の振付師が出てきた」。

 

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