楽天は3日から7連戦。首位ソフトバンク、2位西武との3連戦後、5位浮上で勢いに乗るオリックスと1試合が組まれている。首位まで4・5ゲーム差の3位につける中、エース・岸孝之投手(34)の出来が浮沈のカギとなりそうだ。
今季の岸は左太もも裏痛やへんとう炎で長期離脱したこともあって、中6日以上の間隔で登板してきた。だが、ここからは勝負の20試合。7連戦では初戦に先発した後、今季初の中5日でオリックス戦に先発する可能性がある。
2日は小雨の降る楽天生命パークでランニングやキャッチボールなど軽めに調整。「チームの勝利のためにベストを尽くす」と話し、空路福岡へ向かった。
平石監督は「中継ぎの連投や球数も考慮してきたが、そうも言っていられない時期になった」とスクランブル起用を宣言。もちろん先発の奮投にも期待がかかる。
ソフトバンク戦は岸、則本昂、美馬で臨み、西武3連戦をしのいで最後を岸が締める。7連戦をうまく乗り切れば、さらに熱い戦いが待っている。 (竹村和佳子)