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【グラニュース】

藤井よ恐怖心持て 風間監督が一流メンタル注入

2019年9月3日 紙面から

MFシミッチ(後方左)やDF丸山(同右)とともにセットプレーの練習をするDF藤井=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(川本光憲撮影)

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 川崎とのルヴァン杯準々決勝第1戦(等々力)を2日後に控えた名古屋グランパスは2日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習した。会見した風間八宏監督(57)は、直近の試合だった8月30日のリーグ戦25節のFC東京戦で先制点を献上するPKを与えたルーキーDF藤井陽也(はるや、18)に言及。一流プレーヤーへ成長する三大要素として希望、自信、恐怖心の重要性を掲げた。

 もっと怖がれ。不安を抱え、希望と自信を胸に準備し、ピッチに立て。それが未来の守備の大黒柱になるための道。風間監督が期待する藤井へメッセージを送った。

 「(PK献上で)怖さを覚えて、その準備をする。希望と自信だけじゃ、ろくなことはない。自信はこのくらい、不安はこのくらい、というのをしっかりコントロールすること。それが集中力。(藤井は)淡々としてるところがある。自分をコントロールできて、本当のプロ選手になれると思う」

 希望と自信だけでは自己中心的な、単なる楽観主義者。必要なのは自己肯定と自己否定。自らを分析すれば、至らない点はあぶり出せる。それが恐怖心となり、集中力の源泉ともなるという。

 風間監督は18歳で日本代表入りし、ドイツの複数クラブでプレーした。指揮官になった今でも恐怖や不安と向き合い、付き合っているという。冗談交じりに「俺、18(歳)からずっとドキドキしているけど」とも語った。

 

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